朝のぐだぐだ
朝は大体、起きたくない。
え? この題材前もやったろって?
うん、じゃあこれも前も言ったと思うけどね、何も私だって起きたい朝ばかりだったらこんなもん書く必要はないんだよ。つまり私が悪いんじゃなくて、ネタが無いのと起きたくない朝があるのが悪い。分かった?
あー、起きたくねぇなー。
つーか会社行きたくねぇなー。
「仮病か、大家殿!」
明確な病名を叫ぶんじゃない。
そんでお前は相変わらず朝から元気だねー。
「うむ! ここ最近とみに暑くなってきたからな。朝方でないと鍛錬ができぬのだ!」
ふーん。
「大家殿もどうだ? 頭がスッキリするぞ!」
悪いけど、私はまだ自分の毛に未練があるから……。
「髪の話はしておらん」
あー、でも鍛錬ねぇ。実際やりゃあいいんだろうけどな。クソ面倒くさいんだよなぁ。
ついつい体が楽を求めてしまう。
「某はぱんを食べる」
聞いてー? 私と会話して武士ー?
「まーがりんたっぷり塗る」
ぶーしー。
ぶぅぅしぃー。
「あ、じゃむ切れておる。買ってこねば」
ぶーしーぶーしー。
んぬああああああ。
あー!!!!
よし、起きよ。
「うむ。顔を洗ってくるがよい」
うーっす。
あ、武士すまん。私の分のパンも焼いといてくれ。
「すまぬ。某が食べておるこれが“らすいち”である」
バァァァカ!!!!!!
一回につき三枚四枚食べやがってバァァァカ!!!!!!
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