魂の有無

 この話を書くかどうかは、だいぶ迷っていたが、霊視をした方が驚いたり、戸惑ったりしないために書くことにした。


 決して、人を怖がらせたり、不安に思わせるためではないので、ご了承いただきたい。


 肉体の生死


 イコール


 魂の有無うむ


 ではない。つまり、魂の入っていない肉体はしばしば見受けられる。霊視をした時に、魂がなくても驚かないようにしよう。


 神が何らかの理由で、その肉体には魂が宿やどる必要がないとご判断された結果である。


 これは自覚症状がなく、肉体――本人は自身で考え選択し、懸命に人生を生きていると信じている。しかし、真実は、神が全て選択し動かしているのだ。


 空っぽの肉体が滅んだらどうなるかの話だが、死後そのような人は存在しなかったとなる。


 非常に厳しい話だが、これが現実である。


 この事象は完全に神の領域のことであり、私たち人間がどうこう言うことはできない。つまり、魂が入っていようといまいと、差別は決してしてはいけない。すなわち、本人にこの事実を伝えるのは、私たち人間には許されていないということだ。


 ここで改めて書くが、著者は魂の有無についての占い、相談は一切受けつけないのでご了承いただきたい。


 それでも、魂の入っていない人から、占って欲しいと言われることはある。著者も以前、電話での霊感占いを稼業としていたことがあったが、やはりそういう事例には出くわした。


 その時は、自身の守護神、もしくは依頼者の守護神の話をよく聞いて、作っていただいた物語を吟味し、伝えるとよいだろう。


 霊感を持って見えないものが見えるようになり、自身の大切な人が肉体しかないという事実に出会うこともあるかもしれない。

 

 そんな時、むなしさや悲しみを覚えるもしれないが、大きな視野と、長い目で見れば、神の御心に触れられる機会だと受け止め、自身の心の糧とし、修行に励もう。


 また何らかの形で自身に魂が宿っていないと知ってしまった時、生きる気力や目標を失ってしまうかもしれない。


 しかし、霊層をきちんと上げれば、生きている間に魂が再び宿ることも十分あり得る。その時は、死後あなたはきちんと存在していたということになるので、やはりこちらも、魂を磨く修行をおこたらないようにしよう。


 次は宇宙の果てについて話をしよう。

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