大学時代2 2014-01-23
帰宅しました。細かい雪が降ってましたね。ここのところ寒い毎日ですが大丈夫でしょうか?
私は布団に包まってる時間が長いですね。食べてすぐ寝るので太るわけです。
大食いはしなくなりましたけど、痩せないですねぇ。まぁでも明日から2連休ですよ。
病院にも行きますが、好きなだけゆっくりできます。
まぁ、これといってすることがないから、パッとしない休日になるのが常なんですがね。
大学時代の話ですね。
大田区の鵜の木(うのき)という所にアパートを借りて、多摩川線沿いで多摩川がすぐ近くにあったのでよく河原を散歩しましたね。鵜の木(うのき)にいる頃は自炊したりしたんで、よくスーパーの近くにある個人商店で安く買い物して家計を浮かせてたりしました。
家計簿も一月(ひとつき)か二月(ふたつき)くらいつけて、家計のペースを把握して堅実に暮らしてました。
大学生になって嬉しかったのは18禁が見れるようになったこともあってよくレンタルビデオ屋に行って、エロいのと真面目なのを両方借りて見てましたね。
そのうち、エロいのじゃなくって、真面目な映画にハマって行きまして『ポンヌフの恋人』とかを見て、これだ。これなんだ。と一人で興奮してましたね。
まぁ初めての一人暮らしということもあり、親のありがたみが骨身に沁みて感じられるようになったというのもあるし、親の監視がないので自由にできることも増えて来て、楽しいのもあるし、なんにしても心は随分(ずいぶん)と成長した時期なんじゃないでしょうか。
サークルを掛け持ちしてたと書きましたが、一番、活動的だったサークルは○○部という、ファッションショーを企画して執り行うサークルでした。
新歓の飲み会があったりして、女子の先輩にチヤホヤしてもらったり、もうあんなこと一生無いでしょうね。
この3人の中で誰が一番タイプ?とか聞かれたりして、ちゃんとこっちが酔ってから、そんなこと聞かれたりするんです。
その時いた、14と私はなんだか馬が合いました。
夏休み明けの秋口に文化祭があって、そこでショーをすることになっていたのですがモデルに14になってもらいます。
正直タイプでした。少し誘惑的な香りのする刺激的な女性でした。
もう一人を誰にしようかと悩んでいた頃です。
本末転倒になりますが、ここで私はかねてから気になっていた女性に声をかける決心をします。その頃はまだ名前も知らず、校内で見かけるたび、見蕩れていた背の低い女性です。背が低いのはモデルとしてはふさわしくないのですが彼女のイメージが私の全てを掻き立てました。
よく、デザイナーにはミューズという、インスピレーションを与える特別な女性がいますが私にとって彼女はそんな存在でした。
彼女に出会って私は初めて恋というものの、儚さと切なさとどうしようもなさを経験します。
感情という感情の全てを経験するのです。嫉妬や憎悪まで全て。
彼女が私の視界に初めて入った時から既にこの恋は始まってました。
すれ違った彼女を振り返って目で追って、吹き抜けの渡り廊下の光が彼女を照らすのを緑色の風が、柔らかく吹き抜けていったように感じていました。
一目惚れでした。それから、経済の授業が一緒なことに気がついて、すいませんあなたを見てるとたくさんアイディアが湧いて来て、なんて言って声をかけました。
恥ずかしい、なんて足早に言いながらも、すぐに携帯番号を教えてくれました。
それからコミュニケーションを取るようになります。
モデルの仕事も快く受けてもらいました。
私の人生で最良の時でした。
もし、時間が元に戻せるなら、あの頃に戻りたい。今でもそう思います。
彼女は可愛かった。誰よりも可憐で、私にとっては高貴な存在だったのです。
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