「そんな勇気も持ち合わせずに②」
GM:前回のあらすじ!アンナとシーリスが過去をめぐって大喧嘩!
メンヘラとヤンデレがぶつかり合う魂の咆哮!胃が痛いジャックとトリア!能天気なミーアが唯一の救い!!さぁこのパーティはこれからどうなるのか!!
ミーア:悪意を感じるwwww
GM:さぁ今回も楽しくテーブルトークで殺意♡殺意♡
GM:では行きましょう。
ミーア:じゃあまた馬車なんでげんなりしてます
シーリス:「…あら、そういえば。今回の依頼書をまだ見ていなかったわ…。」ひとりごと
シーリス:「ねえジャック、こんな段階で聞くのもおかしいことなのだけれど…今回はどこに向かうのかしら?」
ジャック:「ん…言ってなかったか?今回の依頼の場所は…」依頼書を見せつつ
ジャック:「ルマ湖畔だ」なお確信犯の模様。
シーリス:「…………。」
シーリス:「……っ!ダメ、そこへ行ってはダメよ!!!…っ、アンナ、止めて。止めてちょうだい。」
アンナ:「…。依頼があります。」
アンナ:「ジャックさんも、個人的に依頼があるそうです。」
シーリス:「………依頼……」
シーリス:(…………!!)ハッとして周りを見渡す
ミーア:「え、シーリスどーしたのー?」
シーリス:「あ…………い、い、依頼ね。ええ…そうね。」
ミーア:ぐでー…っとなりながら、けだるげにききます
ミーア:※そんなにおおごとだと思っていないので
ジャック:「何か問題があったか?」
シーリス:「…い、いいえ、少し知っているところだったから…なんでもないのよ」
アンナ:「……。」
シーリス:(……シーリス、あなた何を取り乱しているの?昨日思い出したでしょう?この子たちは……この子たちは、大丈夫なのよ)
ミーア:「んー?」なんか空気的なものが引っかかったけど分からない
シーリス:「ごめんなさい、アンナ。おかしなことを言ったわ…。」
ジャック:「そうか、知っているなら助かる」
アンナ:「知っているなら、道案内、お願いできますか?」
シーリス:考え事(言い訳)
アンナ:「地図でしか知らないので。」
シーリス:「い、いえ、知っていると言っても一度行っただけだから……でも、そうね。私もそちらに行くわね。」
ルマ湖畔まではそこまで遠くない。ルキスラから馬車で1日ほどだ。
しかしそこからは森を抜けなくてはならず、馬車が入れないため徒歩になる。
もしかしたらシーリスが馬車で通れる道を知っているのかもしれないが。
そのため、実際は2日ほどの道になる。
歩くのだろう。その道を。あの日々を思い出しながら。
先日のミーアのように。いや、ミーアほどわかりやすくはなさそうだ。
その寂しさを、弱さを瞳の奥に隠し、明るくふるまうのだろう。見た目は。
決してそうではないことくらい、その場の全員がもう知っている。
「シーリスは、そういう人なのだ」と。逆に「そうであっては欲しくない」とも。
確固たる共通認識がある程度には、「仲間」なのだと、その空気が物語る。
しかし、それが今のシーリスには、重い。ミーアと違い、伸ばされた手を、自ら振り払ってしまっていることが、今の彼女には重くのしかかる。
もう一度、仲間を失う事が、怖いのだ。10年前、あの日、あの夜。すべてを失ったあの時から…。
アンナ:「地図上ではこっちの道ですが…。」
アンナ:「馬車が通れなさそうですね…。」
シーリス:「…………こっちよ。アンナ」
ミーア&トリア&ジャック:キターーーーーーーーーーー‼
アンナ:「えっ、そっちは地図上では道が…。」
シーリス:「ええ。どうしてかは分からないのだけれど…この道は地図に表記されていないのよ」
シーリス:さっきとは違って鮮明に覚えてる口ぶりで言いますね
アンナ:「…?わ、わかりました。」
シーリス:「この道をまっすぐに進むと分かれ道があるのだけれど、曲がってしまうと崖があるから直進してちょうだい。」
アンナ:「はい。一応用心して進みますね。」
シーリス:「…………あ。この辺りは確かどこかに窪みがあったはずだから足を取られないように気を付けて」
アンナ:「馬がつぶれなければいいのですが…。」
シーリス:「スピードを出しすぎなければ大丈夫な部類よ。でも、気を抜くとはまってしまうかもしれないから」
アンナ:「はい、ありがとうございます。頼りにしてます。シーリスさん。」
シーリス:「……いいえ、こちらこそ頼りにしているわね」
アンナ:「…!」
アンナ:「見えてきました…。あれが、エルフの聖地…。ルマ湖畔…!」
シーリス:(ちょっと目を伏せてる)
アンナ:「美しい…。なんてきれいな…。」
ミーア:「!!ついた??」
ミーア:やっと歩けると思ってガバっと起きる
アンナ:「みなさん!もうすぐ着きますよー!」
トリア:「ん、着いたのね。」伸びをして荷物まとめ
シーリス:「…ええ。到着よ。」振り返ってミーアに無表情で言う
ミーア:「……??」違和感を察知しつつも、捉えきれないミーア
GM:森を抜けたなら、里の長かつ依頼者のコーネリアに会うことになるだろう。
しかし、里を囲う柵の門を守る者がいるが、妙だ。エルフではない。人間だ。
名産物の関係上、他種族が出入りしないわけではなかったが、それでもこの状況はおかしい。
自治まで他種族に任せることはない。そういう種族なのだと、シーリスは知っている。
10年前、訪れたあの日の光景とは違っていた。そんな衝撃を受けていながらも時は進み続ける。
衛兵:「止まれ」
シーリス:「……あら?」
ミーア:「こんばんは!!」
GM:斧を両側から交差され、門は閉ざされる。
衛兵:「何者だ。何の用できた。」
ミーア:「来ました!!…えーと(何のためだっけ)」
ジャック:「里長に呼ばれていてな」
衛兵:「冒険者だと?なにか聞いているか?」
衛兵:「いいや何も。」
ジャック:「なら確認しろ、ディザの「疾風駆ける鈴の音亭」から来たと」
衛兵:「何?エルフの長からの依頼だと?」
衛兵:「しばし待て。」
GM:ほどなくして戻ってくるよ。
衛兵:「…いいだろう。通れ。怪しいと判断したら即拘束するからな。」
ジャック:「好きにしろ、さて行こうか」
GM:妙に高圧的な対応だと感じるだろう。
君たちはコーネリアの社に向かう道中、君たちは妙な違和感を感じる事だ。
ここはルマ湖畔。エルフの聖地。なのにも関わらずだ。
シーリス:「…ええ。」通り過ぎるときに一瞥して行きます
GM:エルフが少ない。いや、それ以上に、他種族が多いのだ。
GM:確かに銘酒の原産地であり、人の出入りは少なからずあったはずではあるのだが、それにしても様子がおかしい。商人と思しき者は少なく、逆に傭兵崩れや、一見浮浪者、果てには盗賊紛いのような者すら散見される。
ミーア:(ヤな感じだなー……“雇われ”の態度じゃない…?)
GM:そして、それらの白い視線は一点に集中する。視線の先は、もちろん、冒険者である君たちだ。特に手を出してくるわけでもなし。しかし、その眼は物語る
GM:【余計なことをしたらつまみ出すどころではない】と。
GM:明らかにこれは、異変が起こっているのだと。嫌でも感じることができるだろう。
GM:物々しい通りを進んでいくと、やがて社にたどり着く。
ミーア:毛先がぴりぴりする
GM:社の前にもやはり衛兵が立っている。君たちが近づくなり、武器を重ねて制止する。
GM:フルフェイスの面で顔を覆い隠してはいるものの、その視線は妙だ。
GM:警戒しているのは、君たちではない。
GM:彼らは、眼前の君たちよりも、自身らの背後に注意を向けているように感じられる。侵入ではなく、むしろ脱出に対する警戒そのものだ。
兵士:「こちらに何用か。」
シーリス:(…なんなのかしら、この変わりようは)
ジャック:「里長に呼ばれてな」
GM:先ほどより幾ばくか丁寧な物腰の声だと感じるだろう。
ミーア:「(…なんかやっぱりヤな感じ…!)」
GM:衛兵は君たちの顔を値踏みするように目線のみで見渡していく。そんな折、ある人物で目が留まった。
GM:「お前…いや、貴方は…。10年前…あの時の…。私を覚えているでしょうか…?」
GM:そういって、兜を外す。その中から出てきたのは若い青年だった。
セリシュ:「当時の里長の世話人をしていた者です。名をセリシュ。」
セリシュ:「冒険者の、シーリスさん、ですよね…?」
シーリス:「……!あ、貴方は…」(それまでどこか威嚇しているような雰囲気でいたのが収まります)
セリシュ:「あぁ、よかった、あれからずっと気がかりだったんです!まだ続けていらしたんですね、お元気そうで何よりです。」
シーリス:「え、ええ。貴方もお元気そうで良かったわ。」
セリシュ:「あぁ、申し遅れました、隣の者は、話すと舐められるとのことで口を開きませんが、妹のミルヒです。」
シーリス:「…少し乱暴ではなくて?」
セリシュ:「当時はまだ小さかったもので、場に出てくることはなかったと思います。」
ジャック:「あの子がミルヒか…」
ミルヒ:「兄上、お知合いですか?」(180近い身長とはかけ離れたアニメ声)
シーリス:「あら…?」ジャック何で知ってるんだろうって思ったけど後でいいやって顔
セリシュ:「あぁ、僕が小さかった時に一度いらっしゃった冒険者様とそのお仲間だ。」
シーリス:「ええ。シーリス・レイノスよ。お見知りおきを。」
ミルヒ:「じゃあ、大丈夫な人、ですね。」
セリシュ:「あぁ、きっと、今回は大丈夫さ。」
シーリス:「…大丈夫?」
GM:君たちはわかるだろうか。この「大丈夫」の意味が違うことに。
ミーア:わかるようになってしまったよwww
セリシュ:「コーネリア様に謁見でしたね、でも今日はもう遅いので、宿にご案内しましょう。」
シーリス:「ええ。ありがとう、お願いするわ」
セリシュ:「少々値は張りますが、依頼でいらっしゃるとのことなので、こちらで用意します。今日はゆっくりお休みください。」
GM:そういうと彼は耳に手を当ててぼそぼそと話している。
ジャック:「(通話の耳飾りか…)」
GM:しばらくするとエルフと思しき従者が現れる。
女中:「お迎えに上がりました。こちらです。」
GM:連れていかれたのは宿とも言い難いバラックだ。
しかし、生活道具の一式は用意されており、世話人が歩き回っており、閉塞感と開放感が両立する妙な空間と化している。
ジャック:「ほう…」
アンナ:「ここは、本当にエルフの聖地、なのでしょうか…。」
アンナ:「おとぎ話や資料からの見聞とは、とても結び付かないのですが…。」
シーリス:「…こんなところでは、なかったはずなかったのだけれど…」
ジャック:「なるほどなぁ…」
GM:そんなはずはない。こんな淀んだ空気のエルフの里があるはずがない。
GM:エルフたちが築いてきた数百年以上の歴史を誇る里が、こんな悲惨な状況であるはずが、ないんだと君たちは知っている。
女中:「こちらの5人分の寝床の用意を。」
従者:「かしこまりました。」
GM:手早に用意が整っていく。終わると、給仕服に身を包んだ女性が案内してくれる。
従者:「こちらになります。…このような状態ですので、貴重品や装備の管理はお気を付けください。」
ジャック:「随分と最近は厳しいようだな」
従者:「そうですわね。どうにも立ち行かなくなってきております。」
ミーア:「え、なんかよく分かんないけど、おかしいよ!エルフにとって大事な場所なんでしょ?こんな仮設小屋なわけうんぬんかんぬん」(耳打ち)
ジャック:「そうだな、なぜこのようなバラックが出来ているのかな」
GM:もし内情について尋ねる場合、基本的に教えてくれない。口説き落とすか、脅せばある程度教えてくれる。案内された時刻はゲーム内時間にして約20時頃。彼女の仕事終わりは22時頃だという。
ミーア:ミーアが「おかしくない!?」とギャアギャア聞いていますが、華麗にスル—されています
ジャック:「よかったら仕事終わりにでも一杯飲まないか?君みたいな仕事熱心な女性にはつい奢りたくなる」
従者:「…お名前も知らない方にお恵みを頂くわけには参りません…。」
シーリス:(こんな…こんなところになっているなんて…昔とは違う場所のようね…)
ジャック:「失礼、つい先走ってしまった、俺の名はジャック、しがない旅のウサギさ。ちょうどここの里に知り合いがいてね、それもあってやってきたんだが」
イニス:「…イニスと申します。ここら一体の宿を司っております。先ほどの、もしかしてデートでしょうか?」
ジャック:「デートと認識してくれたらそれは光栄なことだな」
イニス:「ええ、裏もありそうですが、言葉に嘘はないと思いましたので…。」
ジャック:「人族みな何かしら裏なんて持っているものさ、ただ貴女への気持ちは嘘ではないと断言しよう」
イニス:「…いいですよ。仕方のないウサギさんですわね。22時に仕事が終わりますわ。宿区域の入り口でお待ちしております。私の話せることでよければお聞かせしましょう。」
ジャック:「心待ちにしてるよ、話も気になるが、あなたと過ごす夜がね」
ジャック:「ここの路地は暗くて危ない…あそこに所はあるが、素直に案内に従うべきか…」
ジャック:「ふぅむ…不自然な集まりだ」
シーリス:「昔と同じなのはこの道だけね…。でも、この道ですら…どこか違うわね…」
ジャック:デートの下見に飲み屋で情報収集をするぞ。
GM:許可しよう。時間はあるしな。
ジャック:可能な限り見栄えの良い傭兵。可能なら女性で。
GM:いいよ。
ジャック:「マスター、彼女と同じものを」
傭兵:「…。なんだテメェは。見ねえナリだな。」
ジャック:「最近来たばかりのしがないウサギさ」
傭兵:「気に入らねえぜ。飲んだら帰れ。」
ジャック:「はは、すまないね、ただ女、いい傭兵を見たらつい声をかけたくなってしまう性分でね」
傭兵:「チッ、軟派な野郎だ。ハッ、なんだてめえ。口説いてんのか。」
ジャック:「口説いてると思ってもらえるのは光栄だな」
傭兵:「いけすかねえな。まどろっこしいんだよ何の用だ。」
ジャック:「ここにいる傭兵の中でもいい装備をしていると思ってね」
傭兵:「おお、お前、なかなか見る目があるな。学者でもかじってんのか。」
ジャック:「学者も錬技も少々」
傭兵:「面白い。それなりに戦えるらしい。強いやつは好きだぜ。」
傭兵:「守秘義務に触れない限りで答えてやるよ。ただし、アタシに勝てたらな。」
傭兵:「…なんだ、ビビらねえな。」
ジャック:「なら、こうしようか、三発俺が殴られて倒れなかったら俺の勝ち」
ジャック:「倒れたら俺の負けだ」
傭兵:「済まねえな、身の危険と仕事以外では武器を振らないことにしてるんだ。カカシ相手も嫌いだしな。」
傭兵:「ここは、何の店だ?」
傭兵:「マスター、グラスに酒をなみなみだ。」
ジャック:「いいだろう、体が小さいからお手柔らかにな」
ジャック:「全力で受けよう」
傭兵:「小細工も何でもありだ。本気で来い。旅のウサギ。」
傭兵:「ちなみに負けたほうがおごりだからな。」
ジャック:「あぁ、誇りある傭兵よ」タフパワー
傭兵:「アタシの名はアーニャだ。負ける相手の名前くらい覚えていきな!!」
GM:1杯目
アーニャ:「さぁ、もっと来い!」
ジャック:「さぁおかわりだ」
アーニャ:「ははっ、強いじゃねえか!」
GM:10杯目
アーニャ:「どうした!辛そうだぜ!」
ジャック:「ふふ、かんぱいだぁあ」
アーニャ:「ははっ、楽しかったぜ、乾杯。」
ジャック:「ぷっは、復活」
アーニャ:「まったく、チェイサー1杯で戻りやがる。変にザルな野郎だ。」
ジャック:「さて約束だ奢らせてもらおう、俺の名はジャック」
アーニャ:「アタシはアーニャ。楽しかったから1つだけ教えてやるよ。」
アーニャ:「アタシらは雇われだが、一つ岩じゃねえぜ。じゃまたな。冒険者ジャック。」
ジャック:「だろうな、また会おう傭兵アーニャ」
アンナ:「ネコ化してついていったら?ミーア。」
ミーア:「ふえ!?」
ミーア:おもしろそうだからついていこう
イニス:「お待たせしました。」
ミーア:ネコ変化
ミーア:とことこ
GM:さて、ルールを説明しよう。彼女イニスが知っているのは本人にとってつらい思い出です。彼女が質問に答えるたびに発狂ダイスが挟まります。ピンゾロ振ったら泣き出してお開きです。
ジャック:了解。
ジャック:「仕事お疲れ様」
イニス:「いいえ、できることをしているだけですわ。」
ジャック:「できることができる、それは素晴らしいことさ。一応酒場は見つけたが、ほかに店を知ってるかな?」
イニス:「いいえ、エスコートはされておくものですわ。」
ジャック:「男冥利に尽きること言ってくれる、ではいこう」例の酒場へ
イニス:「あぁ、こちらですのね。昔はよく通ったものでしたわ。」
ジャック:「普段は何を飲むのかな?」とりあえず二件目なんで蒸留酒
イニス:「ではカクテルを。」
ジャック:「では、乾杯」何回目だろ
イニス:「ええ、乾杯。」
ジャック:当たり障りのない会話パート
ジャック:昔はよく来たについて
イニス:「ええ、10年前までは、良く通っていましたわ。」
ジャック:「10年前までか…ここはそこが一つのターニングポイントのようだな」
イニス:「ええ、当時、この里が戦場になったことがありましてね…。」
イニス:「私は、炎に巻かれぬように、逃げまどっていましたわ…。」
ジャック:「それは懸命だ」
イニス:「夫は、その時に戦死してしまいましたが…ね。」
GM:(ダイスロール)…あっ。正直すまん。
トリア:あっ。
ジャック:ええ…()
イニス:「すみません、思い出してしまいまして。…。すみません。」
ジャック:「いいんだ、誰にだって辛いことはある、それが家族のことならなおさらだ」
イニス:「明日からは、いつも通りですから…。心配なさらないで。」
ジャック:「10年前のことについてはまだ詳しくは知らない…だけどな」
ジャック:「いい女を辛い思いのままにさせるこの状況を…」
ジャック:「俺は何とかするためにここにいる…かもしれない」ここは耳打ち
イニス:「…期待せずに、お待ちしていますね…。」
イニス:「ごちそうさまでした。また、宿で。」
ジャック:「あぁ。また後で」
ジャック:「さ、何か食うかミーア」
ミーア:「!?」
ファミリア:「……。」どことなくにやついてる気がする
ミーア:ババっと人化して、ファミリアにガンつけた後「えっとね!!」…と食べる感じで
ミーア:ファミリアに負けじとジャックに絡みにいきますね
ジャック:「俺か?おれはミーアが頼んだのを少しもらおう、少しつまみが欲しくてね」
シーリス:GM!妖精のいる場所はありますか!!
GM:人の気のなさそうな場所ならいそうですね。
シーリス:湖畔なんで、水場か、湖のほとりまで行きます!
GM:いいでしょう。
シーリス:「…誰も…いないのかしら…?」
GM:水面に波紋が広がる。
シーリス:「?!…誰かいるの…?」いける限り駆け寄る
???:「同族の、においがする。」
シーリス:「ああ、良かったわ…ここにも妖精がいたのね…」久しぶりに空気を得た気分
ウンディーネ:「風の、エコーのにおいがする…。」
時間の流れが変わった気がした。とても、ゆっくりと進む体感時間の中、月光に照らされる水しぶきが、一つのウォータークラウンを作り出す。球を形どる飛沫の王冠は収束し、ヒトの形をとる。
シーリス:「こんにちは、ウンディーネさん。ええ、いるわ。エコー。出てきてくれるかしら。」
ウンディーネ:「こんにちは。我らが愛し子」
ウンディーネ:「ろくなお招きもできなくて、ごめんなさいね。」
シーリス:「いいえ、いいえ。あなたが出てきてくれただけで私は嬉しいわ」ほんとに嬉しそうな感じ
ウンディーネ:「でも、ここから去ったほうがいい。今は、危険。不穏。」
ウンディーネ:「わたしも、いつ、いられなくなるか、わからない。」
シーリス:「…危険…?」
ウンディーネ:「同族たちは、みな、安全な地を求めて、ここを離れていった。」
シーリス:「ねえ、ウンディーネさん。ここは妙に妖精が少ない気がするの」
ウンディーネ:「みな、いなくなってしまった。10年前から…。」
ウンディーネ:「…あなたのにおい。なつかしい。」
シーリス:「………………10年前」
ウンディーネ:「いつか、きた?」
シーリス:「ふふ、やっぱりすごいわね。……ええ、その10年前。私はここに足を運んだわ。」
ウンディーネ:「あぁ、いつかの、妖精使い。我らの愛し子…。あの戦から、生き残れたのね。」
ウンディーネ:「我らは、外からのにおいには、敏感。」
シーリス:「……私のことを、愛し子と呼んでくれるのね…」
ウンディーネ:「我ら、愛し子のために、力を貸す。」
シーリス:「ごめんなさい、10年前の戦で私達が…いいえ、私が止められていれば…」
ウンディーネ:「あなたからは、光のにおいがする…。その子からも、あなたのにおいがする。」
ウンディーネ:「愛されている。」
シーリス:「…ありがとう。ウンディーネさん。」
ウンディーネ:「エコー、スプライトにウィルオーウィスプ、ムリアンたち。」
ウンディーネ:「あなたは、見ていない。見回して。」
ウンディーネ:「ずっとそこには、我らがいる。」
ウンディーネ:「我らが、愛し子を守るために、力を貸しに来てくれている。」
ウンディーネ:「ずっと、友達のことで、悩んでいるのも、そのこたちは、しっている。」
ウンディーネ:「ずっと、みてきているから。」
シーリス:「心強い、ものだわ…。ええ、この子達は、ずっと私といてくれたもの…」
ウンディーネ:「でも、そのともだち、ちょっと不思議なにおいするという。」
ウンディーネ:「ふふ、どんなひとを友達でもいい。でも、だいじにして。」
シーリス:「不思議なにおい…?エコー、どういうこと…?」
ウンディーネ:「不穏なにおい。危うい。でも、ただしいにおい。」
シーリス:「大事に……。」
ウンディーネ:「我らは、あなたに、そばにいると、信じられているから、そばにいられる。」
ウンディーネ:「愛し子、あなたがともだちを、そばにいると信じてあげれば、ともだちは、あなたを愛し子とする。」
ウンディーネ:「我ら、ヒトではない。我が個体、長生き、されど、よくわからない。」
ウンディーネ:「だから、手を取り合う。ともだち?なかま?どっちでも、おなじ。」
シーリス:「そばに…友達…………仲間……」
ウンディーネ:「久しく、同族と会えてなかった。感謝する。我らが愛し子。」
シーリス:「私も……、私も、そう思えればいいと、思っているのよ」
シーリス:「ええ、私もここであなたと出会えたこと、本当に嬉しいわ」
ウンディーネ:「我らは、見届けるだけ。ずっと、そばで。」
ウンディーネ:「そろそろ、限界。また。会いましょう。我らが愛し子。」
シーリス:「ありがとう、でてきてくれて。元気になれたわ。本当にありがとう」ほんとに嬉しそうに笑って言います
ジャック:久しぶりにまともな高位妖精を見た…。
トリア:魔改造されたフェアリーガーデンの悪夢が…。
GM:やめろ()
ミーア:「ふにゃ~」
ジャック:「今日はよく飲んだ…」
