大学時代10 2014-02-03

 いやぁ~寝ました。2連休から一日働いて、また2連休だったんですが一日半、ずーっと寝ました。一度ジョギングに出かけた以外はずっと引き籠(こも)ってます。


 食欲はなくならず、結構(けっこう)食べちゃってます。常識的な量にとどめて、馬鹿食いはしていませんが一向に体重は減りません。ブログの更新もお休みしてました。それでは大学3年生になった所からまた書きますので、ご一読よろしくお願いします。



 3年生になると後輩が2学年もできます。駅で見かけたかわいい人がいて最初、そのファッションに惹かれました。それで、その人が学内にいる人だとわかって写真を撮らせてくれないかと声をかけました。その人は1年生の16です。


 16に興味津々だった私は、学内で会う度、声をかけました。16はダンスが得意で、私が入ってる文学部にも興味があるようでこんなこと勉強してるよと、図書館でマドレーヌ・ヴィオネの写真集を一緒にみたり各時代の衣装が載ってるレジュメを開いて、この中でどんなのが好き?って聞いたりしました。


 私に興味を持たれてる事はすぐに気づいたようで、少し変な空気にはなったかもしれません。


 メールもしてて、「変な人ですか?」って聞かれたこともありました。


 「よく言われます。」とそう答えたのを覚えています。



 16にも2通くらい手紙を書きました。


 喜んでもらえたかどうかはわかりませんが、彼女は女子寮に住んでて、女子寮の前で、待ってた事とかあったので噂にくらいなったかもしれません。


 雨の日で16がタオルを貸してくれたのを今でも覚えています。



 他にもフランス語の授業で一緒だった17がいました。下の名前しか覚えてないのですが全然勉強がお互いにできなくて、変に緊張感がなくて、授業中に辞書を貸したりして仲良くなりました。仲良くってほどでもないですが、新入生歓迎会みたいなので一緒に吞んだ時に隣に座って話せたくらいの仲だったんです。


 そのとき、17の目が充血してて、「どうしたの?」って聞いたら「彼氏にやられた。」って言ってました。


 いい付き合いしてないんだなぁ、こんなにかわいいのにって思ってました。



 2年生の17たちが主催するイベントがありました。


 放課後残ってる2年生や1年生を見て、私たちより、活気があるなぁって思ってました。


 大学のカリキュラムもどんどん新しいものへと転換されてると聞いてました。


 私たちやその上の代にはキラキラした才能を見せる人っていうのはそれほど居なかったけど、この大学はどんどん良くなっていくなぁと思って見てました。


 10年後くらいにここを卒業する人たちの中には凄い活躍をするデザイナーなんかがほんとに育つかもしれないと思って見守っていました。



 17は一生懸命に踊りを練習してました。


 17から2枚チケットを買って、16に渡しました。


 見ておいで、勉強になると思うよって。


 私は当日、締め切りだった課題の展示会を見に行って、17の舞台を見に行くことはできませんでした。


 それは締め切りだったから仕方なかったし、代わりに16とその友達に行かせたんですが、私にいいとこ見せようと頑張ってくれてたみたいです。


 イベントが終わってから、主催者のK8ちゃんに酷い事するねってたしなめられましたっけ。


 なんて、そう思ってるのは私だけかもしれませんが…



 その後(ご)、この2人と何か進展があったかと言えば、もちろん無いです。


 16にも彼氏がいたようですし、私もこの頃1年生よりは2年生、2年生よりは3年生と、だんだん大学に行かなくなってしまっていました。


 というのは辛(つら)いんです。大学で彼女に会うのが辛(つら)いんです。


 彼女を一目見れば、彼女のことを一日中考えてしまいます。出口のない迷路に迷ってしまうようでした。


 彼女を見られるのは至福の幸せだったんですが、複雑に入り組んだ感情は、ただただ嬉しいのとは別に、切なさと悲しみに絡めとられ自由を奪われるような倦怠感も同時に催(もよお)すのでした。


 書いていませんでしたが、この頃O君はもう大学にはいませんでした。


 退学して、映画の専門学校に通い始めてました。それでも家が近くなったので以前のように親交はありました。他にもR3君が近所になって3人で集まることもあったし、O君はいなかったけど、R3君家でサッカーW杯の日本代表戦の応援を大学のみんなでしたこともあります。


 R3君とは一緒に銭湯にも行きました。R3君は肺炎持ちでタバコを吸えないのですが、タバコ吸うような不良ばっかがR3君家に集まってみんな玄関に追い出されて吸ってたのを良く覚えてますね。


 あと、この頃1ヶ月しか続かなかったんですけど武蔵小山のフレッシュネスバーガーでアルバイトしました。


 結構(けっこう)可愛がられて、私も続けられそうだったんですが店長が変わってしまって、次に入った店長がバイトの先輩よりグズグズする使えない若手社員で、バイト内の空気も一変してしまったんです。


 それで、あるとき急にバックレてそのバイトはおしまいでした。



 高校生の頃もそうでしたが、アルバイトをするのはいいですけど、辞める時とか、辞める理由とかが、人間関係だったり、酷い辞め方だったりして、若いからある程度許容されることもあったかもしれませんが、今思うと本当に酷いです。だから良い所で働けないし、働いても続かないしが延々(えんえん)と続くんだと思います。働くってことがどんなことかわからないってことでは無いのですが、若いことに甘えた、駄目な男でした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る