「ある日、猫が消えたなら②」

GM:さて、ルキスラにたどり着いたところからスタートだよ。

SGM:今回はまずドルッケンに用があるんだったかな?

GM:ではそちらから行きましょう。いつも通りにマギテックギルドへ向かう。君たちは顔パスでドルッケンのもとへ通されるだろう。案内を買って出てくれたものがいたが、君たちは。


ジャック:「俺たちが直接行こう。また開けた瞬間に爆発されても不憫だしな。」

トリア:「私もたまに小規模な爆発を起こすからなぁ…」

アンナ:「相変わらずですねえ…。」

シーリス:「ええと…その、お疲れ様ですわ」

ジャック:「久しいなドルッケン公、今回は魔動機文明時代のものと思われる珍しい資料を見つけてな…興味ないか?」

ドルッケン:「む、感謝するぞ。解析は進めておく。帰りにでも寄るがいい。どうせ依頼の途中じゃろう。」

ジャック:「ミーアは最近来てないか?」

ドルッケン:「む…?いや、最近は見ておらんな」

ジャック:「そうか、ならいいんだ」

ドルッケン:「数カ月前に、マギスフィアの調整に来て以来じゃよ(シーリス編あたりの話)」※ひと月半くらい前

シーリス:「そう…」


GM:ではロクな情報は得られなかったが、ある書紀をドルッケンに渡すことができた。これは、第一話で拾って、そのままだったのをGMもPLも忘れていたためです。


SGM:というわけで、ライダーギルドまで来ました。受付の男性が期待のまなざしを向けていますね。


ジャック:「ディザでの依頼の件でここに来たんだが」

アンナ:「カプティー山脈…。幻獣…。とりあえずは、見にいけばいいんですかね。」

シーリス:「連絡はいつ頃から届いていないのかしら?」

ライダーの人:「一週間くらいかな。」

アンナ:「1週間…結構ありますね。」

ジャック:「別件だが、ミーアという名のミアキスが最近来ていたと思うのだが心たりはないか?」

ライダー:「なんでも、騎乗免許取得の強化合宿があるとかなんとか。結構スパルタらしいですね。」

ジャック:「強化合宿…。」

トリア:「あぁ…」

アンナ:「いやー…。まぁ、ええ。悪いアレではないんですが…。」

シーリス:「ま、まあ、上手になって帰ってくるといいわね…」

ライダー:「して、そのミアキスの方がいかがされました?」

ジャック:「同じパーティメンバーさ。よろしくたのむ」

シーリス:「よろしくお願いするわね」


GM:というわけで、ハイキング(ハードモード)です


トリア:軽業判定⇒22 クリティカル!


トリア:「ん。こっちね」

アンナ:「トリアさん、ロープをー。」

シーリス:「昔取った杵柄…っ」

トリア:「ロープなげるよー」


トリア: 登攀判定⇒20


トリア:「またロープ垂らすよー」


GM:そんな感じで進んでいきますと、見慣れない果実を発見します。知っているか判定をどうぞ。


シーリス:見識判定⇒11

トリア:見識判定⇒18

アンナ:見識判定⇒10

ジャック:見識判定⇒13


シーリス:「これあれね、すっぱいやつね。きっとそうよ」


トリア:指輪を割って指輪を付け直す


GM:ではアンナ以外の3人は1D+5をどうぞ


トリア:1d5+3⇒7

ジャック:1d5+3⇒5

シーリス:1d5+3⇒8


トリア:「あら、これ…」

シーリス:「やっぱ甘いやつね、ええ」


GM:入手したのは「10点魔力の実」…7「5点魔力の実」…5「3点魔力の実」…8ですね。

SGM:魔晶石と同じ効果があります。使い方も同じ。


トリア:「10点の魔晶石と同じ効果ね。これ」

シーリス:「………アリガトウ(遠い目)」

ジャック:「ふむ、5点魔晶石扱いか」

トリア:「あ、じゃあはい。アンナに1個と…6つはMPを大量消費するしシーリスね」

シーリス:「私この間パーティー資産で10点魔晶石買ってしまったからジャックいくつかいるかしら?」

トリア:「その代わりと言ってはなんだけど3点を4つくれる??」

ジャック:「あぁ、いくつかもらえると助かる」

アンナ:「あ、私もいただきたいです。」

シーリス:「ええ、どうぞ」それぞれに


GM:では内訳をまとめましょう。


「10点魔力の実」…7(アンナ1、ジャック2、シーリス4)

「5点魔力の実」…5(シーリス5)

「3点魔力の実」…8(トリア4、ジャック2、アンナ2)


GM:ではその先で何やら幻獣と思しき魔物がいますね。


トリア:<バークメイルA>

シーリス:<怒濤の攻陣Ⅱ:旋風>

アンナ:<ビートルスキン>

ジャック:<スフィンクスノレッジ>


GM:早い早い早いw


アンナ:魔物知識判定⇒19 クリティカル!

