第4話

そんな中、お父さんは新しい家に引っ越そうという提案をしてきた。今度は一軒家だ。

私は妹と喜んで賛成した。でも実は不安もあった。それは転校だ。私はもう小学5年生。

友達ができるのか不安だった。既にグループは出来ているだろうし、そこまでコミ力がある訳でもないので、その輪に入って行けるのだろうか。そして1番嫌だったのは「なんで転校してきたの??」や「なんで転校するの?」と聞かれる事だった。お母さんが病気といのは

隠していたし、偏見を持たれるのも嫌で友達や学校の先生のほとんどが知らなかったからだ。なんて言おうかすごく悩んだし、きっと妹も考えていたことだと思う。私なりの結論で「新しい家を買ったの。」と伝えるだけでいい。そう思い、その事を妹に伝えた。

妹はいい子だから素直に受け入れてくれた。

笑顔で今の学校の子にそれを伝えて、転校すると伝えることが出来たこで、今まで通り楽しんで転校するまでいられた。お別れ会もしてくれて、本当に楽しかった。そして小学5年生の終わりに私は新しい学校へと転校する。

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