流石の私も、突然武士があいみょん歌い出したらびっくりします。

 どうもこんにちは、『武士がいる』の大家です。


「晒せ、我が魂」


 『裸の心』な。ウルフルズが歌ってそうなタイトルにするんじゃないよ。


「しかし、いつの時代も歌というのは良きものであるな。特にこの世界、もはやどんな場所へ行こうともひっきりなしに歌が流れておる」


 ああ、そうかもね。コンビニとかスーパーとかずっと有線で流れてるもん。

 そういう江戸時代にも歌はあったの?


「まああるにはあったがな。しかし琴や長唄は誰ぞに金を払って教えを乞うものだった為、どんな身分でも安易に手が出せるものではなかった」


 へぇ、そうなんだ。じゃあ今の日本はいい時代なのかね。みんな小学生の内から音楽を学べるもんなぁ。


「ほうー、男も女もか」


 そうそう。


「それは良きことであるな。金を出せば誰でも学べるとはいえ、やはり琴などは女の爪弾く者が多かったように思う。男女関係なく、あらゆる音に触れられるのは良いことだ」


 そだね。

 そういや武士も歌は好きだったよな。何? それも武士の嗜み的な感じで習ってたりしたの?


「うむ!」


 歌って歌ってぇ。


「任せるがよい! えへんっ!」


 わくわく。


「……ええ……金魚〜ぇい、金魚ぉ〜」


 棒手振りのやつ!!!!(※商品の入ったカゴをなどを前後に取り付けた天秤棒を振り担いで売り歩く江戸時代の商売形態のこと)(習うようなもんじゃねぇだろ石焼き芋的な歌じゃんそれ)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る