ひとのみち

人生は

上手くいくことよりも

思うようにならない事の方が

多いのではないかな、と

歳を重ねるごとに思ったりしています


他人ひとからみれば

何もかも順調にみえる人さえも

心の中のことはみえないのですから

そのひとが不幸だと思えば

それは紛れもなく辛いことでしょう


誰もが多分、何らかの荷物を抱えていて

それが大きいか小さいかよりも

心に感じる重さの方が

ひとの歩く道を

苦しくも楽しくもするのかもしれません


そんな風に思いながらも

わたしもまた、悟りきれるはずもなく

今日も今日とて溜め息ばかりついては

心配や怯えを抱えて生きていて

不平不満だってこぼしまくっています


誠に、ひとのみち、というものは

歩くに厳しいものであります

それでも目を見開いて耳をすませば

きっとみつかる何かがあるから

ひとは歩いていくのかもしれません


わたしは歩いているのかもしれません

今日も

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