ジャック:魔物知識判定⇒21 成功!


GM:えー、『ペガサスの群れ』です!

シーリス:群れ…?

SGM:集団で1コマとして扱うタイプのエネミーだね

シーリス:なるほど!


シーリス:先制判定⇒19 成功!


ジャック:魔法行使⇒20 <ファイアボール>

ペガサス:精神抵抗⇒15 失敗

ジャック:ファイアボール⇒22点/21点/21点


シーリス:怒涛の攻陣Ⅱ・烈火

シーリス:魔法行使⇒21 <ウィンドカッター>

ペガサス:精神抵抗⇒17/16/13

シーリス:ウィンドカッター⇒0点/16点/17点


シーリス:「ああ…。まぁ、いいわ。」


トリア:命中⇒14(ファンブル)/20

ペガサス:回避⇒19 失敗

トリア:ヘビーマレット⇒23点!


アンナ:命中⇒20

ペガサス:回避⇒14 失敗

アンナ:ヘビーメイス⇒18点


SGM:この後は格下なのもあり、危なくなることもなく鎮圧しました。

GM:さて、戦闘終了、と言いたいところですが…!背後から巨大な草食獣が飛び出してきます。


シーリス:えっ!?

アンナ:ふむ

ジャック:ほう

トリア:へえ

GM&シーリス:ええ…


アンナ:魔物知識判定⇒15

ジャック:魔物知識判定⇒22 成功、弱点看破

シーリス:先制判定⇒18 成功


GM:えーっと、予想通り『ドルギラス』ですが。

GM:なんで驚かないんかね!!!


アンナ:君は、デュラハンロードに挟み撃ちにされたことはあるかね

ジャック:レベル5の時にレベル15の妖精に喧嘩売られたことは?

トリア:剣の欠片が全部位100個ずつ合計500個突っ込まれたドラゴンゾンビと戦ったことはある?


GM:ええ…うそぉ。

シーリス:経験の差が物語っている…。

アンナ/トリア/ジャック:この程度では驚かない。

GM:どんな卓を囲んできたんだ…。

アンナ/トリア/ジャック:地獄



トリア:「ドルギラス…!とりあえず立て直すよ!」


トリア:スカーレットポーション⇒対象アンナ

トリア:命中⇒21

ドルギラス:回避⇒9 失敗


GM:というところでイベントです

SGM:ドルギラスは変身する。いいえ、変身を解きます。


???:「うわーーーやめてよおーーー!」

トリア:「…うん??」


シーリス:見識判定⇒11

ジャック:見識判定⇒16

アンナ:見識判定⇒11


GM:『プーカ』です。変身能力を持つ魔物の一種ですね。滅多に姿を見せず、姿を現すときは困っていることが多いです。


トリア:「姿を見せるってことは何か困りごと?」

ジャック:「プーカということは」


GM:彼が言うにはドラゴンが暴れてて、住処を追われたんだそうです。


アンナ:「あぁ…まぁ、この山ですしね…。」

シーリス:「ドラゴン…(遠い目)」

トリア:「何が取れるかしら」

アンナ:「竜の牙で1200Gとかですね。切ったリソースは戻りそうです。」

トリア:「ん。了解。」

アンナ:「じゃー行きましょう。ドラゴンですもんね。」

ジャック:「まあそろそろドラゴンの一匹討伐しないと箔もつかんしな」

シーリス:「まあ、そもそも異常を解決しに来たものねぇ」

トリア:「報酬が手に入る。ある程度のドラゴンだったら狩れる。赤Sは美味しい。」

シーリス:「…えっと…とりあえずみんなちょっと舞っとかない?」

トリア:「まあそうね」

アンナ:「舞ってもらいましょう。」

シーリス:「はーいじゃあ患者は並んでちょうだい」


シーリス:魔法行使⇒<サモンフェアリー>

ドゥナエー:月の舞⇒全員へ


SGM:ではもろもろの処理が済んだところで2日目の夜会話です。前回がアンナ、シーリスの神官組だったから、今回は頭脳労働組かな。

シーリス:なんか分け方おかしくないです???

