「Amen Amen Gospel Amen.④」

GM:では前回のあらすじ。

嫌がる盗賊を焚きつけて入店審査に合格した君たちだったが…?


デット:「というわけでいらっしゃい。何をしに来たんだったかな。情報か。いいよ。内容と渡す金次第だけど。ただ、こちらも確証があるわけじゃない。根も葉もない噂話なんかもある」

ジャック:「まあ貴族を潰しまわってるとはあれな話だが、今回も結局貴族の盛衰に関わる可能性はある」

デット:「内容次第だが、金を出せば答えてやろう。無理なものはあるがな。」

ジャック:「最近極端に落ちぶれた貴族がいると思うが、今回知りたいのはそっちの話だ。」

デット:「家名は?」

ジャック:「…ヒューレン」

デット:「ふむ…これは、ちょっと確証がない。安くていいぜ」

デット:「いくら出す?」

ジャック:「確証がない情報には出せて500Gがいいとこか、あんまり叩きたくはないのでね」

デット:「いいだろう。では…」

デット:「ヒューレン家、薬師の家系のヒューレン家で合ってるな?あの家は没落したと聞いているが、それは実際は嘘だと踏んでいる。」

ミーア:「それ!おじさん、知ってるの!?」

デット:「言ったろう、確証はないさ。まずは、あの家。もぬけの殻だったろう。」

ミーア:「…」(ひっそりと唇を噛みしめながら聞いている)

デット:「脱出を手引きした者がいたはずだ。」

ジャック:「意図的にものを運んだあとがあるな」

デット:「高価な家財道具を売り払って金は手に入る。その金があれば匿われることもできたはずだ」

ジャック:「まあそうだろう、じゃなきゃあのメテオストライクで全滅だ」

デット:「そうなると、あの家をバックアップしていた者や組織を探せばいい」

デット:「いなくなられると困るやつらだ。あの家は、何を営んでいた?」

シーリス:「高価な…」考え込んでます

ミーア:「…紅茶?薬?」

ジャック:「…。」煙草に火をつける

デット:「そこで、薬師にいなくなられると困るのは、患者だ。それも、神殿に掛かれないような貴族層以下の。貴族や金持ちは神殿で神聖魔法で一発だからな。」

デット:「どの国にも町医者の団体があるはずだ。」

ミーア:「組合…?」

デット:「その通りだ。」

ミーア:「(一般技能いう)ドクターか、ドラッグメイカーをあたれば…!!」

デット:「そのとおりだ。まずは当たってみるのがいいだろう。」

ミーア:「わかったよ!ありがとう!…ございます!」

デット:「この町で大きな町医者は、2件だけだ。そのうち、系列として成り立っていて、かつ、トップが貴族なのは一件しかない。」

ミーア:「な、何て名前なの?」

デット:「エルドリット医院を訪ねてみろ。」

ミーア:「エルドリット…」

デット:「この医院は、患者が多く、情報も交錯するが、足はつかみやすいはずだ。」


ミーア:ミーアは いまのことばを ふかくこころに きざみこんだ!


デット:「500Gじゃ足らない情報を出した気もするが、まぁサービスだ。」

ミーア:「ありがとうございます。」

ミーア:「カイ…」ポツリと

デット:「フェンディルを牛耳るギルドの長としては、これくらいしねーとやってけねーんだよ。」

シーリス:「…わかったわ。ありがとう、感謝するわ。」お辞儀

デット:「わかったら帰れ。ほら。こんなん持ち歩いているやつがここに来るな。」


GM:と言いながら彼はベールゼンの徽章を返す


ミーア:「!?」

ミーア:驚いて毛が逆立ちます。

ミーア:(全然気づかなかった…早い…!)

