大学時代15 2014-02-18
H7先生の授業はとてもわかりやすかったです。
浅い恋愛と深い恋愛の違いはとても興味深かったです。
それから、H7先生はこうも言いました。
深い恋愛を一度でもすると、人間が変わるよ。大きく飛躍するんだ。
芸術的な感受性が最高になる。だからね、君たちは大いに恋愛してね。と言いました。
出産を経験して子供が出来ても、飛躍的に人間が良くなるんだそうです。
溢れて溢れて止まらない、喜びの涙を経験した人も違うと言います。
それから、学生時代の恋愛は遊びみたいなもんだ。とも言いました。
お互いに自立した状態で始まる恋愛こそが深い恋愛に到達するとも説きました。
深い恋愛とは、人生の境地なんだとも言いました。そこを経験するかしないかで大きく人間性が異なると説いたんです。
その境地を100とした場合。100の人は70の人の事が分かると言います。
しかし、70の人は100の人のことはどうあがいても分からないと言います。
また、レベルの高い人はレベルの低い人とは付き合わないとも言いました。
それから、女性には男性らしい強い内面が現れるようになり男性には女性らしい優しい内面が現れるようになるとも言いました。
一言、二言が変わって来るとも言いました。
固さも取れると言っていたし、女性は声に抑揚が出て来るそうです。
女性は妊娠に安心できるとも言っていました。
それに、深い愛の態度は感情的でなく冷静なものだとも説きました。
とにかく常に、自分は相手のように思え、相手は自分のように思えるのだそうです。
ですから、自分を傷つけるようなマネは絶対にできないんだそうです。
だからタバコも吸わないし、1分1秒でも長く生きて行きたいと思うようになるのだそうです。
私は、H7先生の話を聞くにつけ、恋愛ってすばらしいな。そんな恋愛してみたいなと憧れていました。
それから、今自分がしている恋愛について、これは深い恋愛なのか浅い恋愛なのかと思案したりしました。
私はこんな恋、もう一生できないと思えるくらいの大恋愛をしてるつもりでしたが学生でしたし、彼女のパーソナリティを過大評価してる節がありました。
私が送り出す愛に返って来るものは少ししかなかったのですから、当然愛は深まりません。
ですから、今思い返せばどこにでもある初恋で、浅い恋愛のまま終わった恋なんでしょう。
ですが、私なりに精一杯彼女を想い煩った日々は青春の代償です。
一日として、彼女のことを忘れる日はありませんでした。
それはこの先何年も続きます。もしかしたら今でも、彼女を思い出さない日は無いのです。
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