第80話 ドラゴンなの?勇者なの?
鳥用のゲージに入れられたぴーちゃんが副店長と何かお話しています、けど俺は聞こえないフリーをするのです。
「ンミ?」ぴぃはなにしてるの?
はは修行だよ、あの子、録に練習してないから、副店長にお任せしたのよ?
「ンミィー」だいじょうぶなの?
大丈夫です、にぃにを信じて!
「ミッ!」にぃにはてんさい!
ふははは!後は俺たちの連携ですね?って何をどうやって連携したらいいのかさっぱり、俺達はペットですよ?
(要はさー打って引くみたいな?なんだっけ……ほらそんな感じ?)
お前も素人やんけ!
(そらそうでしょ!何であたしが戦闘なんてすんのよ!神様なのっ)
チッ人に押し付けてばっかりで何も出来ない係長代理みたいな奴だな、そんなんだから何時までも代理のままなんだよ!!
(意味わかんないしっ)
出来ない奴の出世は無理って話だっけ?
(ドラゴンー!)
此処の冒険者って凄腕とかいないの?症候群連中しか居ないのー?
(さぁ?)
仕方ないギルドブッパするか。
(何でそんな話になったし?)
生還出来たら出来る奴的な?
(命を何だと思ってんだ!)
お前らのが雑だろ、勇者ほいほいして生きるか死ぬかゲームしてんじゃんー
(そっそんなつもり、ない!)
事実を受け入れたまえ、神よ!
(人間の運命を握る神、もてあそんでいる?いや、これは仕方がない事!犬に洗脳されるな!しっかりしろ!自分っ)
仕方ないで済めばぽぅりすぅは必要ないんだよ!
「きゅーちゃんー練習は?」
ほんとだよ!どうすんだよ、無計画杉。
「ミーミーィ」みぃさくせん、あるのー
なっなんですと!教えて?
「ンミ?ミー!」みぃとね?にぃにで、めておぶっぱするの!
さっ最高じゃねーか!!何で思い付かなかったし!
(おいぃー!また崩壊させる気なの!?)
おい会長さんよ?みーちゃんの意見は却下なの?それでいいの?会長さん?
(えっ!……みーちゃんの作戦……)
貴重だよ?みーちゃんが意見出すなんて!いつか壊れるんだから、今壊してもいいじゃん?崩壊しても直せるんだろ?却下するの?みーちゃんが可哀想……。
「ンミ?」きゃっか?
(はっあんー!葛藤中待って!まって!)
おいおい、みーちゃん飽きて神様の事なんかすぐ忘れるよ?そんな存在でいいの?
(そっそんな!許せない!自分が許せない!そう!私はみーちゃん愛好家!ファンクラブ会長!それを却下するなんて愚かでしょ!?)
全くだよ!失格却下資格無し!!
(そうよー!やるのよ!メテオぶっぱしちゃってよ!許しちゃうぅ!!)
「先輩……もう駄目なんですね……」
お黙り!
作戦決まった!みーちゃんと俺でメテオぶっぱ!で?ポンコツは何をするの?
「え?私は何したらいいんですか?」
いや、考えろよ、もしダブルメテオが効かなかった場合どうすんの?最悪死ぬよ?
(みーちゃん死なせたら一生許さんぞミネルバぁー神の呪いじゃ!)
「ええっ!?神同士で呪いは効きませんよ?」
(例えだよ!それくらい恨むからなっ)
「無茶苦茶ですよー……私に出来ること?ヒールぶっぱ?」
何を楽にしようとしてんだよ、戦いだよ?ドラゴンさんだよ?ヒールぶっぱで許される?
「じ、じゃあ……私もメテオぶっぱ!」
……何かアレじゃない?ツマンナイ作戦になるな……
「ミー?」そざい?はいいの?けすの?
あっ!そうだ何のためのダンジョンだ、素材が高値で売れればそれなりになるはず!
(倒すだけでも報酬は出るじゃん?それじゃ駄目なの?)
えー?みーちゃんが一生困らないお金を作るのよ?それだけで足りる?
(おおう、そっそうだ神じゃないんだからそうだよね、お金は必要!)
「ンミ?」のうみそぱーん?
うーん、ドラゴンまでいくとさすがに雷だけでパーンは無理かな?
「ンミァ」あたまとからだはなすの?
ん?頭と体離す?首切りって事?中々物騒な方向に行ったねーでもありかも?でもどうやるか、が問題、ドラゴン用のギロチンなんてないもんなー。
「きゅーちゃんなら魔法弄って何か出来そうな感じするんですけど、地球ってかがく?の世界なんですよね?」
科学ね?俺勉強からっきし駄目なんだよなー科学なんて専門外だよ。
物理的にギロチンを作るとか?
「ドラゴンのですか?流石にそんなのあったら結構な攻略の数になりません?」
あれ?ポンコツがまともになってきた。
「一生懸命考えてるからですぅ!」
首切りーハラキリーサムライーおうニンジャー!何か出てきそうで出てこない……
魔法ってそんなに弄れるもんなの?
(まぁ使い方次第?幾人かの勇者もよく分かんない事してたから、独特なんだろうなって。)
独特……科学……つまり魔法を科学にするって事だろうな?首切りの科学…
「あ、みーちゃんが寝ちゃったー」
起こすなポンコツっ
「分かってますぅ……」
んー何か思い出せそうで思い出せない!もやもやするー!遊んでリセット!!
「あっ!きゅーちゃん!」
(まぁいいじゃん、犬なんだからー)
「先輩がここまで協力するのって本当にみーちゃんが居るからってだけすか?」
(そうだよ?他に何かあるの?)
「え……べ、別に……」
(あんただって愛し子の犬が困ってたら神様の力使っちゃう自信あるんじゃないの?)
「きゅーちゃんが?……窮地に……!それは使いますよ!愛し子なんですから!」
(それそれー同じじゃん?)
「でもみーちゃんは私の神子ですけど…」
(ハッそんなの関係ない程ラブイのよ!)
「そ、そですか……はは。」
「はい、それでは復習しましょう。」
「ピィー」ゆうしゃは、ほろべ
「他にもありますよね?」
「ピ」ゆうしゃは、いきるかちなし
「ちゃんと言えてますか?嘘をついたらお仕置きですよ?」
「ピッピー!」ちゃんとやってるー!
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