第51話 ボーリング大会

新島村は、歌の題名を言いたくないというより、まず一緒に服部とカラオケ🎙️という個室で一緒に過ごしたくなかった。そんな戸惑いをしているのに、服部は全く感じようとはしなかった。


「結構、みんな参加したら一生懸命やるのよ。参加したらわかるわ。でも矢澤施設長、歌🎤上手いのよ。あの人、絶対裏で遊んでるわ」

服部は、何の根拠もなく矢澤施設長の事を遊び人だとそう断言した。服部が、トロミが付いたスポーツドリンク🥤を谷河のテーブルの前に置いた。


「新島村さんは、東谷理事長と会ったり、話した事はあるんですか?」

横森が帰りの準備をしながらそう訊ねた。

「今までに?」  

少しその質問に驚きながら、顔の前で右手を素早く左右に手🖐️を振った。

「ない、ない」

新島村は、全否定した。


「じゃあ、ボーリング大会🎳に出た方がいいですよ。全施設が来るし、また理事長と話しがしたいのならね。理事長は、少なくとも懇親会には絶対に参加しますから、いっそのこと、日頃の不満をぶつけたらどうですか?給料💰をもっと上げろ!とかww」

そう言って笑った。

「えっ?!何でよ。そんな事言える訳がないでしょう?横森君が言ってよww」

「俺は今の給料💰で何の不満もないですよ。新島村さんが時々こぼしているからさ。夜勤手当が付くから夜勤やりたいって」


「明日から夜勤するから」

新島村が、笑顔で解決したといった表情を見せた。

「ああっ、そうでしたねww」

「ボーリング🎳か。以前も参加してないんだよね。下手だし」

レクリエーションに初参加なのに、更に施設の対抗戦してボーリング大会🎳に参加するのはハードル高すぎて気が引けた。


「各部署、2グループ4名出せるから、小規模2グループ、グループホーム2グループで、そこに各グループが、自分たちのグループを自ら応援する応援団を組織しないといけない。その応援合戦が昼からあるんですよね。勿論、優秀な応援には金一封が出ます。会社としては、その金で慰労会を開き、施設の親睦を計って欲しいと思っているようですよ」

「ボーリング🎳レクリエーション、ボーリング大会で丸一日参加ですか?」


「昼食もボーリング場🎳の一室借りてしてくれるし、昼に参加出来ない人は、夕食後の懇親会に参加してよねってなってる」

「ボーリング場🎳もセットにして平日は客が来ないから少し安くしてくれるそうよ」

服部が、ニヤリと笑いながらそう言った。

「だから、少し安くなる平日にやるんですね。でもね、僕はボーリング🎳上手く無いからなあ」

新島村が眉間に皺を寄せた。


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