「そんな勇気も持ち合わせずに③」
ジャック:「そろそろアンナのとこに行っている頃か、昼でも行くか二人と」
ミーア:「うん、いこー。差し入れも勝っていこー。」
トリア:「ん。お腹も減ってきたしね」
ミーア:「おなかすいたー!」
ジャック:「じゃああそこにするか」てきとうな店へ
ミーア:「わーい!」
トリア:「お、良さげなお店ね」
ジャック:「だろう?明日までは時間もあるしゆっくりしよう」
看守:「面会だ。」
アンナ:「えっ?」
アンナ:「ジャックさん…?ミーア?」
シーリス:「アンナ…とにかく、無事でよかったわ…。少しじっとしていて。」アドバンスドヒーリング+キュアウーンズ
アンナ:「…シーリスさん…。なぜ…。」
シーリス:「これで怪我は大丈夫かしら…。聖印まで奪うなんて…。」
アンナ:「さすがに、これでも本来ならば高司祭ほどの魔力ですから…正しいと思います。」
アンナ:「皆さんは、どうしたんですか…?」
シーリス:「それでも聖印は神官にとって大事なものなのに…」ため息をついてからアンナを見据えます
シーリス:「いいえ、私一人よ」
アンナ:「…?」
シーリス:「ねえ、アンナ。」
アンナ:「はい。」
シーリス:「参考までに聞いておくけれど…あなた、依頼をやめて帰る気はないかしら」
アンナ:「…。」
看守:「あーちょっと小便でもしてくらぁ。余計な真似すんなよ。」
シーリス:「…」かくしか今までの経緯と思い出話
アンナ:「それは、…なんて…むごい…。…あなたは、」
シーリス:「この依頼はそういうものよ。………つまり、10年前、私がなんとかしていれば解決していた問題なの。」
アンナ:「あなたは、一人で片付けるつもりだったんですね。」
アンナ:「きっと、マスターが、ひた隠しにしていたのは、それが理由なんですね…。」
シーリス:「…いいえ、私は一人じゃないわ。昔の仲間と置いてきた問題よ。」
シーリス:「私一人で立ち向かっているわけじゃない。だから、私が片付けなければいけないのよ」
アンナ:「私たちでは、仲間には、なれないんですね…。」
シーリス:「いいえ、アンナ。貴方たちは、ちゃんと仲間になれていると思うわ。」
アンナ:「…いなくなる、つもりですね。私たちの前から。」
シーリス:「だから。アンナ。この依頼を終えるまでは、私はあなたの言う『守る』役目を果たすわ」
アンナ:「私たちには、シーリスさんが必要です。」
シーリス:「……私は、貴方たちと一緒にいては、いけないのよ。」
アンナ:「一緒にいてはいけない理由を、聞かせてください。」
シーリス:「貴方たちは…いい仲間だと私は思っているわ。…だから。だからこそ、私は一緒にいるわけにはいかない。」
シーリス:「…私はあなたが言ってくれたことを信じることにするわ。それで私が貴方たちを立たせてくれるのなら。」
アンナ:「私はあなたを信じてます。必要な時に、必要なものをくれた。」
アンナ:「私は、貴方に返せるものは、一つだけです。」
アンナ:「いいですか、私は…私があなたに伝えたかったことは……ッ!」
シーリス:(伏せていた目をアンナに向ける)
GM:「おい!面会は終了だ!!出ろ!!」
ミーア:知ってたwwwこの流れは伝えられないやつwww
ジャック:ぐあーーーーーーーー
トリア:GMぅうううううううううううううう!!!!
