第2話変わりゆく

あれから何年経っただろう

ゆきは、あの頃とはまるで別人のように変わり果てていた。

組織ではひとつの笑顔もなく冷淡で振舞う

そのおかげか、はたまた能力のおかげか、

組では副総という言わばNo.2になっていた。

最年少でNo.2

流石としかいいようがないだろう。

「おまえ、変わったな」

「え、?そーですか?」

「たまには、笑えよ。怪しまれるぞ、」

「あら、学校では。笑顔が眩しい子を演じてますから〜」

「今は、小6か?」

「はい!もうすぐ終わりますけどね」

「相談がある。そろそろ交代だと思うんだが、」

「はい?」

「来年から組をまかせる」

そう言うと組長は、にっこり笑って見せた

「まだ、お元気じゃないですか、、」

「あと1ヶ月。それが俺の余命だ。」

突然そんなことを言われ唖然とした。

「え、ど、どう言う。」

「ありがとな。」

そう言うと部屋へと戻って行った。

それから1ヶ月本当に組長は亡くなりゆきが組長に就任した。

そんなゆきのもとへ一つの依頼が来た

:⚪✕中をぶっ壊せ

それは、ゆきが通う中学校の名前だった。

友達だって同じとこに行くのだ。

波乱のスタートで始まることになった中学校、

組をとるか。友をとるか.......

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