大学時代3 2014-01-25
ただいま帰宅しました。二連休もあっという間に終わってしまってついにブログ更新しませんでしたね。アクセス数も下り坂です。
でも更新すると一定数の伸びはあるんで、更新の度にチェックしてくれてる人が何人かいる計算になります。
どこのどなたか存じませんが、多謝です。ありがとうございます。
さて、私の大学時代ですね。
書くのが少し辛(つら)いんです。大学時代が一番楽しかったけど、一番辛(つら)い思いもしました。
感情の振れ幅が大きくて、私の命が大きく震えた年月です。
モデルになってくれと懇願して、憧れの女性とコンタクトを取ることに成功した私でしたが、夏休み、それから文化祭にかけて、自分にできる全てを後悔しないように取り組みました。
まぁ、出来映えは甘く見積もって80点くらいだったかな。
文化祭の佳境に迫って来た頃には大事な授業をサボったりもしました。
この頃から、サボり癖がついて、どうせ進級ギリギリなんだからと学習意欲が落ちていったあたりでもあります。
説明会と称してウェンディーズで二人で食事もしました。
14とも彼女とも食事しました。
お金が足りなくて少し奢(おご)って貰(もら)っちゃったんですよね。
それからウェンディーズが好きになってよく2階で食べましたっけ。
彼女の衣装は2枚のパターンで作った右袖と左袖がくっ付いてる服でした。
まぁ、裏地も何も無い本当衣服とは呼べない衣装でしたけど14には浮浪者のような格好を泥で汚した生地で作りました。
パトリス・ルコントの『歓楽通り』という作品にインスパイアされて人が死んで天に旅立つ姿を綺麗に捉えたかったんです。
音楽はレディオヘッドの『ザ・ベンズ』から1曲拝借してまとめました。
でも小道具に使う天使の羽と浮浪者を包む布に苦心しました。
イメージでは汚い毛布を被って倒れるところに彼女が現れてその布を剥ぐと綺麗な模様が浮かび上がって14の後ろ姿には天使の羽が生えている。という流れのステージだったのですが、なかなかうまく表現できずに当日ギリギリまでかかりました。
他のメンバーにも手伝ってもらったし、それより何より彼女の衣装のボタンをつけ忘れるという大ハプニング。
彼女は小さかったので腕などは採寸させてもらってSサイズで作っていました。
けど肝心の止める作業は家ではなかなかできなくて、本番まで忘れていたんですね。
胸に当たる一カ所に留め具がなくて、14にわざと忘れたんじゃないの?なんてからかわれながらも、ピンで止めさせてもらいました。
細心の注意を払って、生地にしか触れないで、ピンは彼女の体に刺さらないように誠意を込めて留めました。
そんなハプニングにも彼女は動揺することなく、嫌な顔一つせず最後まで付き合ってくれました。
特に長々と話す機会があったわけではありません。
でも彼女を見る度、挨拶を交わす度、一言二言で、彼女にぐんぐん引き込まれました。
実はこの文化祭が終わったら告白しようとしてました。
でも彼女にするか14にするかで最初は揺れたこともあったんです。
14はとても奔放な性格で裏表がなく、14も素晴らしい人だったんですがショーを演出していく上で、献身的な彼女に心は奪われました。
服を作るのに役立てるからといって、二人ともスナップ写真も撮らせてもらってたんです。
夕暮れの屋上でピンぼけした写真が彼女を撮った唯一の写真で今でも後生大切にとってあります。
衣装を頑張って作ってる最中、聞かなきゃよかったのに私は彼女に聞きました。
彼氏いるの?って当然のようにいるって答えました。
なんでも社会人の彼で、海の家で写真を撮ってもらって、その写真を家に届けてもらったのが縁で付き合い始めたらしく、親も気に入ってると言ってました。
彼女は長女で下に弟さんが二人いると言っていました。
私も彼女もサッカーが好きで、その辺はとてもいい共通点だったんですが…
ショーが終わって、撮った写真と手紙を添えて、モデルになってくれたことを労いました。
そこには恋心は伏せて、写真に映るあなたより、実際はもっともっと綺麗だよって書きました。
14には東京を散策してる頃手に取った綺麗なピアスをプレゼントしました。
あ、やっぱりピアス開いてるね。こないだはどうもありがとうって言って。
この頃になると、クラス外の生徒とも仲良くなり始めます。
成績ではまたしても随分と遅れをとってしまいましたが、気が抜けて楽になった私をO君は好もしく思ってくれていたようです。
なんかとんがってたのが抜けてゆるくなったって言ってました。
奥田民生みたいとかって言ってましたっけ。今考えると笑えます。
青春真っ只中でした。私自身もこれは青春なんだ。
一分一秒無駄にしたくないと、休みの日は美術館に出かけて渋谷で映画を見て、アクティブにいつも動いていましたね。
特に洋書なんかに興味が出て、1冊1万円とか高いのに、もうこの写真が見れなくなってしまうと思うと惜しくて、よく本を衝動買いしてました。
感受性をめいっぱい磨いていました。
いろんなものがキラキラして見えて、何もかもが刺激的でした。
まるで天の川に浮かんでるみたいに何もかも輝いていたんです。
いつかは私も太陽のように輝く日が来ると思ってました。
流れ星になって一瞬強く輝いては、消えてなくなってしまうだなんてその頃は思っていませんでした。
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