シーリス:「……!?」

ジャック:「充分すぎる情報だ、今後も贔屓にさせてもらおう」

トリア:「了解。情報感謝するわ。」

シーリス:「……………。」

ジャック:「ふむ、サービスの見返りにそのままかと思ったが律儀なんだな」火を消して

デット:「それから、あくまで第三者としての意見だが。あまり突っ込むな。死ぬぞ。」

ミーア:「わかった。ありがとう(わかってない)(つっこむ)」

シーリス:「え、ええ。忠告ありがとう」ポーカーフェイスのような何か

ジャック:「まあ死ぬ案件に首を突っ込むのが冒険者稼業ってやつだ、邪魔したな」

ミーア:去る前にチンピラたちに

ミーア:「ばいばい!また遊ぼうね」ニパッと微笑んで


GM:君たちが後にしたあとに、デットはぽつりとつぶやく。


デット:「…まぁ、あの医院、あんまり使っちゃいけねーもん使ってるうわさもあるけどな。」


ジャック:さて、では行くか。


アンナ:「そろそろ行けば、お医者様も終わるころなのでは。」

ジャック:「さて、草を焚いたら行こうか」煙草ぷかぁー

アンナ:「ですねー。」

シーリス:「久しぶりに魔香草使ったわ…。やっぱりトリアの方が上手ね」

トリア:「ごめんね時間の方が重要かと思って。」→シーリス


ミーア:のっく

GM:唐突な自己紹介ありがとう。

ミーア:違うw扉をノックするよ。

GM:じゃあ奥から声がする。


ミーア:「こんにちはー!」ガチャリ

エルドリット:「いらっしゃい。と言いたいところだけど、そろそろ診察は終了でね。」

ジャック:「あぁ。安心してくれ、診察をされに来たわけではない」

エルドリット:「おや大所帯だ。冒険者様の診察をできるほど大きい医者じゃないんだが、あらそうなのかい。」

エルドリット:「じゃあ、何の用だろうか?香草かい?」

シーリス:「終了間際にごめんなさいね。」後ろから入ってくる

ミーア:「わ、わ、わ」ジャックとシーリスが前に出て後ろに追いやられるネコ

ジャック:「貴方に伺いたい話が合ってね、よければ閉めた後にでもゆっくり話させていただけないかな」

トリア:「こっちにいましょうね」ミーアを後ろでキャッチ

エルドリット:「あ、あぁ、それは構わんが。」

ミーア:「むー…」ふくれながら運ばれるミーア

エルドリット:「患者もいる。静かに頼むよ。どれ、もう閉めちゃおうかね。」

トリア:「…?」

エルドリット:「さぁて、今お茶を出すよ。奥で待っててね。ソファーがあるから腰かけていておくれ。」

ジャック:「いやそれはいい」

エルドリット:「おや、そうかい。あの有名なデイアフターデイだが。今は飲めないぞう。」

シーリス:「ええ、お構いなく」すこしぎこちない笑顔

ジャック:「ほうそれは…ならいただかないわけにはいかないなぁ」

エルドリット:「さぁ、今持っていくからねえ。さぁ座って座って。」

エルドリット:「どうぞどうぞ。おいしいお茶だよ。わたしもこれが好きでねえ。」ずずー

ミーア:「これなにー?」ひょいっとカップの中を見る

エルドリット:「それはアプリコットのジャムだよ。嫌いだったかい?」

シーリス:「あら、ごめんなさいね。」香りをかいでます

ジャック:「ヒューレン家の傑作は流石の良い香りだ」

ミーア:「あぷ…?」残りの二つも聞きます

エルドリット:「アンズのジャムさ。ブランデーと、レモンの果汁だよ」

シーリス:「へえ、ジャムなのね」興味惹かれてる

ジャック:「毒殺事件でめっきり見なくなったからなぁ、もともと大量にお持ちで?」

エルドリット:「あぁ、うちの薬はヒューレンさんから降ろしてもらっていたからね。腕のいい薬師なのにねえ。」

エルドリット:「私は処方して、処置をするくらいしかできないから。薬を作れる家は頭が上がらないよ。」


ミーア:懐かしい香りにそそられて、のみますー


エルドリット:「私にも神聖魔法の心得があればよかったんだけどねえ。」

シーリス:(ストレート…いいえ、ジャムは気になるわ……)ビンとカップを真剣な顔でにらめっこしてます

ジャック:「ふむ、最近はどちらの薬をお使いに?」

エルドリット:「うむ、最近は漢方薬という合成薬から、執刀の時に使う鎮痛剤までなんでも取り扱っていたよ。」

ジャック:「ヒューレン家以外から今はどこで薬を仕入れているのですかな?」

エルドリット:「個人的には、あまり好かないんだが、ルクレール家の廉価版の薬を取り寄せているよ。」

ミーア:めっちゃふーふーしてストレートティー飲んでる。熱さ、苦み、それらはニガテなんだけど、懐かしさには勝てない。

ジャック:「ルクレール…うむ、てっきりまだヒューレン家から仕入れていると思ってましたよ」

エルドリット:「そっ、そんなことはないよ。患者たちが知ったら、いなくなってしまうじゃないか。」

シーリス:(うん、レモンは違うわね、ええ)

エルドリット:「…」


カイネス:(はは、ミーアには苦かったかな?砂糖要る?)

ミーア:(うん!…う~ん…でもカイは?それストレートだよね?がんばる)

ミーア:カイと同じ味を飲みたくて頑張ってストレートを飲んだ過去の思い出


GM:というわけで、生命抵抗判定いってみようか。

ジャック:予想通りっつーかなんつーか

トリア:いやー仕込むよねー。

ミーア:知ってたwww

シーリス:えっえっ。


GM:ちっ、ジャムを迷ってるシーリスを除いて全員成功か。


ジャック:「まあ、なに、敵ではないよとだけ言っておこう」

エルドリット:「…目的はなんだ。」


ミーア:ふーふーあちあちしながらちびちび飲んでます。ちびちび飲んでるから効果がなかったみたい?


エルドリット:「そこなミアキスもなんともないようだし、きみたちは…。」

ジャック:「カイネスの所在…知っているんだろ?」

エルドリット:「…知っている。しかし、君たちが、敵ではないという確証はあるのか。」


シーリス:よし、アプリコットね!!とジャム入れかけて固まります。

ミーア:エルドリットの声色がかわったこと、ミアキス、カイネスの所在を知っている、それらに反応して真顔になり、カップを置いてそちらを見ます


ジャック:「そこのピンピンしているのが元ヒューレン家使用人」

トリア:「シーリス…あなた…」

エルドリット:「あぁ、そう、だったのか。」

アンナ:「ブランデー、試したかったんですけどね…」

シーリス:トリアが怖いのでアンナの方にすす…と寄ります

アンナ:「気持ちはわかります。全部終わったら帰って試しましょう。」

トリア:「私だってジャム試してみたかったわよ…」

シーリス:「…!そうね!」小声

ジャック:「さて、毒なしでいただけないかな、せっかくの紅茶がもったいない」

エルドリット:「…。新しいのを出そう。ちなみに言っておくが、トッピング三種には何も入れてないぞ。カップを温める湯に仕込んだだけだ。」

ジャック:「私含め、この紅茶は楽しみにしていたものでね」

エルドリット:「…そうか、それは悪いことをした。待っていてくれ。」

ミーア:「カイの居所を知ってるの!ねえ!?」毒を盛られたことなど気にも留めずに(気づいていないともいう)

エルドリット:「私もこれは好きなんだ。ヒューレン家の者だと知っていたら、こんなことはしなかった。許してくれ。待たせた。正真正銘、私も好きな紅茶だ。」

エルドリット:「医者の名に懸けて、これには何も入れていない。」

ジャック:「ではいただこう」

トリア:「…ならいただくわ。」


シーリス:ちらちらトリアを見てからおそるおそるジャム入れます。わくわくしてるのは透けてます

ミーア:唯一、飲みません


アンナ:「ブランデー入りは初めてです…」恐る恐る

ミーア:「ねえ、カイの居所知ってるんでしょ!教えて…ください!」

エルドリット:「知っている。私の家の、地下で匿っている。」

ジャック:「ブランデーは紅茶の香りを豊かにするからな」ちゃっかり入れる

シーリス:(甘い…おいしいわね)

エルドリット:「だが、今は教えられないし出すこともできない。」


シーリス:飲んだら満足して真面目に話聞いてます


ミーア:「なんで!?」

エルドリット:「察しの通り、今もヒューレン家から薬を供給をしている。しかし、そのパイプを切ることは私にはできない。この医院には今も患者が入院している。」

エルドリット:「一部には度を越えた劇物や麻薬を使っているものだっているんだ。」

ミーア:「…どうすれば、いいの?」

ジャック:「それにルクレールにバレたら確実に消されるからな」

ミーア:「どうすれば、カイを出してくれる?」

エルドリット:「今、大事件になっているのは知っているだろう。」


ミーア:ミーアはたぶんわかんないんで、素直に聞きます


エルドリット:「もちろん、この毒殺事件を解決して、ヒューレンの無実を証明すればいい」

ミーア:「ヒューレン家の無実…それを証明すれば、カイと会えるの?」

エルドリット:「家の者だったのだろう、君は。だったら、彼の無実を証明してくれ。」

ミーア:「…元、だけどね。…カイの無実…。」

エルドリット:「私は、彼に救われたんだ。今こそ、恩を返さなくてはいけない。なのに、私には手段も力もない。」

ミーア:「わかった」

エルドリット:「おびえて客に毒入りのお茶を出すのは私だって嫌だ!!どうか、どうか、頼む。」

ジャック:「なに、今、手段と力を手に入れたわけだ」

エルドリット:「…!」

ミーア:「私にできるかはわからない。けど、あたしには“みんな”がいるから…」

ミーア:「やるよ」

エルドリット:「いいだろう。職業上それなりに蓄えはある。」

ミーア:「あたしも、カイに命を救われたから」

ミーア:「一緒だね」

エルドリット:「…彼を助けてくれ。頼む、「冒険者」…!」


シーリス:すっと目を閉じてその話を聞いてます


ジャック:「察しが良くて助かる、その依頼請け負った」

ミーア:「今度は…あたしが…、いや“わたしたちが”カイを助けるんだ…!!」


ミーア:ミーア、燃えてます


トリア:「冒険者としての依頼…ね。オーケー承りましょう。」

エルドリット:「患者もいる、度を越えた額でなければ出せよう、」

エルドリット:「先払いで、そうだな、1500Gでどうだ、」

シーリス:「…ええ、わかったわ」ちら、とミーアを横目で見てから

エルドリット:「見事無実を証明したなら、追加で3000だそう。

ジャック:「そこは切りよくトータル5000と言いたいところだが、十分な報酬だろう」

エルドリット:「いいだろう。前金で1500ずつ、後金で3500。最低限、経営できる金が残ればいいんだ。」

エルドリット:「これで、解決してくれるのだな。」

ジャック:「さて、報酬分の働きはしてみせるさ」グイっと紅茶を飲み切る

ジャック:「その紅茶に関してなんだが、毒がないことを証明するためにサンプルが必要なんだ」

エルドリット:「おっ?おう…。」

ジャック:「500G相当分のグラム数を頂戴しても?」

エルドリット:「うむ、まぁ、構わんだろう。安いものではないが、火種になりかねん。くれぐれも人前でだしてくれるなよ。」

ジャック:「もちろんだ」

エルドリット:「500G分だから、だいたい350グラムほどか。これでいいのか?」

ジャック:「それでいい…すまないな」

エルドリット:「いいんだ。あの子の無実を晴らしてくれるなら。」

ジャック:「さて行こう」

エルドリット:「ところで何に使うんだ?サンプルというにはどこかに提出するのだろう?」

ジャック:「俺たちのも最低限バックがある、そこを納得させないといけないんだよ」

エルドリット:「ふむ、わかった。待っていてくれ。今包んでくる。」

リネルネ:「へくちっ。なんか悪寒がするわ…。」


ジャック:おつかいミッションコンプリートだ。

GM:手玉に取りやがってw


エルドリット:「ほら、お待たせ。カイネス君と婦人の無事は私が証明する。どうか頼んだぞ。さて、ルクレール家に、行くのだろう?」

ジャック:「あぁ、ちょいとした準備をしてからだが」

エルドリット:「黒いバックアップがついているといううわさもある。そう、蛮族国家とのつながりがな。人では手に入らない技術も多い。」

エルドリット:「コボルドとかならいいんだがな。うちにも患者でいるし。」

ジャック:「頭に入れておこう」

エルドリット:「ラミアとか、オーガとか、人に変化するタイプのは、なぁ…。」


GM:ラミアとかラミアとかラミアとか


ジャック:「ラミアに執着しすぎじゃないか?」

エルドリット:「知ってるか?あの高級娼館の主人がラミアっていううわさがあってな?」

エリス:「クシッ…。」

ジャック:「ほう、それはそれは…そそる話だ」

エルドリット:「だろう?一度でもいいから世話になってみたいもんだよなぁ。真意を確かめる意味でもな?」

ジャック:「高くつくだろうなぁ、SSカード二枚分はいるだろうなぁ」

エルドリット:「ひぇ」

ジャック:「経験上の話さ、あくまで」


フェング:「お帰りなさい、なにか収穫はありましたか?」

ジャック:「まあ詳しくは奥で話そうか」

フェング:「優秀でなによりですよ。さぁ、こちらへ。」

フェング:「続報をお待ちしていました。戻ってきた、ということは、なにかつかんだのでしょう?」

ジャック:「限りなく黒と言っていい所は特定した」


ミーア:仲間から、これが一番の方法だと諭され、納得してついていくミーア

ミーア・スキット:ライハ~!と叫びたいのを我慢して聞いています。分からないので口は挟まない


フェング:「ふむ…、最初から黒ではないと思って追跡していましたが…。」

フェング:「やはりいましたか。黒幕が。」

ジャック:「ちなみに聞きたいことがあるのだが…」

フェング:「ええ、一定の話題以外ならなんなりと。」

ミーア:「やっぱり、カイは、悪くなかったんだよ!」


フェング:ニッコリ

ミーア:これだけかな、ミーアに言えるのは

ジャック:「毒殺事件があったときに給仕をしたのは誰だ」

フェング:「メイドの一人と聞いています。」

ジャック:「調べていないのか?」

フェング:「双子姫は、練度に関係なく日替わりで傍仕えをされていたようで、その時のシフトは…一番新入りの者だったらしいです。」

ジャック:「なるほどな、合点はいった」

フェング:「名前は、ええと確かどこかに…。」

ジャック:「ルクレールと関係がないか調べさせておくといい、ちなみに黒はルクレールと踏んでいる」

フェング:「オリゼラ、と言う者らしいですね。」


ミーア:どこかで聞いたような…

GM:「あの屋敷の使用人で戦えないのは見習いのオリゼラだけですわ!」

GM:そんなセリフを、そんな名を、聞いたことがあった。


ミーア:「!?ライハッ!?」やっぱり叫ぶミーア

ミーア:「オリゼラってたしか…。あたし、使用人さんたちのことはあまり覚えていないけど」

ライハ:「え、ええ。ヒューレン家にいた、見習いのメイドですわ…。」

ミーア:「あのとき、助けに来てくれた時に言っていた…」

ジャック:「見習いが王女の給仕をねぇ・・・」

ライハ:「唯一、戦う術を持っていなかった、あの子ですわ…。」

フェング:「…。容姿は思い出せますか。」

ミーア:「オリゼラは…ヒューレン家がばらばらになったあと、どこにいったの?」

ライハ:「うら若く、こう言ってはなんですが、田舎娘、というのがぴったりな女性でしたわ。」

ライハ:「彼女については、追跡したのですが、現時点でそんな者はいないという答えが返ってきまして。」

ミーア:「えっ!」

フェング:「…。」

フェング:「報告書には、うら若い、という様子は見て取れない。」

ジャック:「そりゃいないだろう、居たら困るからな」

ミーア:「そういうときは、たいてい身元を隠したい暗殺者とかだったり」

フェング:「20代前後の、都会育ちの風貌の娘とあります。」

ミーア:「身元を隠したい人が使う手だ…」

フェング:「見方によっては20代半ばにも見えたとか。…あなたたちの印象と、乖離している、同名のメイド。」

ミーア:「え、え、どれがほんものなの?」

ライハ:「仮に、姿かたちを自由に変えられる、もしくは変装の達人だった、なら…。」

ジャック:「そういうことだ」

ライハ:「あの子の身長は、150前後ですわ。」

ミーア:「…なるほど」

フェング:「170前後、とある。」

ミーア:(自分のスカウト技能を見ながら)

フェング:「変装では、説明がつかないレベルだ。」

ミーア:(ミーアたぶん変装判定とか、自分からやらんけど)

シーリス:「身長はさすがに…」

ミーア:「え…っ」

フェング:「考えられるのは、ディスガイズやイリュージョンなどの魔法による変身や幻視。」」

ジャック:「蛮族が裏にいるとの話もある、手段はいくらでも」

ミーア:「暗殺者なら、変装も得意だね」

フェング:「だとしたら、どこかに潜んでいる可能性が高いです。毒殺に失敗した今、どこかでチャンスを狙っている、もしくはほとぼりが冷めるのを待っているころ合いかと。」

アンナ:「…バニッシュしません?」

フェング:「相手が貴族でなければそれもありだが…。」

ジャック:「さっさと根っこをどうにかしなくてはな」

ジャック:「駒を使えばいい」

フェング:「というと?」

ジャック:「ここにいるだろう、使い勝手のいい駒(冒険者)が」

フェング:「私に、それを強いれと…。」

ジャック:「それが役目というものだろう、その立場に居るものとして」

フェング:「もし、それが間違いだったなら…ベールゼン卿に…。」

ジャック:「なにそれはまた駒の独断と言って切ればいい」

フェング:「…良いのですか。その宣言は。ここから先、我々の庇護下でもなければバックアップも受けられない、ということになります。」

フェング:「ここで部屋を貸すのも難しくなる。それでも、行ってくれるのですか。一介の冒険者であるあなたたちが。」

ジャック:「偶然、アナタが指揮するものが、たまたまルクレール家の近くにいて、たまたま見かけて駆けつける可能性はあるかもしれないが」

フェング:「それは可能でしょう。騎士団ですから、常に市民の味方です。ですが、それとは別に傍付きであるライハだって、救援に向かわせることもできない。それでも、いいんですか。」

ミーア:「ライハ…」

ライハ:「申し訳ありません…。」

ミーア:「あたし、がんばるよ。あたしたちで、やってみせる」

ライハ:「無事をお祈りしております。」

シーリス:(ごくり)


フェング:「……。」

フェング:「…わかりました。この後、屋敷を出たその瞬間から、あなたたちと私は、何の関係もありません。ただ数日宿を貸しただけの関係となります。」

フェング:「もちろん、報酬は約束します。事態が収束に至れば、ですが。」

ジャック:「時間はあまりかけたくないものでね・・・今夜一泊をしたのち今回請け負っていた依頼は完遂したことでいいかな?以降はその関係でいい。」

フェング:「いいでしょう、しかし、それ以外のバックアップは何一つないと思っていただきたい。」

フェング:「申し訳ありません。すみません。できることなら、こんな手段はとりたくなかった。」

フェング:「ごめんなさい…。」顔は伏せているも歯を食いしばっているのが分かる

ジャック:「さて、これはお返ししよう」家紋のあれを返す

フェング:「悔しい…。悔しい…!私に、これほどまでに、力がないのが…!!」

フェング:「王女をお守りすると誓ったのに…!!」

ジャック:「それだけ守るものが大きいということさ、そして責任がね」

ミーア:「よし!そうと決まったら、さっさと片づけて、戻ってきてもう一回みんなでお風呂にはいろ!!…二人は、あたしたちとは別だけど(フェングとジャックは男同士一緒に入ってね、と言っている)」

トリア:「…あー…」

フェング:「駒を切ってでもしないと、事態の収束につながらないとは…情けない…」

フェング:「…えっ?」

シーリス:「…?」トリア見て

ジャック:「次は是非一緒に入りたいものだ」

フェング:「あーーー…」

フェング:「あー、うーん…。」

ミーア:フェングの微妙な表情にはきづかず、決意を固めています。

トリア:「……うん。そうね…別…ねぇ…」

ライハ:「主はおひとりで湯あみにて疲れを流されるのが唯一の娯楽でございます。ゆめお邪魔されなきよう。」

フェング:「そ、そうなんだ、ごめんね。」


ミーア:ライハがナイスフォローすぎる件


ジャック:「さっきのは冗談ではなく本気なんだがね?」とフェングにだけささやいて撤収

フェング:「う、うーーーん…」顔真っ赤

トリア:「…(またジャックが何か言ってる…)」

ライハ:「さぁ、今日はお休みください。明日朝一で放り出さねばなりませんので。」


ミーア:ww

ミーア:ライハあたしたちを捨てないで~


フェング:「す、すまない。私はもう休ませてもらう…。」

ジャック:「……。」ほくほく就寝

フェング:「……。」何か決心を固めて愛剣を握る姿があった

ライハ:「いけませんわ。主人…。」

フェング:「これは、僕の、いやわたしの、生まれる理由と、今これから存在する理由だ。」

フェング:「王女を。守る。」

フェング:「それを、僕が、彼らをダシにしていいはずがないだろう!?僕が行かないと、行けないんだ。」

ライハ:「…わかりましたわ。彼女が、心配ですから。」


ジャック:「いや、すまない、表向きの支援を切ってしまった」とPTに謝罪

アンナ:「いいと思います。私は好きですよ。」

ミーア:「よく分かんないけど、大丈夫だよ!」

トリア:「大丈夫よ。途中で口を挟まなかった私も悪いし」

アンナ:「何があっても、私が守ります。」

ミーア:「いつも難しい話を引き受けてくれて、ありがとう!」

シーリス:「ええ、まあ解決は早いほうがいいものよ、きっと」

ジャック:「さて、よいパーティを持った。じゃあ行くかルクレール。」


シーリス:魔晶石ごそごそ出してくる


シーリス:「ジャック、ミーア。こちらに来てちょうだい」

ジャック:「うむ」

ミーア:「?」てとてと

アンナ:「私は遠慮します。一応人間ですから。」

ミーア:「なになに?何かくれるの??」

トリア:「私も人間だし問題ないわ」


シーリス:魔晶石を手に持って妖精を呼び出します

シーリス「お願い、ドゥナエー。<サモンフェアリー>」

ミーア:「おぉ~!」きらきらしてる…


GM:シーリス、ミーア、ジャックの3名に<月の舞>の加護が施される。


シーリス:「ありがとう、ドゥナエー。」


GM:というわけで、ルクレール邸の真正面です。


アンナ:「着いて、しまいましたね。」

トリア:「ん。そうね」


GM:選択肢

GM:A:ドアに魔力撃

GM:B:ドアにフォース

GM:C:ノックしてバニッシュ


ミーア:ほかにないのwwww

シーリス:どっちが蛮族ですかwww

ジャック&トリア:いつもの事


GM:とまぁ、置いといて。


ミーア:愛用の剣を構える。魔力が、たぎる。


衛兵:「何事だ!!」

ミーア:「カイを!!かえして!!!」

衛兵:「昨今うわさになっている蛮族勢力か!?不審な輩め…名を名乗れ!!」

ジャック:「名乗る名はない、ちょっと悪事を暴きに来ただけだ」

衛兵:「ちっ、最近うわさになっている貴族狩りか…!」

ジャック:「狩られる自覚があるなら十分、当主を出してもらおうか」

衛兵:「エルノー様に報告!!我々は拘束措置だ!!」


GM:戦闘開始、先制、まもちき!

※雑魚戦かつ前哨戦なのでハイライトでお送りします。


近衛を殴り飛ばしたアンナが「何度味わっても嫌ですねえ…。」とか言っていたり

武装メイドが戦線に加わってくるもジャックのスリープが炸裂したり

それでも倒れないメイドがいてメイ〇ガイ疑惑をかけられてたり。

そうしてやっと全員眠りこけましたとさ。


GM:さて、戦闘が終わり、君たちは奥を見やる。扉の奥からは床を叩く足音が響いてくる。

GM:カツ、カツ、カツ、カツ…

GM:カツカツ、カツカツ、カツカツ…


ミーア:…二人いる?

ジャック:いるだろうさ


GM:奥の扉が、開かれた


ルクレール:「これはこれは、貴族の家に土足とは…。この私をルクレール家嫡子であるリオネール・エルノー・ルクレールと知ってのことか?」

ミーア:「あっあれ?あれあれっ?」

ルクレール:「なぁ、オリゼラよ。」

ミーア:「昔、見習いだったこ!!!」

オリゼラ:「ええ、不届き千万。無礼ですわ。あら、お懐かしい顔がありますわね。」


GM:背中に2本の巨大なソードを携えたメイドがそこにいる。


ジャック:「よかった、人違いでこの騒動だったら捕まってしまうとこだった」

ルクレール:「む、知古か。」

ミーア:「ひさしぶり!!」

オリゼラ:「ええ、昔、潜入していた家の者ですわ。」

ミーア:「…えっ」ぶんぶん手を振っていたが、ピタッと止まる。

ルクレール:「生かすか?」

オリゼラ:「いいえ、もう使い物にはなりませんわ。処分していただいて結構ですわ。」

ミーア:「…えっ、えっ…」

ルクレール:「そうか、では、そうしてくれ。」

オリゼラ:「御意。というわけだから、いつぞやぶりね。」

オリゼラ:「あの時は、へっぽこドジメイドを演じていたから、疲れたわ。」

ミーア:「そう…やっぱり…ライハが言うように…あたしたちの敵なの…?」

オリゼラ:「ご主人様を探しに来たの?あぁ、元、ご主人様だったわね。」

ミーア:キッと眉頭が下がります

オリゼラ:「この状況を見てそれがわからないから、あなたは今主人を探しているのではなくて?」

ミーア:「そうだカイ…カイを返してよ!!」

オリゼラ:「それに関しては私もわかりませんわ。あれだけ探し回ったのに。どこに行ったのやら。知っていたら、教えていただける?」

ミーア:「あたしはカイを取り戻すんだ…あなたが立ちふさがるというのなら…切る!!!」(“斬る”ではなく“切る”)

オリゼラ:「では、心のままに、斬ってさしあげましょう。「黒死の契り」密偵隊長、二つ名は、”密かなる友人”オリゼラでございます。いざ覚悟。」


ミーア:シュっと専用ロングソードを抜きます

GM:ではオリゼラと呼ばれたメイドは、背中からソードを抜き、構えるかと思いきや、近衛隊の死体に投げつけた。貫かれた近衛は短い悲鳴をあげ、絶命する。

そのままそれらは、立ち上がり、自らに刺さったソードを引き抜き、構えたのだった。


ジャック:やられた…!あれは武器じゃねえ!!

トリア:やりやがったこのGM!!せっかく気絶させておいたのに!


GM:先制、まもちき!


ミーア:先制失敗

シーリス:先制成功

ジャック:まもちき知名度看破


ミーア:「わっとと…あれ?」(つなづきそうなのをシーリスに助けてもらった)

ジャック:「…む、詳細がわからん」

シーリス:「ミーア、そっちから回って!」助けてから

ミーア:「うん!わかった!!」

アンナ:「あれ、私たち、ピンチなのでは?」

トリア:「…厳しいわね。」

ジャック:「デスソードはアンナと相性が悪い、さっさと落としてくれ」

ミーア:「…! わかったよ!」

オリゼラ:「来なさい、あの時のミアキス。無礼を正してあげましょう。その命をもって。」

ミーア:「負けないよ!!」


※戦闘はハイライトでお楽しみください。


シーリス:「バーチャルタフネス!光の妖精よ…みんなを守って!!」

アンナ:「ビートルスキン…セイクリッドウエポン!!」

ジャック:「タフパワー。全員に魔術の加護を。」

ミーア:「キャッツアイ、魔力撃!」

トリア:「スローイングマレット2本で!」


オリゼラ:「魔動機術…ふふ、ではこちらも…。<グレネード>」

ミーア:「…!! そのマギスフィア!?」

オリゼラ:「仮にも、あの家の従者でしたから。」

ジャック:「(レベル6以上は確定か)」


GM:この後もジャックがシーリスの盾になって倒れたり、グルーボムで床に毛皮ごと張り付けられたりしながらもたたき起こされるジャック。

前衛ではミーアがアンナに回復弾をヘッドショットしていたり。


ジャック:「おちおち寝てもいられないか」トリモチで床にくっ付いた毛をバリバリはがしつつ

ミーア:「ジャックっ!?毛から血が…」悲痛な声を上げています(なおPL)

ジャック:「ファナティが欲しいころ合いだろう?」

トリア:「ん。ありがと。さぁ…行きましょうか」

ミーア:「!!…大丈夫なのね? ありがとうっ!」

ジャック:「…(大丈夫とは言い難いけどな…。)」HPMP共に1で虫の息だが煙草をくわえてる


GM:この後はオリゼラのグレネードがクリティカルして前衛が死にかけたりしましたが、最後にとどめを刺したのはやはりミーアの魔力撃。


ミーアの肉体から魔力がロングソードに伝播する。

培ってきた魔動機術の魔力は剣に力を与え、ミーアに勇気を与える。

あの頃の笑顔を思い出し、涙を流したあの日への決別の証が今、オリゼラに刻まれる…!


オリゼラ:生死判定…気絶!!


オリゼラ:「そんな…。ばかな…。」

ミーア:「やったね!…もう昔のあたしとは違うんだよー!!」

シーリス:「もう、やらせないわ」ぜえぜえ

アンナ:「早く奥へ!!」

ジャック:「さぁ…行こうか」

トリア:「ええ、そうね」

シーリス:「ええ。」

アンナ:「バルバロスとつながりがある貴族、それだけでお縄にできます!」

ミーア:「!!」全速力で走ります!


GM:屋敷の最奥には、地下へのはしごが降りているよ。


ミーア:地下室へ降りる


GM:はるか遠くから、もたついた足音が聞こえる。


ミーア:「!! 足音がっ!!これは、追いつけるよっ!」

トリア:「オーケーどっち!?」

ミーア:「あっち!」

シーリス:「とりあえず前!」


GM:ではトラップの数々が君たちを応襲する。

GM:罠回避だ。ワイヤー+槍付き落とし穴


ミーア:「ワイヤーだよっ!」


ミーア、トリア成功

シーリス、ジャック、アンナ失敗!!


ミーア:「!!みんな!!」

トリア:「っ!?」

ミーア:「えとえと…助けなきゃ…ああでも敵がっ」

アンナ:「行って!!」

トリア:「ミーア!先に行ってて!私が助ける!」

ミーア:「! わかった!!」

ジャック:「さきに行けミーア!」


ミーア:ミーアイキマス


シーリス:「行って!!」

ミーア:「トリア来てっ!みんな!みんなのことは、みんなに任せるよっ!!」

ジャック:「いけトリア。」

シーリス:「トリア、あなたもよ!行きなさい!」

アンナ:「あの子を助けてあげて!」

トリア:「………了解!」

ミーア:「アタシは、アタシの仕事をやるんだ!!」

ジャック:「…。」こっそりファミリアはついていきます

トリア:「タバコ借りてくればよかったかしら…」


アンナ:盾や鎧の一部を槍の上に落とし、そこになんとか着地、ジャックとシーリスを抱きかかえて着地してる。


ミーア:ひた走るミーアから、眼光が尾を引く

ミーア:流れた汗が地面に到達するより早く、ミーアは駆け抜ける


GM:第二の罠回避だ。


トリア、罠回避失敗!


ミーア:「トリア! こことここに槍っ!!」

トリア:「クッ…!」

ミーア:「…!!」

ミーア:それでも、ミーアは、止まらない

ミーア:「ごめんねトリア!先に行くよ」

トリア:「なんとか抜け出すから先に行ってて!」


GM:では走り抜けた先に、目標の背中をその暗視に捉える。

ミーア:四肢を伸ばし、目標に飛びつきます


GM:ではそのまま取っ組み合いになる。ゴロゴロと転がり、外に放り出される。

猫化したミーアが牙を、爪を突き立てる。必死に抵抗するルクレール。

絶対に離すまいと、ミーアはありったけの力を込める。

その力には、これまでの悲しみと、怒りと、今の今までどうにもできなかった自分への悔しさが。

自分になかった、交渉技術。回復の力。なによりも、隣に立ってくれる仲間。

最も力と手段を得たのは、彼女だったのだ。


GM:ミーアが気が付くと、そこには、騎士たちが取り囲んでいた。


ルクレール:「な、これは…!」

フェング:「お待たせしました。ここで、合っていたようです。」

ミーア:「衛士さんたちだ!それにフェングも!!」ネコの姿のままで


ミーア:なお、手は緩めないなんなら爪を突きつけてる


フェング:「ルクレール嫡子殿、あなたにはバルバロスとの逢瀬の疑い及びヒューレン邸襲撃、カイネス氏、並びにヒューレン婦人、そして、王女暗殺の容疑がかかっています。」

フェング:「ご同行、願います。」

ジャック:(少しの間を開けてトリア、さらに少し間が空き三人が到着)

ルクレール:「そんな、そんな…。こんなひよっこ冒険者に…!!」

ミーア:「動くな…」ぐるる

フェング:「私欲で国を敵に回した罪、本来は死罪にもあたる。心して審判を待つように。」


ミーア:引き渡し、見送ったら、人間に戻ります

フェング:「おつかれさまでした。それと、会わせたい人物がいます。こちらへ。」

トリア:「会わせたい人物…?」

ミーア:「みんな!無事でよかったー!捕まえたよ!よ!」

トリア:「ん。ミーアも無事でよかった。」

アンナ:「あぁ、無事でよかった…さぁ、行きましょう。」

ミーア:「合わせたい人だって!誰だろ?」

シーリス:「…罠でも仲間を傷つけてくれるなんて見上げた根性ね」トリアを見て

????:「はい、どうぞ。入ってください。」

トリア:「失礼します。」

シーリス:「失礼しますわ」ジャックとアンナの後ろから入る


ミーア:ジャックの方を見ていたミーアは、天幕の方をバッと振かえり、飛び出します


ジャック:「いってこい」


ミーア:天幕になだれ込む

ミーア:真顔、汗、見開かれた瞳、そこに写しだされたのは…


カイネス:「フェング様から聞いたよ。ありがとう。おかえり…ミーア!」

ミーア:「…!!!ただいま」最高に満面の笑みで


GM:というところで別視点。

ジャック:描写しないおしゃれ感


アンナ:「少し、ほっといてあげましょ。」

ジャック:「そうしておこう」

シーリス:「ええ、そうね」

トリア:「…ん。そうね」

フェング:「30分くらいでよさそうです。きっと。つもり話はあとでするでしょうし。」

ミーア:プロレス中(物理)

シーリス:「今、悲鳴が聞こえなかった?……まあ、気のせいね」

ジャック:「ここで会うなんて奇遇だな」フェングを見て少し意地悪く笑う(ボロボロ)


フェング:「腹を切る覚悟でしたよ。でも、騎士ですから。さぁ、ケガの手当てもあります、こちらへ。」

フェング:「剥ぎ取りとか、いいんですか?ちなみに屋敷はアレです。」

ジャック:「あぁ…あの蛮族の件なんだが…」

フェング:「聞くだけ聞きましょう。聞かなかったことにする可能性は高いですが。」

ジャック:「なにウサギの戯言だと思って聞いておくれさ」

フェング:「はぁ…戯言で済んだことはここ数日なかったと思うんですが…。」

ジャック:「ははは、じゃあ手当の合間がてら話させてもらうかね」

フェング:「彼女、調べを進めますと、とある娼館の女主人からある話が聞けました。」

ジャック:「ほう?」

フェング:「危険な蛮族組織の幹部の一人であったと。その名は<黒死の契り>」

ミーア:ほっぺたを舌でなめたり、ほっぺすりすりしてますむぎゅー

フェング:「女主人はシャーラザット領という地の出身らしいですが、その国家にも裏が取れたので、ほぼ確証はとれています。」

フェング:「と考えると、魔法使いというのも、もしかしたら。という話です。」

ジャック:「なるほど、ますます今すぐ殺すには惜しい奴だな」

フェング:「しかも、彼女、オリゼラといいましたか。アレは優れた密偵です。情報を持ちすぎている。敵のも、こちらのも。」

フェング:「生かしておくと、余計な火種を生みかねない。今、フェンディルは建て直しを図っている。正直、そんなものを生かしておいておくリソースがないんです。」

ジャック:「火種をうまく使うのも人の知恵だと思うがね…ふむ。」

フェング:「…。明かしたくはありませんでしたが仕方ない。」

フェング:「僕は、フェンディル王の血を引いています。」

ジャック:「ふむ」

フェング:「本来であれば王位継承権第三位にあたります。だから、僕が、フェンディルに少しでも被害がある可能性がある要因は残しておけません。」

ジャック:「なるほどな」

フェング:「王女を守るために、僕はここにいるんです。彼女、オリゼラはこの後に確実にとどめを指します。」

フェング:「もちろん、剥ぎ取りなどはお譲りします。ですが、彼女の命だけはここで奪わないといけない。」

シーリス:(まあ危ないわ…よ…!?)

シーリス:(え、待ってちょうだい私普通に話してたわよどうしましょう)(ポーカーフェイス)


ミーア:尻尾が、ちぎれんばかりに往復しています。ぶんぶん


ジャック:「それなら仕方ないな。なら冒険者らしくはぎとることにしよう」

トリア:(あ、やっぱり気付いてはなかったみたいね)(なんとなく察する)

アンナ:「…。」かたぽん

ジャック:「さて、みんなもうひと仕事だ」

トリア:「ん、了解。」

シーリス:(あ、仲間はいるわねよしよし)

フェング:「屋敷はあそこです。地下を抜けると長いのですが、地上を歩くと数分です。」

シーリス:「ええ、ええ。お仕事ねお仕事」

ジャック:「ことの顛末はあとでゆっくり話すとしよう」

カイネス:「ミーア、みんな行くみたいだ。僕はしばらくフェングさんの屋敷で世話になれることになったから、あとで会おう。」

ミーア:「うん。わかった!!またね!」

ミーア:笑顔でバイバイしてみんなの元へ。

ミーア:後ろ姿に憂いはないことがわかるだろう。

ミーア:ミーアは、“カイの元”から、“みんなの元”へと、かけていくのであった。

シーリス:「あら、ミーア。もういいのかしら?」


ジャック:(武器類は没収して寝かせたメイドたちを剥ぎ取り終了後起こす)

シーリス:「私、剥ぎ取りって苦手なのよね…」

ジャック:「おはよう」

メイド:「????」

ジャック:「さて君たちの主人はお縄になってしまったわけだが」

メイド:「まぁ、どうしたの?こんなおハゲになって。」グルーボムを無理やり引き剥がしたから

メイド:「えっ?主人?誰の事??」

ジャック:「なるほど」

メイド:「いけないわ。早く屋敷に帰らないと…。」

ジャック:「君たちはどこ所属のメイドだったのかな?」

メイド:「…。<花を摘む者>」

ジャック:「ギルマスによろしく」

メイド〇イ:「かしこまった。迷惑をかけたようだ。感謝する…。」

フェング:「無事に終わったようだね。」

ジャック:「おお仮面のか、お前は寝かせるのに手間がかかった、機会があれば雇いたかったがしかないな」

フェング:「報酬の話もある。いったん帰ろう。」

ミーア:「わ~すごい!またねー!」

ジャック:「そうしよう」

フェング:「袂を分かったとはいえ、君たちはなすべきことを成してくれた。報酬を受け取ってほしい。」


GM:ところ変わってエルドリット医院


エルドリット:「ワシからはこれが報酬じゃ、成功報酬としては、成した事に大して額は少ないが、すまないな。」


GM:5000Gずつ+スカーレットポーション10本+魔香草×30

トリア:えっ…


フェング:「僕からは、歩合給となりますが、思った以上に根は深かったようで、弾ませていただきます。」


GM:10000ずつ+3点魔晶石30個+フェンディルの武具店で使用できるクーポン券×1(加工品Aランクまで無料)


ジャック:「毛を失ったかいがあったってものだな。まあまた生えてくるが」

トリア:「後で毛生え薬を作っておくわ」

ミーア:「あはは!ジャック、ふさふさとつるつる!」なでなで~

カイネス:「僕からは、ごめんね、渡したいのはやまやまなんだけど、ほとんど失ってしまっていて…。でも、これなら。」

ミーア:「わ!いいよ!…これは」


GM:DADの茶葉×3000G分


GM:「それと、ミーア。僕が使ってたやつだけど、これをあげるよ。」

ミーア:「なになに?」


GM:フローティングスフィア大

ミーア:ファーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


ミーア:「? わーい!おおきいマギスフィアだ!あはは!何か浮いてる!」

カイネス:「…ミーア。」

ミーア:「なに??」

カイネス:「屋敷に、戻る気はないかい?」

ミーア:「…!!それは…」

ミーア:「あたしは…」

カイネス:「あの頃みたいに。そして、僕を手伝ってほしいんだ。」


ミーア:みんなと、カイを、見比べる

ミーア:剣と、盾を落として、カイに駆け寄り、抱き着く。


カイネス:「じゃあ…!」


ミーア:陰で隠れた顔から、涙が一筋。


ミーア:「ごめん」

ミーア:「ごめんね」

カイネス:「…。」

ミーア:「あたしは、みんなと、いくよ」

カイネス:「……。そっか。」

ミーア:「でも、また遊びに来るから!まってて!!」にぱー

カイネス:「また、おいでよ。いつも通り、あの頃のように、お茶を淹れて待っているから!」

ミーア:「うん!くるくる!すぐ来る!」

フェング:「では、本日は解散といたしましょう。本日はみんなお疲れです。」

ミーア:「あのお茶熱いんだけど、やっぱりカイの淹れてくれたのが一番おいしいからね!」

フェング:「今日は収拾に手間取られてしまうので、明日かな。晩餐会を開きますが、来ますよね?ええ、なんてことない、関係者だけの、立食会です。」

ミーア:「!! ごはんだ!!」

フェング:「なに、僕もちょっとはっちゃけましたから。お疲れさん会がしたいんですよ。ふふっ。」

ジャック:「出席しよう」

シーリス:「…立食会」ぼそ

トリア:「ええ、どんな料理が出るのかしら。」

アンナ:「今日は、帰って寝ましょう。ふぁあ…。」

ジャック:「さてどこにかえろうか」

ミーア:「フェング…泊めてくれない??」

フェング:「もちろんです!みんなで帰りましょう!」

ミーア:「!!やったー!」


GM:エンドコール!

ミーアへの福音は、あの満月の夜に流した涙を、あの屋敷を追われた日の涙を払い、国家転覆の陰謀すらも覆すほどの勇気をもたらす、古き雇い主の、何気ない一言だった。

第4話「Amen Amen Gospel Amen.」福音よ来たれ。これにて終了!!



あとがきのようなもの


ミーア:いやー、軽い気持ちで暗い設定掘りこむと、ロクなことにならないね(誉め言葉)

GM:最初からそう言ってるだろう。

ジャック:このGMの底意地の悪さは、割とヤバい。

トリア:笑顔で、確信犯で、心からの善意で街一つ潰したりするからなぁ

シーリス:ええ…シーリス回怖いんですけど。

GM:シーリスはこの後ちょっと打ち合わせな。

シーリス:アッハイ

ミーア:でもエモすぎでしょ今回!設定考えたの僕だけどw

GM:せやろ。

ミーア:でも想像以上にキツかった…創作は上げて下げて上げて上げてってのが定石だけど、下げるところがほんとしんどい…www

GM:それ以上の達成感出せないとだめだから、ちょっと頑張った。


ではこの辺で、また次回!

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