SGM:キノセイダヨー


アンナ:「じゃーおやすみなさい。お願いしますねー。」

トリア:「おやすみ。」

ジャック:「ゆっくり休むといい」

アンナ:「あ、トリアさん!手は出さないように。」びしっ

トリア:「?」

ジャック:「はは…。」苦笑い

シーリス:「えっと…まあ、頑張ってちょうだい。おやすみなさい」

アンナ:「やってもいいですけど、やるなら本気ですよ。手加減は失礼です。おやすみなさい。」

アンナ:「シーリスさんこっちへ。<ホーリークレイドル>」

アンナ:「起きて寝てなかったら寝かしますからね。」

トリア:「……寝たら見張りできないわよ?」


GM:では夜会話の始まり~♪


トリア:「………」在庫確認中

ジャック:「さて…何か飲むかトリア?そろそろ夜は冷える」焚火で湯を沸かしつつ

トリア:「コーヒー」

ジャック:「ん…」トリア好みの内容でコーヒーをいれていく兎

トリア:「…そういう気遣いだけはできるのね。」

ジャック:「それが唯一の取柄みたいなものだからな、ほらコーヒー」

トリア:「ん。ども」


GM:あたりには、静かに薪のはぜる音、虫たちの鳴き声。

日中は色とりどりの様相を見せていた葉たちも、いまやすべて黒く寝静まり。

そうして秋の夜長がおとずれるのだった。


SGM:あぁ、最高。

GM:好きでしょうw


ジャック:「この前はすまなかったな、余計な心配までかけてしまった」

トリア:「ん。心配はしてない。あなたは自分の勝てない戦には出向かないとあの時までは思ってたから。」

トリア:「思ってたより智謀じゃなく脳筋に近いと知れたって点ではよかったけど」

ジャック:「勝算はあったんだがな…まああの時は少し奴と話したいことがあってな。」

トリア:「そう。それが私たちに知られたくない内容だったと?勝算はきちんと70%はあった?一人で戦うんだったらそれくらいはいるでしょ?」

ジャック:「俺一人で済ませないといけなかったが正解か、事前の想定レベルはもう少し低かったといのもある。」

トリア:「そ。なるほどね。でも、単独行動するんだったら事前の相談。何かあった時の対処。そういうのはして欲しかった。背中を預けるパーティなんだから。…わがまま。かもしれないけどね」

ジャック:「個人的案件が最終的に大ごとになってしまったしな、それは反省しているよ。下手にパーティで動くと目立つというのと、向こうからしたら兎がパイを背負ってきてやってくるようなものだしな」

ジャック:「…信じていたというのもあったな、俺の隠れ家が見つかったとき、もう俺が説明するまでもなく。トリア達ならあそこに来ると思っていたよ」

トリア:「ん。まあね。そういう目立つっていうのはある。でも結局私たちは動いて。そしてタイミングが悪ければ全滅してた。」

トリア:「……あそこで隠れ家を見つけてなかったら。私も。みんなも。フィニアも。あなたを不審がらず。あなたを探していなかったら。その時は協力を要請してくれた?」

ジャック:「すまない、それなら俺は一人で解決しようとしただろう。だがその時は万が一の手掛かりを残してにはなるが」

トリア:「…そう。わかった。そういう人…なのね。ならまあ。それなら相応に動くわ。」

ジャック:「まあもう懲りたがね」

トリア:「ごめんなさいね。拗ねるなんて私らしくもない。」

ジャック:「いや当然のことだ、トリア。君が悪いわけじゃない。この馬鹿な兎が悪いのだからな」

ジャック:「今回の件は誰からの依頼で動いてたわけでもない。完全な個人的矜持から動いていたのだしな」

トリア:「わかったわ。個人的…ね。」

トリア:「個人的に動くのは。いいと、おもってるのね。」

ジャック:「今回の件ではっきりしたことがあるのは、もうお一人様気分は卒業しないといけないってことだ」

トリア:「ん。そうね。シーリスの時にはわかってると思ってたけど。自分が一人になろうとしなかったから、分からなかったのね。」

ジャック:「ははは、無知の知をまた一つ知った気分だよ」

トリア:「あなたは一人じゃない。信頼している、心配をかける。仲間がいるの。知っておいて損はないわ。仲間がいると足すだけじゃなく何倍にも力がでるものだから」

トリア:「もう知ったとは思うけど。言葉に出した方がわかりやすいでしょ?」

ジャック:「己のことは意外と己自身ではわからないことがある。俺が皆に忠告したことを自分で犯してしまったりとかな」

トリア:「…そうね」

ジャック:「まあ今回痛い目ばかりあってしまったが得したこともあるな」

トリア:「得?」

ジャック:「トリアの拗ねた姿を見れたことだな」

トリア:「………得?」

ジャック:「あぁ、得だとも」

トリア:「そ。ならま、よかったんじゃない、」


GM:というところで危険感知どーぞ!


アンナ:「…大丈夫かな。」ぼそ


ジャック:危険感知判定⇒20

トリア:危険感知判定⇒19


シーリス:「…………あら?」たんこぶができたシーリス

トリア:「…ふーん?なにしてるの?」

シーリス:「いや、その…ちょっとお手洗いに。」

シーリス:「…………ところで、エコー見ていないかしら?」

トリア:「見てないわ。…お手洗い…ねぇ?」

シーリス:「いたずらにしても睡眠を邪魔するなんて万死に値するわ」

トリア:「ま、いいわ」

ジャック:「さてトリアの可愛い一面を見れたし、結果的によかったか」

シーリス:「あら、少しは良くなったのね。よかったわ」

トリア:「…可愛い?」


GM:というところで今回はここまで!!待て次回!

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