第34話 チート炸裂(微

 と、言う訳で、チートすぎるチートをゲットした訳てすが、正直普段の生活で使わないのよね?意味あったかな、いや、あるハズ。


 みーちゃんもぴーちゃんも同じ数値にしてもらったよ、どうせなら?バラバラになった時が一番恐いから、はぐれたら無敵の転移でにぃにの所に来なさいとは言っておいた。


(はぁー……計算までポンコツとか想像してなかった、あたしの落ち度だわ!)


 そーですねー


(イラッ)


(すいませんー先輩、でもでもきゅーちゃんなら絶対おかしな使い方しないと私信じてますから!から!)


(あーはいはい……もう過ぎた事だって)


(お父様に顔向け出来ません…… )


 二度と会わなければおーけー。


(殺生な!)


 尻拭いはてぇめーでしろよ?俺は助けないから?みーぴーもな、巻き込むなよ?


(あたしも責任ないから、うん。)


(ひーん!!)


 

 そうだ、ぴーちゃんが餌があんまりないって言ってたよな?何かチートで出来ないかなー?探す探す……本当に多くて面倒だわ。


(そ、それじゃあ、地球産の餌がとか?召喚してみたら……どうでしょうか?)


 え?召喚ってそんなこと出来るの?


(チートが爆発してるんで…………)


 本来なら出来ない訳な……


 地球産の鳥の餌か、結構種類あった気がする、でもメーカーとかは分かんない……


(そこが!馬鹿チートの出番よ、多分鳥の餌ーでも来そうな気がするわ。)


 おお、馬鹿チートとはナイスネーミング


(うぐぐっ……何もかも反論できなぃ)


 よし、地球産の鳥の餌カモーン!


 地面がフワッと光った、アニメで見る魔方陣ぽいのが描かれる、おー!なにこれ!感動しちゃう、リバイアさんとか召喚出来そう。


 フーッと消えた所にパッケージに日本語で書かれた鳥の餌がポツンと落ちている、で、出来るのもちょい引くな……


 咥えてぴーちゃんの前に置いてみる、これ食べてまる?美味しいかもよ?


「ピッ?ピピッ」おいしい?たべたいっ


 おー!袋を爪でシュッと切る、お?小分けタイプ、ナイスだ、小分けの一袋を爪で切って食べさせてみる、どーぞ!


 ぴーちゃんが袋の中に顔を突っ込んで餌を啄む、何かヒヨコがチマチマ食べてるの見るの意外とほっこりするのねー。


「ピッ!!」おにぃ!これおいしいの!


 きゃー!!感動よー!普段クールだからはしゃいでるとにぃに嬉しいのー!!


 ツツツツツツと猛烈に食べるがお昼終わったばっこりだから、ちょ!自制しよう?


「ピ!ピ!ー」なんでいじわるいうの!


 うぇー!そ、そんなつもりじゃ……


「ンミー!ミッミッ!」にぃにのいうことはぜったいなの!だからだめなの!


「ピッ?ピー」なんで?おいしいからいいとおもったのー


「ンミィー!」そんなんじゃ、やきにくていしょくになれないの!


 みーちゃん……ええ子や、焼肉定食はいかんせん鳥なもんである意味恐い。


「ピー……ピー?」わかったの、でもえさははこれから、これがいいの……


 おおー分かったよ、マドロンさんにお願いしておくし、もっと種類あったと思うから色々試そうね?




「ん?なにこれ?見慣れない袋に文字……何だろう?鳥の絵が書いてあるけど?」


「あれ本当ですね、誰か放り投げた?」


「えっ!まさか……冒険者が毒入りの餌をっー!許すまじっ!!」


 テトテト歩いて誤解を解かなければギルドに乗り込みそうだ、マドロンさんなら突っ込んで行っても問題ない気もする、暴走するから?二人の所に歩いて行って、地面をテシテシ。


「ん?何?お願いモード?ブラッシング一番にしたいの?珍しいー!」


 ちゃうわ、みーぴー姉妹が優先だごら!座った膝に軽く犬パンチ!ぐぅ言うて倒れた。


「成る程違うと……なんでしょう?」


「私が生け贄ー!?」


 袋を軽く叩いて、ぴーちゃんを咥えて持ってくると袋に乗せる、理解しろ。


「……中は?……あれ?鳥の餌っぽい?」


 そーなんです、コクコク。


「んーぴーちゃんの餌はコレ的な感じ?」


 分かる店員じゃないか、コクコク。


「……どこから持ってきたの?家のじゃないよね?文字も解らないし……店長?」


「え……きゅーちゃんがいいなら良いです。ですよね!?」


「おい、ご機嫌で適当に済ますなよ?」


 店員さんがキレた、どうしよう?殺っちゃいますか?じゃねーや、もう俺が普通って認識壊しちゃおう!


 召喚ー!鳥の餌ー!


 ぼわーっと魔方陣が出てきて光る。


「うえっ!!だ、誰かに攻撃される!」


「ちょっ落ち着いて!きゅーちゃんの手見て下さい!そこから出てる!」


 光が収まると同じ袋の餌がポンと置かれている、よし、二回目も成功!


「……え?え?今のきゅーちゃんがやったの?魔方陣って……」


「まさか魔法が使える犬とは、喜んでいいのか、恐ろしいと読むべきか……」


 俺は平和主義です。


 ぴーちゃんが美味しい餌がまた来たのをポンポン跳ねて喜んでいる。


「ピッピーー!」たべほうだい!


 ちゃうねん、駄目だからね!おデブになりたいの!?にぃに、悲しいよ!


「ピッー」おでぶ……やだ……


 やはり女の子よ、太りたくはないよね?


「つまり、今のはぴーちゃんの餌で、ぴーちゃんが喜んでるのを見ると、その餌がいい、と。そんな感じですか?」


 そうですー!コクコク


「えーっ!家の餌も好評だよっ!」


 膝に犬パンチ!懲りない女だ。


「んぐおーー!!殺生なー!!」


「店長…………はぁ」


「分かりました、きゅーちゃんが出した物だし安全なんですね?ならいいですよ。」


 頭のいい店員さんに、ぴーちゃんとダイブっ!あんた分かる人や!


「はは、ありがとうー店長には余計な事させないんで。」


 みーちゃんも走ってきてダイブっ!三匹でわちゃわちゃして喜びー!


「ぐぅ何でいつも私だけ…………」


 メルー二号のせいやで?

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