シーリス:「…貴方と仲間になれる私なら…どんなに良かったでしょうね…」聞こえるか聞こえないかくらいの声量で悲し気に呟いてから出ます
シーリス:見張りにはガン飛ばします
看守:「なっ、なんだよ…それより一大事だ!!”また”殺しだ!!」
看守:「言ったとおりだ。ずっと続いている暗殺が、また起こったんだ…。ただ、今回の被害者はちょっとな…」
看守:「見てくるといい。俺はここから離れられん。お前さんの仲間を見てなきゃいけないんでな。」
シーリス:「………!…ええ。そうするわ。」
GM:シーリスが人ごみをかき分けていくとそこには死体が一つ。
GM:しかし、その死体が問題だ。顔がない。切り潰されている。
GM:しかし、その服装、髪色。風貌、体形。
GM:顔以外のすべてが物語る。その死体は…。
GM:先日ジャックが飲んだ店のマスターだ。
GM:なぜ。なぜ。なぜ。なぜ彼女が。
GM:ミーアが、ジャックが。我が目を疑う。
GM:昨日、肉を焼いてくれた女性が。
GM:昨日、酒を出してくれたマスターが。
GM:ずたずたに顔を切り裂かれて絶命している。
GM:エルフの住人たちは、なじみの顔が無くなっていることに、感情を殺しきれない様子だ。
ジャック:「ふむ…」
GM:涙を流し、うなだれる者、地をたたき、悲しむ者、それぞれの反応を見せていた。傭兵たちも酒場にはそれなりに世話になっていたのだろう、動揺を隠せないようだ。
GM:傭兵の間でも、妙な空気が流れ始める。
GM:“これはやりすぎではないか…?”
GM:“あの店気に入っていたんだが…。”
GM:そんな会話がヒソヒソと聞こえてくる。
GM:君たちは直観する。
GM:こいつらは、この傭兵たちは、なにかをするためにここにいるのではない。
GM:ただここにいることだけが、仕事の内容なのだと。
GM:ただただ、里の直轄のエルフを減らすことだけが目的なのだと。
GM:里の長の一声で動く手足を減らすことが目的なのだと。今ここで直感する。
GM:里における「里長の声で動くエルフ」と「里に入り込み雇い主の命で動く傭兵」
GM:今多いのは後者。統率が取れない状態である今が、一番危険なのだと、理解してしまった。
ジャック:「まああの傭兵たちがやる仕事にしては…ってやつだな。しかし顔を潰すというのが引っかかる。見せしめをするくらいなら直接くればいいものを」
トリア:「さっきの聞こえた?」
ミーア:「ある地方には、“通行料”を支払わないと、見せしめにこういうことをする野党が~…云々」
シーリス:「…こんな…………」
シーリス:「………トリア」
シーリス:「さっきの…?でも、嫌な感じ……。」少し青ざめてます
ミーア:「…こんな…ひどい…いい人だったのに」(※ミーアにとってご飯を提供してくれる人はいい人です)
トリア:「ええ、さっきの傭兵たちの囁き声。こんなこといってたんだけど。」
ジャック:「まあ、ただでは済まさんさ」
トリア:「惨殺にしては…見せしめね…はてさてどうしたものかしら…」
シーリス:「…っ!」キッと一通り周りを見る
ジャック:「見せしめをすることは決まっていたが、ここまでするとは思ってなかったって感じだな」
ジャック:「まあ此処にいるのは直接手を下す度胸がないやつばかりだしこんなことが出来るやつもいないか」
シーリス:「…これは…こんなの…」
シーリス:「………トリア、二人のもとに行きましょう」
ミーア:「これ…ただのナイフでとても“手際よく”やられてる…そうとう腕がたつよ」
トリア:「ん。りょーかい。」
シーリス:(…ごめんなさい。絶対に貴方たちを死なせたりしないわ)トリアの後ろ歩きながら
GM:一人の傭兵が近づいてくるよ。
シーリス:身構えます。
傭兵:「勘違いするな。俺たちは基本的に「手を出すな」と言われている。仕事内容の一つだ。本当は守秘義務が発生しているがな、そもそも好きでここにいるわけではないものも多い。」
ジャック:「好きでもないのにこうやって無駄な時間を過ごすなんて随分と実入りがいい仕事なんだな」
傭兵:「そうだ。我々は傭兵としてどこかに雇われていなければ生きていけないからな。これだけで、命の危険もなく過ごせるならそれに越したことはない。」
