想い出の扉

それは不意に開かれる

夕焼け空を見ていて

暮れの街を歩いていて

昔の流行り歌を聴いていて

仕舞しまい込んでいた手紙が見つかった時に

古いアルバムが奥から出てきた時に


胸の奥がノックされて

開けられた扉から

あの頃が溢れ出す

戻れない時間とき

どうしてこんなにも

愛おしく美しいのだろう


想い出という名を持つ

わたしの懐かしいあの時代は

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