第58話 レアスキルゲット

 朝食を食べていざダンジョンにーって、アドリアナぱいせんー早くポンコツの職決めて?


(わかってるの、でも魔法使いだけでよくない?)


 なら踊り子付け足してもいいじゃん?


(何でよ、むしろつけない方が安全でしょ!)


 ほむ、ダンジョンに役に立つ職業……?そこら辺の冒険者鑑定して回ろう、ポンコツが魔法使いだけでボッチになってもいいヤツ。


「見捨てる前提のお話なんですか…」


 別に?お前が何やらかすかわからんから……用心だよー?


「そうなんですね!優しいぃー!」


(話はちゃんと聞けよ?貶めてるぞ?)


 ふむふむ、ダンジョン付近で探してみるが大抵が剣士とか魔法使いばっか、レアで笑えるのないかな?


(話変わってるんじゃん!)


 わーレア凄いね!って言われたいだろ?


「そうですね!」


(振り回されんな!!しっかりしろー!)


 探してる間に入り口付近になってしまった、つまんない職しかないなー。


「すいません、そこの人?」


 ん?勧誘ですかー!乗りません!


「乗りません!」


「いや、何が?ペットは困ります……テイマーさんですか?」


(そ れ だ!)


 えー!ツマンナイツマンナイ!


「ミァー」つまんないー


「ピィ」なんでもいいしポンコツていまーでいいし


(テイマー!付与!)


 んあっー!やだやだー!ペットはポンコツなのに!おかしいだろ!


(……あれ、何でだ……)


「職業が追加されました!変なのついてます?何ですかコレ」


 え?鑑定さん!


名前 ミネルバ

種族 人間(爆)

性別 女性

ステータス

Lv50

HPlv5000

MPlv1000


能力 攻撃魔法lv50 ポンコツテイマーlv1


 ぶぎゃー!!ポンコツ付いたレア!


(なんでだ!?また言うこと聞いてない!)


 いいじゃん、レアおめー!


「有り難うございますっ!!」


「何がですか?あの聞いてます??」


「え?はい!ポンコツテイマーです!」


「……え?テイマーなんですよね?」


「レアなポンコツテイマーです!」


「そ、そんな職あったかな……まぁテイマーなら、いいですよ、ダンジョンに入りますか?」


 いこうぜー!


「はい、いこうぜー!です!」


「……すいません、ギルドカード拝見出来ますか?」


 警備の人だった、仕方ない四枚出す、ほらよー!見ろや!


「四枚?……なんで犬が持ってるんですか?管理は人間がしないと……」


「無くす自信が有りますっ」


「……ペットのがしっかりしたテイマーですか……ってあれ?動物も冒険者!?」


「そうですよ?神が決めた事です、ちゃんと登録しましたよ?」


「えと、お連れは本当にペットだけでいいんですか?他に頼れそうな人とか居ますよ?探しますか?」


 心配されてんじゃねーよ!いいんだよ!ぶっとばすぞ!ごらー!


「ミッ!」みぃのやくめ!


(するなし!みーちゃん落ち着くし!!)


「大丈夫ですーきゅーちゃん達がしっかりしてますー!」


「みたいですね……分かりました、あんまり奥に行かないで下さいね……心配なので」


 行くけど、行かないフリしろ。


「行かないです、行きますけど。」


 ……話聞いてる?


「どっちですか!?」


「行かないですっ!!」


「は、はあ、ではどうぞ……」


 最早回りの冒険者が引いてる、仲間なんか望めないで?


「行ってきますぅー」


 ダンジョンーいえいー!


「ミィミー!」いえいー!


「ピィ」いつもじかんかかるのたいへん



「入り口が有りません、どうするんですか?魔法で壊すんですか?試練ですか?」


「全然違いますよ!止めて下さいね!入り口に水晶があるのでそれに触ると転送されますから、変なことしないで下さいね!!」


 ほうほう、届かないよ?


「届きませんー」 お前じゃねーよ。


 ほら、みーぴー合体してお触りしますよー、乗ってくださいー。


 伏せるとみーちゃん背中にぴーちゃん頭に合体!ほら、持ち上げろポンコツ!


「あ、はい、どうぞ!」


 持ち上がったのでぴーちゃんから……は届かない、ポンコツ!ぴーちゃんを水晶に乗せろ、その後俺とみーちゃんで最後ポンコツな。


「了解ですーぴーちゃんのせますー」


「ピィー!」ざつなにぎりかたするな!ポンコツー


「すっ、すいません!!」


(お前に似てきたじゃん……手遅れだよ)


 俺の背中を見て育つんだ子供ってのはそういうもんだ、だからみーちゃん背中を見てないで水晶に触って?


「ンミ」そうだったのー


 順番に触ると触った順番にぽわっと転送される、あれ?ぴーちゃん真ん中のがよかったな、にぃに反省。


 最後にポンコツが転送される、よーし冒険だー!


「ミィ?」合体のままがいいのー


 せやね、よしよし合体しましょ。


「いいなー乗りたいー、一緒がいいです」


 常識位覚えて?俺に乗れる訳ないだろ?


「へへーそうでした!」


 もう、置いて行こう、トテトテー


「あっ待ってー!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る