少年時代2 2014-01-08
ただいま帰りました。今日は夜勤で夜2時までの仕事でした。
でも午後の10時からなんで4時間しか働いてません。今日もしょぼいです。
テレビはテレビショッピングの時間です。今日は火曜だったからロンハーあったのかなぁ?
あれば見たかったですね。でも今日も仕事ギリギリまで寝てました。起きて10分で用意してバタバタな始まりでしたけど、ようやく一息つけました。
さてさて、少年時代ということで小学生の頃の話ですね。
思い返せば小学校時代が人生で一番頑張ったかもしれません。
3年生になるとJリーグが始まりまして、さらに言えばサッカーW杯アメリカ大会があった時期です。
それまではゲームでキャプテン翼なんかをやってただけだったんですけど本物のスーパープレーをテレビで目の当たりにして心奪われました。
私もいつか、あんな芝生の上でプレーしたいと気づけばサッカーにのめり込んでいました。
休み時間もサッカーボールばかり追うようになって相手がいなくても一人でずっとボールを蹴(け)ってました。そしたら違うクラスのT4が一緒にサッカーしない?とスポーツ少年団の存在を教えてくれて、それからスイミングを辞めてサッカーを習いに行くようになりました。
それからは頭の中はサッカー、サッカー、サッカーで美術の彫塑もサッカーで手芸の内容もサッカーボールで、とにかくサッカーのことしか考えてませんでした。
Jリーガーになるには高校サッカーで優勝しなきゃいけないからサッカーの強い東京の高校に行かなければならないと、サッカーのために勉強にも本腰を入れるようになりました。
3、4、5、6年生と注げる時間は全てサッカーに充て、日誌をつけて今日は何がダメだっただの、何分間この練習をするだの、分刻みで2時間~2時間半の練習を放課後するようになりました。
家では進研ゼミと算数を中心に勉強もして毎日筋トレもやりました。やり過ぎたんです。頑張り過ぎでした。
成人にも辛いようなタイムスケジュールを若干10才やそこらの少年が毎日必死に熟(こな)していたんです。6年生での成績は1、2、3学期全てオールAでした。
誰もそんな子についてくる子供なんていません。友達と仲良く遊ぶなんて悠長(ゆうちょう)なことしませんでした。
本来はそういう時期なはずなのに、なんだか曲がりくねってしまったんですよね。
6年生の最後の方は浮きに浮きまくってて、寂しいというか孤独な感がありました。
人付き合いが苦手になったのも、他人と自分は違うんだっていうことを意識したのもこの頃でした。本当はみんなのように遊びたい。でもそういう素直な子供らしい心は将来のためと心を鬼にして捨てて、しゃにむに頑張った3年半でした。
この頃、父の仕事が仙台に決まり、祖父母との生活に嫌気が差していた母と私は仙台でまた核家族で住むことを決心しました。姉だけは反対でした。
高校受験を2回もしなきゃならないし、姉なりに築いた交友関係を失いたくはなかったのだと思います。賛成多数で、ということもないですが、仙台に越すことが決まりました。
その春休みのことです。頑張ってたご褒美(ほうび)に、応募で外れたジーコサッカーキャンプに母が大枚はたいて行かせてくれることになったのは。小学校6年生でしたが1週間のブラジルキャンプです。
本当にサッカー選手になりたかった。頑張ればなれると信じてた。
でもジーコには会えないと泣いてたので頑張ってた私を見るに見かねて母が行かせてくれたのです。
全国から集まった参加者の中で小6だったのは4、5人居てすぐに仲良くなって楽しい旅行でした。
ジーコに何回もサインをもらったし、ジーコに練習を見てもらいました。
練習メニューを盗んで持ち帰ろうと宿舎につくとメモしてました。
でもジーコに練習を見てもらったからってうまくなるわけじゃありません。
特別なことを教わったわけでもありません。ジーコの教えで頭に残ってるのはフェイントの練習というのは無い。ということくらいでした。
ドリブルで相手を躱(かわ)す際、フェイントを用いるのではなくて、その場で自然に動いた結果がフェイントになるのだ。というものでした。だからフェイントをわざわざ練習するということは無いのだそうです。
練習の中でも特にドリブルやフェイントに力を入れていた私には喜ばしくはない指導でした。
なんだか無駄なことに時間を割いていたようで残念だったんです。
ボールを2つ以上使ってリフティングするのも珍しい練習でした。うまくはできなかったですね。
現地の子と試合もしたし、3部リーグのジーコのチームの試合も観戦しました。
マラカナンスタジアムにも入ったし、一日観光もあってあの山に聳(そび)えるキリストの像も見てきましたよ。
あと飛行機の中で同い年のH2君に、女の子にはお尻以外に男の子のチンチンが入る穴があってそれで子供が産まれるんだよ。なんて、旅行でもしないとしない話もして、それでかと妙に納得して男女の営みを初めて知った旅行でもありました(笑)
なんにしても頑張った小学校生活の締めくくりには最高のサッカーキャンプでした。
母には感謝感謝ですね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます