泣きたくなるような夜がある
やらねばならないことは
思うように進まず
中途半端なまま溜まるばかりで
必死になってもなっても
空回りばかりで
結果はついてこなくて
おまけに指の傷は痛くて
肩は相変わらず疼く
持病の数値も気を抜くと悪くなる
なんでまたこんなことばっかりと
いつもの愚痴を口にする元気もなく
しおたれて膝を抱えて
泣きたくなるような夜がある
それでも泣けないのは
泣いてもどうにもならないことを
知っているからだ
結局、泣くよりも
何とかすることを考えようとする
まったく可愛げのないこと
泣きたくなる夜には
心のまま素直に泣ける
女でいたかったな
強いなんて褒められなくてもいいから
泣きたい時に泣ける
そんな女でいたかったな
わたし
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