ジャック:「とんだ腑抜け根性だな」
ミーア:「そうだよね、雇われは“そこにいる”だけでも仕事を果たせる。用心棒も一緒」
傭兵:「俺たちはお前らのような冒険者ではない。ただのゴロツキ紛いだ。そんなことはわかっているさ。最初からな。」
ミーア:「そりゃあたしだってやったことある。命の危険がないなら、それに越したことはない…でも……こんなのって…」
傭兵:「あぁ、残念だ。あのマスターには、俺も世話になっていた。」
ジャック:「だからそこから抜け出せないんだよ、身体だけ大きい傭兵くん。まあいい、ただ俺の言葉に反応するだけの何かは持ってるようだな」
傭兵:「せめてお悔やみ申し上げる。だが、この俺にはこれ以上は進めない。故郷の妻と子のためにもな。」
ミーア:「冒険者になれば、自分の思った通りに動けるよ。でも家族がいるなら別か。」
ジャック:「まあ俺から言わせれば…本当に今のままでいいのか?とは言わせてほしいところだがね」声を少し大きめにしつつ
傭兵:「自分の後ろに守るものがあるとヒトは、驚くほどもろいものだ。今、痛感しているよ。この握りこんだ拳すら、この状況の役に立たん。」
ジャック:「俺にもあるさ守るものは。日に日に増えてく気がするが。むしろだからこそ強く前に進めるものだと思うがね」
ミーア:「じゃあ…あんたは何もしなくていい。あたしたちがやるから。でも、“これ”を誰がやってるのか、教えてよ」
傭兵:「………。」
ミーア:あんた=雇われ あたしたちが=冒険者が
傭兵:「それは、この仕事に就く前に聞きたかった言葉だぜ…。」
傭兵:「”ダリウス”だ。」
ミーア:「そうだよねー……おっ?教えてくれるの???」
傭兵:「この仕事を依頼した人物の呼び名だ。おそらく偽名だがな。末端にはそこまでだ。」
ミーア:「!!!ありがとう!!!」笑顔に戻る
ジャック:「十分だ」
ミーア:相手が一歩踏み出して協力してくれたことが嬉しい感じ
GM:君たちは、その名もなき傭兵の死んでいた目に、憧憬と焦燥と不安の混じる光を見たのだった。
ミーア:「あたしたちが戻ったら1杯おごるね!!」ニコっと笑います
傭兵:「せいぜいバラバラにされないようにするんだな。」
ミーア:「うん!ありがとう!!」
シーリス:「…情報には感謝するわ」
ジャック:「動くにしても、あとはシーリス次第か」
シーリス:「みんな。少しいいかしら。」
トリア:「うん。なに?」
ミーア:「なに!!!」
ジャック:「ん?」
シーリス:「もう一度だけ聞いておきたいのだけれど、今すぐにここを出てディザに帰る気はないかしら」
ジャック:「ない」
トリア:「ないわね」
ミーア:「ないよ!!え!!ここで??」
シーリス:「そうよ。帰る気はないかしら?」
ミーア:「えー!…え、え?みんな帰るの??3人が帰るっていうなら…」しぶしぶ
ジャック:「帰らないが?」
ミーア:「だよね!!」
トリア:「私も帰らないわ?」
シーリス:「………そう。わかったわ。」
シーリス:シーリスは3人に頭を下げます
シーリス:「貴方たちに私からもお願いします。私がかつて救えなかったこの里を助けてください。」
シーリス:「そして……。」
シーリス:「そして……。お願い、絶対に生きてディザに帰ると約束して。」
ミーア:「…!!!うん!!!さっさと片づけて、またみんなでディザに還ろうね!」
ミーア:「ここのご飯もおいしいんだけど、やっぱりリーネのが一番なんだよな~」ブツブツ言ってます
トリア:「了解。無事帰ってディザでまたお茶会しましょう。」
ジャック:「そうだな、今回もさっさと片付けて帰らないとな」
ミーア:「よし!!そうと決まったらさっそくいこう!!」あらぬ方向を指さしてます(どこに行けばいいか分かってない)
シーリス:「ありがとう、みんな。」
シーリス:「貴方たちは絶対に、絶対に守ってみせるわ」聞こえるか聞こえないかくらいで呟きます
ミーア:聞き耳失敗
トリア:聞き耳失敗
ジャック:聞き耳失敗
トリア:聞こえなかった運命をなかったことにしよう<運命変転>
GM:まだ足りてない!
トリア:今こそ砕け散れ叡智の指輪!!今砕けなくていつやるんだ!!
GM:「仲間」の、心の叫びを、お前だけは聴きとるんだよ!!オラァ!!!
トリア:パリーン
シーリス:「!?」
トリア:「背中は任せた。」ぼそっと
シーリス:「え、あ……え、ええ。」
ジャック:「…。」指輪が割れたので何か察する
ミーア:←全てにおいてまったく気づいていない
ミーア:でも鼻息あらく、何かを決意している
セリシュ:「あなたたちでしたか。中で長がお待ちです。」
ミルヒ:「…」お辞儀しつつ
コーネリア:「どうぞ。中へ。心はお決まりでしょうか。…いえ、愚問でしたね。」
シーリス:「ええ、受けさせていただきますわ。お待たせしてしまってごめんなさい。」
コーネリア:「目の色が、違います。特に、シーリスさんのが。」
コーネリア:「改めて、ご依頼、受けていただけますでしょうか。」
ジャック:「受けさせていただこう」
ミーア:「うん!!やるよ!!」
トリア:「右に同じく」
コーネリア:「正直、先日の悲愴と焦りの見える目をしていた方に依頼をするのは、憚られましたが。杞憂だったようですね。」
コーネリア:「変わりなく、なにかにおびえている目をしておりますが。それでも、決意を感じる光を宿しています。」
シーリス:困ったように笑っておきます
コーネリア:「では、ご武運をお祈りしております。」
ミーア:「そういえばナントカって国にはどうやっていけばいいの???」
コーネリア:「すみません…私には、存じ上げません…。」
ミーア:「うーん…」
コーネリア:「傭兵たちなら詳しいかもしれませんが…。」
ミーア:考えています(考えられていません)
ジャック:「傭兵か…」
シーリス:「あの、少し当たってみたいところがあるのだけれど…」
シーリス:「傭兵の方は任せてもいいかしら?」
ミーア:「うん!こっちは任せて!!」
シーリス:「ありがとう、終わったら合流しましょう」
ミーア:“考えた”結果、分からなかったので助かったという顔※彼女なりに一生懸命考えはした(だが分かるとは言ってない)
看守:「面会?あぁ、あのお嬢ちゃんか。いいぜ。」
アンナ:「あっ、皆さん!!お元気そうで何よりです。」
ミーア:「やっほー!アンナ!来たよ!!……大丈夫?ひどいことされてない?」
シーリス:「アンナ、あれから変わりはないかしら…?」
アンナ:「ええ、大丈夫です」
アンナ:「装備も聖印も没収されてますけど。」
シーリス:「…」かくしか
アンナ:「…わかりました。クーデリアですね。解放されたらすぐに向かいます。ただ、いつになるかはまだわかりませんが…。」
アンナ:「これは、手紙…?あとで読んでおきますね。どうか、私が追い付くまでご無事で…!」
シーリス:「ウンディーネさん、まだいるかしら…?」
シーリス:木の陰から落ち葉の下からありとあらゆるところを探します
ウンディーネ:「…愛し子。いらっしゃい。ちょっと、吹っ切れたのかしら。声が、澄んでいる。」
シーリス:「澄んでいる…。そう、かしらね…?」
シーリス:「えっと、出てきてくれてありがとう。」
ウンディーネ:「いいの、よ。心は、決まった、かしら。」
シーリス:「ええ。ここを、みんなで救うことにしたわ。…帰ってもらうのは無理みたいだから。」苦笑します
ウンディーネ:「佳い、仲間を 得たのね。いいえ、私たちからすると それは、「友人」」
シーリス:「友人………そうね。ええ。友人ねぇ。」
ウンディーネ:「もちろん 貴女の後ろの エコーも。」
シーリス:「ええ、友人を守るためにこの里を救うの」そっと耳飾りをなでてます
ウンディーネ:「でも 私には その方法が、わからない。あなたたちにしか、できない。」
シーリス:「ねえ、ウンディーネさん。調査のためにこの里を出たいの。どこか人間に見つからない道を知らないかしら?
ウンディーネ:「人間に見つからない道 それは、来た人たちが 知ってるのでは ないの?」
シーリス:「なるほど、やっぱりそうよねぇ…」
ウンディーネ:「我ら 妖精。ヒトのことは、ヒトにしか わからない。」
シーリス:「ええ、そうね。教えてくれそうな人を探してみるわ。ありがとう、ウンディーネさん。」
ウンディーネ:「ヒトも 我らも 「感情」は 同じもの。私は、水の君ウンディーネ。あなたの武運を 祈っているわ。」そう言って消えていく。
シーリス:「…貴方たちが気持ちよく暮らせるこの場所になるよう、頑張るわね」
ミーア:「あ、ねえねえ、クーデリア?って、どうやっていくんだっけー??」
傭兵:「あぁ!?なんだてめーら例の奴らかよ。何の用だ要件によっちゃあ…あ?知らねーよ!!」
トリア:「…。」にっこり
ジャック:「…。」杖を手のひらでポンポン。
GM:キングク〇ムゾン
GM:顔がボコボコに腫れあがったゴロツキが「まえがみえねえ…」と言いながら口を開く
傭兵:「お、俺は知らねえよ、雇い主からここで過ごせって言われただけよ。」
傭兵:「契約内容は、ルマ湖畔での生活。及び外敵からの警護だ。」
傭兵:「報酬は給料制で毎月届けてくれる。」
ミーア:「雇い主って誰?どこ??外敵???」
傭兵:「雇い主?変な奴だよ。顔は隠してるし名前もどうみても偽名だし。」
傭兵:「ただ、報酬は高いし仕事は楽だし…ってことで請けたんだよ。」
傭兵:「もう勘弁してくれ…!これ以上は俺が殺されちまうぜ。」
傭兵:「む、お前たちは。例の冒険者か。」
ミーア:「こんにちは!!」
傭兵:「あぁこんにちは。」
ミーア:「雇い主と、クーデリア?への行き方!教えて!!」
傭兵:「…」
傭兵:「構わない。」
ミーア:「!!やったー!ありがとう!!」
傭兵:「だが、おそらく入れないだろう。」
ミーア:「えぇー。」
傭兵:「君たちは冒険者であり、今この現状ではマークされている。」
傭兵:「なので、私が先導するのはどうだろうか。私の顔は効く。」
ミーア:「え!いいの!?」
傭兵:「ほかにも探してみるのがいい。おそらく、朝の一件で反旗を翻す者もいるだろう。」
ミーア:「…やっぱりアレはやりすぎ…ってこと?」
傭兵:「傭兵と言えど、所詮我々はヒト。目に余るものには、余計な感情も沸く。」
ミーア:「まーねー。雇われって言ったって、ヒトはヒトだしね。」
ジャック:「やはり一枚岩ではないようだな」
傭兵:「うむ。そうだ。私のように、根無し草も少ないがいるはずだ。」
アラミス:「報酬は多くなくていい。十分にもらっているからな。私の名はアラミス。よろしく頼む。」
シーリス:「なんだかまた喧嘩があったみたいなのだけれ…ど…………」
トリア:「あ、シーリスお帰り」(マレットの手入れ中)
シーリス:「えっと…なんだかここに来るまで妙にこっちを見られていたのは気のせいじゃなかった…のね…」
ミーア:「あ!シーリスだ!!おかえりー!」
シーリス:(頭抱え)
GM:傭兵は男が4人。それぞれダルダニアス、アトス、ポルトス、アラミス。
ミーア:三銃士の名前か。あれ、もう一人は?
