第5話
新しい学校の初日。
私と妹は始業式でステージに上がって自己紹介した。新しい学校は前の学校とは違い
クラス数も多く人数も倍以上いたと思う。
正直やりたくなかったけど、それは妹と同じ気持ちだと思ったし「よろしくお願いします」だけ言った。新しいクラスでも同じように自己紹介した。そこのクラスは思った以上に私に優しく、みんなが話しかけてくれた。私は環境に恵まれていた。クラスにカーストはなく、グループはあるけども、全然グループを超えて仲良く遊んだりすることが普通だった。登下校してくれる友達も出来て、毎日が楽しかったし、放課後は家帰ってすぐにみんなと遊ぶことが出来た。その頃ママは退院して、普通の生活ができるようになってきたのだ。だから私は思いっきり遊ぶことができた。そのままクラス替えもなく、そのクラスの子しか友達はいなかったものの小6になっても変わらず楽しかった。
しかし、妹は違った。妹は小学生の時辛い思いをしていた。私はこの事を知ったのは高校生になってからだったので当時このことは
知らなかった。
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