ジャック:「いい顔してるな…お休みシーリス」
ミーア:「あ、シーリスらー!おやうみー!!」
シーリス:「そうかしら…?ええ、おやすみ、ジャック、ミーア」
トリア:「お酒くさいわね…あ、おやすみ。」
ミーア:ミーア幸せ
シーリス:(念入りに宝石を磨いてから寝る)
GM:翌朝、いや夜明け前の事だ。何かが聞こえる。どこからか、かすかに。喧嘩のような、怒号のような声が。数人の野太い声と、女性の声が。
GM:反応する場合、外に出ると見張りの給仕に止められる。
GM:「関わらないほうがよろしいかと…。いつものことです。酒場を占拠して、閉店時間を超えても帰らず、店で喧嘩を始め壊していく。」
ジャック:「女性の助けが聞こえた…それだけだ」静止を振り払っていきまず
GM:「それで私の店も、閉店せざるを得ませんでしたから…。」
GM:もしこのイベントに参戦するのなら、喧噪を辿り、向かうことができる。
GM:先に申し上げておきますが、ジャックは手を出すことができません。
ジャック:WHY!?
GM:これは、アンナを一時的に拘束するためのイベントだからです()
トリア:なるほど…w
GM:アンナがよぉ!今回のシナリオに至っては邪魔なんだよぉ!!
ミーア:あけっぴろげすぎるwww
シーリス:わかりやすい()
ジャック:早く言え、理由があるなら合わせよう。
GM:いやぁ助かる。
トリア:ここからタンク無しかぁ()
GM:たどり着くと瓶を投げ合い、殴り合い、怒号が飛び交うという一種の戦場が出来上っていた。
GM:「あぁ!?なんだてめえは!!」「見てわかんねえのかよぉ!賭けに買ったのに奢らねえんだよ!!」「だから負けてねえって!!イカサマしやがって!!」「んだとオルァ!!」
ミーア:「!?」
ファミリア:「…。」
ミーア:「(こいつ…鼻で笑った!?)」
GM:たしかに見回すとガメル貨幣の入ったグラスがカウンターにあった。
GM:そして、そのカウンターの奥で、すすり泣く若い女中の姿があった。
ミーア:飛び起きて後を追います
女中:「もう勘弁してよ…。いったい、いつまでこんなこと…。」
ミーア:どったんばったん大騒ぎ
ジャック:「…!」杖で大きな音をドンと鳴らす
シーリス:「…?何かしら、ミーア……こんな夜中に……」不機嫌そうな声
トリア:「…朝から元気…まだ夜…?」
シーリス:「あら、ジャック?アンナ…?」
ジャック:「朝まで騒々しいな、聞き分けのないガキはさっさと帰れ」
ミーア:「ねえきいてジャック! ネコが…ジャック??どうしたのこれ??」
シーリス:「トリア、ジャックとアンナがいないわ!」
トリア:「…ミーアがさっき出ていったわね。」
ジャック:「閉店わからん馬鹿しかいないのか」
傭兵:「あぁ?なんだこのうさぎは…。」
ミーア:「!!?」
ミーア:(周りの感じを察して黙り、荒事が起こってもいいように身構えときますー)
ジャック:「人がマナーを作るんじゃない」
ジャック:「マナーが人を作るんだ」
シーリス:「どこに向かったのかしら…。というか何かあったのかしら…?」(言いながら外に顔を出す)
トリア:「そうね。一応人だかりがあるし向かってみましょう」
シーリス:「…ええ。」
ジャック:「ミーアは来るな、他のみんなも来たら下げろ」
ミーア:「……! わかった!」用心棒稼業でこういうの慣れてると思うので、察してすすっと後ろに下がります
アンナ:「まずいです、悪目立ちしすぎです!動けなくなります…!依頼が!」
ジャック:「すまないな…こういうのは好かん」
ミーア:「ジャックは??」
アンナ:「私がやります。あなたがいなくなると、パーティーが成り立たなくなる!」
ジャック:「しかしだな…ふむ…仕方ない…任せた。」
アンナ:「感謝します。」
ジャック:「そこの女にも勝てない輩に俺が直々に何かするほどでもない…やってやれ」
アンナ:「ふふ、はい!…シーリスさんを、任せました。」
ジャック:「…煙草が…まずい」
アンナ:「私のパーティには、傭兵だった方がいます。」
アンナ:「その人は心優しく、パーティに光を照らす、温かい方です。」
アンナ:「自身に与えられた剣の加護ですら、誰かのためだけに使うような方です。」
アンナ:「貴方たちのように、誰かを泣かせてまでも、自身の武を、腕を、剣を振るうような方じゃない…!」
GM:魔力が収束する。神官のモチーフである、聖なる印に。
GM:血液が奔流する。戦士のモチーフである、その武器に。
GM:呼吸が変質する。歩く砦たる、甲虫の肌をその肉体に。
GM:アンナは傍に転がっていた傭兵のウォーハンマーを手に、マルチアクションを行使するのだった。
GM:しばらくすると、目の前には泡を吹いて倒れるゴロツキが二人と、喧噪に見て見ぬふりをしていた住人たちがあたりに寄って来ていた。
GM:女中はどうやらマスターだったらしい。
ジャック:「大丈夫か?」
GM:年齢は57。エルフとしては若い方だ。
女中:「ありがとう…。でも、大丈夫かしら、これ…。」
GM:一瞬で全員に伝播する。『これはマズい』
GM:すぐに衛兵が駆けつけてくる。
ミーア:「おっと」
トリア:「…あー」
ミーア:「こういうのはマズいよ…!いったん離れよう」
ジャック:「大丈夫ではないな、また後で。」
アンナ:「…!」目くばせで「すぐ散れ」と合図する
シーリス:「アンナ…。…っ!」
GM:「これは喧嘩をしただけです」と弁明しても、聴いてくれることはない。
ミーア:目くばせを受けてみんなを先導して去りますねー
GM:取り残されるパーティの面々。
GM:そんなことをしている間に、謁見の時間が来てしまうのだった。
GM:待機していると、セリシュが呼びに来てくれる。
セリシュ:「…長がお待ちです。こちらへどうぞ。」
ジャック:「あぁ、行こう」
シーリス:「…おはよう、セリシュさん。案内ありがとう」
セリシュ:「……アンナさん、でしたね。あの方は、大丈夫だと思います。」
セリシュ:「装備などは取り上げられているでしょうが、身の安全は保障します。収容所にも、我々の里の者がおりますから。」
GM:社に到着すると、ミルヒが立ちふさがるが、兄セリシュの姿を見ると武器を下す。
シーリス:「収容所…」
セリシュ:「おかえりなさい。兄上。」
ミルヒ:「朝、何があったんですか…?」
セリシュ:「ちょっとした揉め事さ。さぁ着きました。中で長がお待ちです。」
セリシュ:「セリシュです。失礼します。」軽快にノックして入る。
???:「あっあっ、ちょちょっと待って!」
GM:開けてしまった。
GM:目に飛び込んできたのは、下着姿の長と思われる「少女」だった。
セリシュ:「…し、失礼しましたッ!!!」
GM:バタンッと閉じ、妹に峰打ちされ悶絶する兄。暫くした後に、静かに扉が開く。
ジャック:「…。」眼福
???:「お待たせしました…。中へどうぞ。」
GM:明るい茶色の髪の少女が招き入れる。ゆっくりと口を開く。
???:「お初にお目にかかります。」
シーリス:「……」別に責めてないけどセリシュを見てます、責めてないですが
コーネリア:「私が、現里長のエルセリス・フレイ・コーネリアです。」
ジャック:「…。」セリシュにグッジョブ、顔にも動きにも出しませんが
GM:若い。シーリスと同じくらい、いや。それ以上に若いかもしれない。
コーネリア:「…先ほどは、見苦しい姿をお見せしました…。いえ、この話は別にいいのです。」
コーネリア:「貴方たちが、リネルネの店の冒険者ですね。」
コーネリア:「ようこそおいでくださいました。エルフの聖地、ルマ湖畔へ。」
コーネリア:「…ええと、一人足りないようですが…。」
セリシュ:「長、一人は今朝…。」
コーネリア:「あぁ、そうでしたわね…。」
コーネリア:「彼女のことは大丈夫です。私が無事を保証します。」
コーネリア:「あの店のことは、感謝しています。しかし、悪目立ちにならなければよいのですが…。」
シーリス:「…そうですか。よかったですわ…。」
コーネリア:「そして、貴方が、シーリスさんですね?」
コーネリア:「先代から聞いております。あの戦で、一人だけ生還した冒険者がいたと。」
コーネリア:「今、この里に起きていることは、10年前のあの時から始まっているのです。今までのいきさつを、掻い摘んでお話いたしましょう。」
コーネリア:「お話しても、よろしいですか?」
シーリス:「…ええ。…………いいえ、私は逃げただけですもの…」
コーネリア:「生きたことが、何より大事なのです。」
シーリス:「そう、ですわね。…今回のことに関わるのなら…仕方ない、ことですものね…」目を伏せて一瞬パーティーメンバーを振り返ります
シーリス:一瞬でコーネリアさんの方に向き直ります
コーネリア:「…はい。では、まず始まりは、10年前に遡ります。事の始まりは10年前、クーデリア侯爵領からの使者が訪れたことが始まりです。」
コーネリア:「ドゥ・ロー・ブリュレの製造、販売権の譲渡を求める内容でした。しかし、それは到底飲める内容ではありませんでした、しかし、ルマ湖畔は資源不足で困っており里を出て行ったものも多かったのです。」
コーネリア:「そんな折、前里長フィラルド・エルゼ・コーネリアはクーデリアからの申し入れを拒絶しました。笑顔で握手をして使者が帰って行った数か月後、数件の行方不明事件が発生したのです。」
コーネリア:「いなくなったのは老人、孤児が数名。いなくなっても比較的気にされない人物…。後日、その亡骸が銘酒の空き瓶と共に里長に届けられたのです。」
コーネリア:「ずたずたに切り裂かれた遺体を見た里長は事態を重く捉えました。数日後、不安を煽るまいと民衆には知らせないままエルフの戦闘員を募りました。しかし、斥候は数日後に音信不通、哨戒に出た警戒員はそのまま行方不明。」
コーネリア:「仕方なく前里長は外部に依頼。すなわち、冒険者へ。それがかつてのシーリスさんのパーティなのです。」
GM:ここまで一息に話し、一度息をつく。
コーネリア:「当時のルマ湖畔にも戦闘要員がいないわけではなかったのですが、暗殺、拉致され、いなくなってしまった。不思議なことにその時を見計らったかのように、バルバロスの一軍が攻めてきたのです。」
コーネリア:「シーリスさんのパーティはバランスはやや悪いと思いましたが、良いパーティだったそうです。二刀短剣師、斧戦士、純魔動機師、そして、妖精使いのパーティでした。」
GM:気づいただろうか、職業違えど今のシーリスのパーティとほぼ同じ構成をしているのだ。
シーリス:(痛いことこらえる顔してます)
コーネリア:「…そしてあの日、なぜかバルバロスは、目的を達成したかのように撤退。」
コーネリア:「その後、前里長はその座を放棄。次期里長として私がその座に至るのです。そして、定期的な暗殺、拉致が数年前まで行われており、とうとう銘酒の製造、販売権、果てに自治権を譲渡してしまった、という背景があります。」
コーネリア:「そして、今の里の状態が出来上がったのです。」
GM:一息に話し終えると、彼女はゆっくりと肺に酸素を取り込む。
GM:彼女は、顔色一つ変えずに話すが、膝に乗せる手は、床に着く足の膝が、震えている。
GM:怒りで、悔しさで。震えている。
コーネリア:「私には、どうにもできませんでした。」
コーネリア:「どうにかしようとすればするほどに、外堀を埋められ、人手は減り、その分外部の傭兵が入り込んでいったのです…。」
コーネリア:「だから、今朝の騒動については、私はむしろ感謝すらしています。」
コーネリア:「今まで、冒険者が来たことはありました。それでも、この惨状を見て去っていったのです。だから、アンナさんが、自ら騒動に巻き込まれても、割って入ってくださった。」
コーネリア:「それは、その行動は、我が里にとっての希望の灯し火なのです。」
コーネリア:「どうか我が里に伝わる銘酒を、取り戻してくださいますよう、お願い申し上げます。」
コーネリア:「依頼料は、心もとないとは思いますが、一人当たり3000Gとなります。」
コーネリア:「しかし、この里での待遇ならば、私の息のかかる範囲でならば、格別の待遇をお約束しましょう。」
コーネリア:「何か進展がありましたらまた来ていただければ応対します。私は、ここにいますから。」
GM:これから君たちはいくつかの選択肢を選ぶことになる
GM:1つ、大本に殴りこむ。
GM:2つ、銘酒を取り返す。
GM:3つ、シーリスの誇りを取り返す手伝いをする。
ミーア:全部じゃねーか!
ジャック:「わかった、一旦パーティで相談させてもらおう」
コーネリア:「わかりました。私はここにおります。出入りは自由にしていただいて構いません。」
ジャック:「ミルヒ嬢にあとで個人的に時間をもらいたい」
ミルヒ:「…?わかりました。」
GM:では社から出ましたが。
シーリス:「…ねえ、あなたたち。」パーティーメンバーに後ろから声をかける
シーリス:「あなたたち、ディザの冒険者ギルドに帰る気はないかしら」
シーリス:「コーネリアさんの話を聞いて分かったでしょう?この問題は私が昔いたパーティーの…いえ、私が残した問題よ」
ジャック:「そうか、じゃあこれからは俺たちの問題だな」
シーリス:「いいえ、違うわ。これは…これは私の問題よ」
ジャック:「ふむそれで?」
シーリス:「私が片付けていればあなたたちの依頼として回ってくることもなかったのよ」
ジャック:「それで?」
シーリス:「……自分勝手なのは分かっているわ」
シーリス:「…私は、私は貴方たちに帰ってほしいと思っている」
シーリス:「…………もう、私だけが守られているなんて…御免被りたいのよ」
ジャック:「だが断る、それに、『シーリスだけが守られている』わけではない。みんなでみんなを守りあってるからパーティなんだ」
トリア:「ふーん。じゃあ私からも。シーリスは私に後悔させたいってこと?」
ジャック:「それに、俺には俺個人でここに残る理由があるからな意地でも帰らん」
ミーア:「そうだよー!あたしが倒れそうなとき、いっつもシーリスが助けてくれてるじゃん!」
ミーア:「そうだねー!まあパーティが解散するのは(用心棒稼業的に)慣れてるけど、ジャックが残るなら、あたしも残ろーかなー!」
シーリス:「ええそうよ。トリア。あなたが後悔してでも帰ってほしいの。後悔は命があるからできることよ」
ジャック:「それにシーリスがいたからこそ俺たちはここまでこれた。置いてなんかいくものか」
シーリス:「ジャック、お願いよ。アンナはきっと私がギルドに帰すわ…!」
トリア:「……そう。ふーん…」
トリア:「私はね。後悔するくらいなら死ぬわ。」
ジャック:「すまないな、いくらシーリスの願いでも先約が入っていてな、俺はシーリスのことを頼まれているしな」
シーリス:「違うわ。貴方が倒れそうになるまで前で守ってくれるから私が役に立てているだけよ。……貴方は、私を守ろうとなんてしなければ、私の回復なんていらないはずよ」
ミーア:「え''っ!? 回復なしは厳しいよー>< いるいる!回復いるから! だから“これからも”助けてね!」
ジャック:「チェックメイトだな」
ミーア:「あたしもシーリスも、トリアも、もちろんジャックも、そしてアンナも。みんな役割が違うだけだよ!役割が違うみんなが助け合うから“仲間”なんでしょ??」
ミーア:「あたしは、前でがんばる役割、シーリスは後ろでがんばる役割。がんばるばしょが、違うだけだよー!」ここまでにっこり笑って言っています
シーリス:「……っ!どうして!どうして貴方たちはそうやって……。仲間とか、守るとか、役割とか、もうたくさんなのよ!!」と駆け出します。
ミーア:「えっ!?」
ジャック:「ならなぜパーティを組んだ」
ジャック:「それが本心だったら、10年前のあの一件のあとPTなんて組まないだろう」
シーリス:(なぜ…?そんなの…。…そんなの…?わからない、私はそんなの、知らないわよ…!)
シーリス:一瞬固まってそのあと逃げます
ミーア:「あっ…えっ!…あっ…」
ミーア:「…あたし、何か間違ったこと言っちゃったかな…シーリス怒らせちゃった??」(嫌味じゃなくて本気で心配しています)
トリア:「何も間違いは言ってないと思うわよ」
シーリス:ああああミーアが心配しているうううううう!!!
ミーア:^^
ジャック:「待ってるからなシーリス、明日またここで」
ジャック:長にはPTとして受けるか否かは明日報告する、少なくともこの三人は受けると報告
コーネリア:「わかりました。明日、同じ時刻に、お待ちしております。」
ミーア:「…追いかけた方がいい??」
ジャック:「いやいい、ここは一人にしてやれ」
ミーア:「うん!わかった」
ジャック:「やあ、貴女がミルヒだね」
ミルヒ:「はい。」
セリシュ:「何か御用ですか?」
ジャック:「頼まれごとがあってね」
ミルヒ:「?」
ジャック:「少し席を外してもらってもいいかな?」
セリシュ:「…?わかりました。10分ほどで戻ります。お手洗いを済ませてきます。」
ジャック:「すまないな」といって手紙と剣の包みを渡します
ミルヒ:「えっ、これは…叔母から届け物…ですか…?」
ジャック:「そうだ」
ミルヒ:「これは、私に合わせたロングソード…?」
ジャック:「お願いしていたんだろ?」
ミルヒ:「あぁ、ずっと欲しかったんです…。装飾と、名前まで入れてある…。これで、兄上の助けになれます…。ありがとう…。」
ミルヒ:「もし戻られたら、叔母によろしくお伝えください。」
ジャック:「なに必ず戻るさ、それにこれを実際に使う機会をなるべく減らしてから…ね?」
シーリス:(井戸端でエコーを指に乗せながらお話しているの図)
ミルヒ:「私の、今の仕事ですから。」
ジャック:「兵が剣を振るわない、それは最高にいいことだと思わないか?」
ミルヒ:「それはそうですが…。今は、そうも言っていられないので…。」
ジャック:「そのために俺が来た…となればいいな」
ミルヒ:「ええ、そうだと、いいですね…。」
ジャック:「まったく一族みないい女過ぎて困ってしまうな」
ミルヒ:「叔母は、元気でしたか?」
ジャック:「あぁ、元気だった、自分らしい生き方を謳歌していたよ」
ミルヒ:「叔母は、男性に奉仕する職業と聞いています。たまに一緒に、お酒を飲んだりすると。」
ミルヒ:「それは、楽しいものなのでしょうか。」
ジャック:「それは一緒に飲む男次第かもしれないな、よかったら今度飲みに行くか?できる限りエスコートしよう」
ミルヒ:「そんな日を、心待ちにしています…。」
ジャック:「同意とみていいかな?なら頑張らないとな」
ミルヒ:「えっ、あっ、いや…。はい…。」
セリシュ:「ふー、お待たせしました。お、それは…ロングソード?」
ミルヒ:「叔母様からの品です。以前から、と言っても、最後にやり取りをしたのはだいぶ前ですが、覚えていてくださいました。」
ジャック:「じゃあそろそろおいとましよう」ミルヒに耳打ちで叔母あての手紙があれば書いておくようにと伝えます
ミルヒ:「…。」こくこく
セリシュ:「折をみて、アンナさんにもあってあげてください。」
ジャック:「あぁ、そうしよう、では失礼」
セリシュ:「ではまた、お待ちしております。」
シーリス:「ねえ、エコー…。どうしてみんなはこの問題に関わろうとするのかしら…。私は…私のせいでみんながいなくなってしまうのが怖いというのに…」
エコー:「ミンナ シンパイ シーリス シンパイ」妖精語
シーリス:「ふふ、心配してくれているの?…もう、私は大丈夫なのに。大変なのはあの子たちよ。」
エコー:「ツタエル ダイジ ナゼ シーリス ツタエナイ」
シーリス:「伝えているわ。…でも、上手くいかない」少し拗ねたような感じで
エコー:「ヨウセイ コトバ ワカラナイ ダカラ ツタエル モットモット ツタエル ヒツヨウ」
シーリス:「どうして?これ以上何を伝えればいいの?『帰って』って『死なないで』って、私は、そう、言ったわ」
エコー:「ウソツキ シーリス ズット カナシイ テ ノバシタイ デモ シナイ」
シーリス:「…私は…嘘なんてついていないじゃない。あなたたちもそう言うの?」
シーリス:「それに、私に手を伸ばす資格なんて無いわよ。…あなたたちも知っているでしょう?」
エコー:「シッテル ワタシタチ シッテル デモ ソンナ シーリス ワタシタチ キライ」
エコー:「アルジ ワレラ ノ アルジ ワラッテル アルジ ツイテ イク」
エコー:「イトシゴ ノ タメ チカラ ツカウ ケイヤク ニ シタガウ」
シーリス:「…また、そう言うのね。でも、ごめんね。私はもう、な………いいえ、あの子たちを、失いたくないのよ。」
エコー:「ウィンドカッター ハ エコー ノ オモイ シーリス ノ コトバ ノ カワリ」
エコー:「タスケタイ トキ シーリス エコー メイジル ダカラ チカラ デル」
シーリス:「……ごめんなさい、ありがとう。…ごめんなさい。あなたたちがいてくれるから、私は今まで私でいられたわ」
エコー:「アノコ オナジ シーリス ト オナジ」
エコー:「ミンナ シーリス タスケタイ」
シーリス:「ありがとう。」
エコー:「イツモノ シーリス」ニコっと笑ってふっと消える
シーリス:「……でも、やっぱりごめんね。わたし、この冒険が終わったら。もう、終わりにしようと思うの、エコー。」
シーリス:「だから…それまでは。あの子たち死なせないわ…。」
GM:というとこで今回はここまで!!!
シーリス:思ったより妖精がバリバリしゃべってくれてうれしい…
GM:レベルが低い妖精だからそこまで自我とか強くないけどね。
トリア:自然現象に魔力が宿ってるだけだからね。
ミーア:シーリスが妖精の前とパーティの前で性格がちょっと違うのエモいんだけど…!!
ジャック:いやー、今回のシナリオで何人女の子口説けるかな。
GM:いやー仕向けてるの私だけど、ハイマンの嫁に殺されんなよ。
ジャック:はははははは()
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