ジャック:三銃士は主人公を助けてくれるのが三銃士。だから主要メンバーは4人だ。
シーリス:なるほど。
GM:いずれも雇われではあるが、どの派閥にも所属せずそれぞれが別の雇い主から派遣されている傭兵だ。
GM:それぞれそれなりに名を上げているものの、前述の通り派閥に属さず、ソロでの活動を続けているため、疎まれることも多いが、同時に味方も多い。
GM:今回の数年に及ぶ仕事についてはそれぞれ一様に
GM:「バカンスのつもりだったが、様子がおかしいと思い行動の機会を探っていた。」
GM:「あの死んだマスターの店の常連だった。それだけだ。」
GM:「もう後ろ暗い仕事はこりごりだ。寄り添いたい女もできた。」
GM:「エルフのねーちゃん守る仕事だと思ったんだ。こんなことになるのなら、早く契約を切るんだった。」
GM:とそれぞれ本音を漏らす。
GM:アーニャの言っていた「一枚岩じゃねえ」はこういうことだったのだろう。
GM:「仕事だから」と、諦めていた者だって多いのだと。その枷を外すのは君たちなのだと。そう言っていたのだ。
アラミス:「ところで移動手段だが…。」
ダルダニアス:「徒歩でも構わないのだが、馬車なら半日の道だな。」
シーリス:「…!ここから出られるのね…?」
ポルトス:「ここのほうが平和だぞ?」
トリア:「平和だけを求めてたら冒険者になんてなってないわ」
シーリス:「いろいろ終わらせて日常に帰らないといけないのよ」
アトス:「じゃあ、ためらう必要はないな。では馬車を調達してくるか。さてどうしようかな。」
ジャック:「馬車ならある」
アラミス:「君たちはどこから来たんだ?」
ミーア:「ディザ!!!」
アラミス:「ディザからどうやって馬車で…深い森があったはずだが…」
シーリス:「そこは企業秘密よ」
アトス:「まぁ深くは聴かないことにしよう。では半日で向かうことができるな。」
アラミス:「クーデリアまでは我々が案内しよう。」
ポルトス:「御者は誰がやる?いなければ我々がやるが。む、できるのなら頼もう。あまり人の馬車は触りたいものではない。非常時は別だが。」
アトス:「うむ、では頼もうか。」
GM:ちなみに馬車は傭兵たちがみな操れるという。
GM:曰く、「一人で仕事するんだから、ある程度身に着けとかなきゃな。」とのこと。
ダルタニアス:「では出発しよう。問題はまだあるが追々解決しよう。」
シーリス:「…私もそのうち出来るように見ておくわ…」
GM:次の問題は、クーデリアに着いた後の話だ。問題は傭兵はいいとして、冒険者が歩き回るには動きづらい。ということだ。
GM:君たちはクーデリアの知り合いを求めるも、基本的に4人の傭兵は根無し草だ。というわけで。
ポルトス:「お前たち、ちょっと解散したらどうだ?いや、名目上な。」
シーリス:「…解散?」
ポルトス:「で、傭兵に扮して動き回ればいい。なに多種多様な種族がいる国家だ。そこまで気にされんさ。」
ポルトス:「そんで、解決してからまた組めばいい。」
ポルトス:「というわけで、作戦がある。」
ダルタニアス:「まずは、俺たちが新しい傭兵業を立ち上げる。」
ダルタニアス:「そこに所属してる傭兵として、君たちが動くんだよ。」
トリア:「ふむ」
ダルタニアス:「それでどうだ?これなら俺たちのバックアップがきく。俺たちは、それぞれ自分以外の戸籍を偽装して、「傘下に課支部を作った」とでも報告する。」
アラミス:「しかし、調べられたらすぐにボロが出る。だから、それまでの時間でケリをつける。」
ポルトス:「これが作戦その1。もう一つは…。」
傭兵ども:「「「「正面から殴りこむ。」」」」
アラミス:「ダリウスの居場所がわかるのは裏にかかわる連中ならばつながるかもしれんが。十分な戦力があるのならこちらのほうが早いかもしれん。」
ダルタニアス:「傭兵はともかく、暗殺ギルドや盗賊ギルドは基本的には冒険者とは事を構えたくはないはずだ。」
アトス:「ただ、介入された場合、向こうも全力で抗うだろう。生きて帰れるかはわからん。」
ポルトス:「一応両方の準備はするが…。」
シーリス:「…私は前者の案を支持するわ。少なくとも正面突破よりは危険度は低いんでしょう?」
アラミス:「とりあえず入領したならば、宿を取ろう。そこで会議だ。あてはある。元冒険者としてはな。」
ポルトス:「とりあえずこのまま“錆色の都”コッサメディナを目指そう。」
シーリス:「ええ、わかったわ」
ジャック:「前者だと工作までに時間がかかるんじゃないか?」
アラミス:「もちろんだ。それなりに準備がいる。」
ジャック:「具体的にどれくらいだ」
アラミス:「立ち上げ、報告、受諾に速くて3日だ」
シーリス:「受諾されれば動ける、ということでいいのかしら?」
アラミス:「そうだ。一応そういう元締めの事務所があるのでな。」
ジャック:「3日じゃ遅すぎるかもしれんな」
GM:というところで今回はここまで。次回!クーデリアに殴り込みだー!
PL:いえーーーい!!
シーリス:でもしんどいいいいいいいいい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます