あたりまえということの

あたりまえに一日が始まるということ


見ること聞くこと

腕が動き指が動き立ち上がり歩ける

触ることが出来て息ができていること

美味しく食べることができる

我慢できない痛みや苦しみがないこと


それが、たったそれだけなどではなくて

そうできていることが

どれだけ幸せなことなのかを

痛みに眠れない数日で思い知ったよ

いや前にも、痛みや苦しみがあるたびに

それは思い知るんだけれど


喉元過ぎれば、の例えのように

人は忘れてしまうから

(だから生きていけるともいえるね)

あたりまえに与えられていることを

だから、時にはこうして

しみじみと味わいたいと思うの


あたりまえにあるということの幸福しあわせ

あたりまえに一日が終わるということ


あたりまえということのいとおしさ

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