第21話 上級魔法

「あれは、.......あれっていうのは、上級隷属魔法のことよ、」

言葉をつまらせながらミューは答える。

「上級隷属魔法?」

ミズキが聞くとリョーが答えた

「できる人は限られてるんだよ君も、隷属魔法は知ってるだろ?」

(隷属?あ、あれか?)

「あ、紫の実の?」

ミズキが聞くと

「そうだ、それ、それは、初級隷属魔法だ。

上級は、すこしむずかしくてな。」

リョーは何かを考え始めた。

「上級だと、何が違うんですか?」

ミズキが聞くと今度はミューが、

「全てが一体化できるの。はいろうと思えば相手の視覚、聴覚その他もろもろね、」

(え、なにそれ、やば!?)

「ただ一つ痛覚は喰らわないけどね」

(なるほど。)

「どうやるんですか?」

ミズキは、珍しくどんどん質問をする。

「それは、、魔法陣を書くの」

ミューは困ったような声で言う。

(魔法陣?え??かんたんじゃね?)

「そんなに難しんですか?」

疑問に思ったミズキが聞く。

「この世で魔法陣を書くのは、ものすごく難しいのよ。かける人なんて、めったにいない。」

(そうなのか。)

「書いた人が隷属することになるんですか?」

「そんなことないわ、書いた人だけじゃなくてその人が決めた人ならなれる。」

ミューも何かを考え始めた。

「書き方とかないんですか?」

リョーが、立ち上がった後ろの棚から本をだす。

「これに書いてあるよ。」

そういい本を渡した。ミズキは、本をだす。

「簡単そう.......」

ボソッと、呟くミューは、驚いた顔をして言う。

「そ、そんな訳!?やってみなさいよ。!」

紙とペンをもらい本を見ながら書いてみる。

「できた。」

数分後出来上がった魔法陣をミューに見せる

「、で、出来てる。」

確認のため小動物を置いて呪文を唱えた。

「で、できた。」

ミューは、ほんとに驚いたように言葉を放つ。

「これなら.......」

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M〜転生に憧れたドMの隷属転生物語 インディにぃあん @chimasann2004fy

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