「Amen Amen Gospel Amen.③」



全員準備完了しましたっ!

GM:というわけで今回も始めていきたいと思います。まずは情報整理。


会談を経ての情報

・暗殺を企てたのは、王女を暗殺し、かつ薬剤師を失脚させることで益がある者

・今尚出てこないカイネスおよびヒューレン婦人の行方

・カイネスの父への思い

・茶葉「デイアフターデイ」の名前の由来


GM:こんなところでしょうか?

ジャック:最後のはナレーションだからキャラは知らんと思うぞ。

GM:PCではなくPLの君たちに向けてのまとめなので問題ない。それではこれからどこへ向かう?


GM:とりあえず行先としては

・娼館を尋ねる(聞き込み)

・神殿を尋ねる(聞き込み)

・シーフギルドを尋ねる(聞き込み)

・直接王城へ向かう(殴りこみ)


ミーア:最後のはワンチャンPCが縛り首になるやーつ

ジャック:とりあえず、どこからいってもよさそうだけど、神殿か、娼館か、直接盗賊ギルドいくか。

シーリス:神殿行ってみたいですね。単純に、どんな会話が聞けるのか楽しみです。

トリア:じゃ行ってみましょか。


GM:では君たちは神殿の集まるエリアに向かう。

シーリス:慈雨神フェトル様の神殿はありますか?

GM:ありますね。


神官:「これはこれは、ありがとうございます。あなたに雨の加護があらんことを。なにか御用でしょうか?」

アンナ:「これが神殿なのですね…。」っていう神官が初期技能だった人

シーリス:「今この国について調べているのですが、最近何か変わったことはないかしら?どうやら不穏な空気があるようなのだけれど…」

神官:「こちらではなんとも…フェトル様は慈悲深くお優しい神でありますゆえに、わたくし共もそういった空気は好みませんものでして…。」

神官:「しかし好まないのと協力をしないのは別です。不穏なことがあると言うならば、詳しくお聞かせ願えますか?」

シーリス:「ええ。…ですが、少し人の多い所では話しづらいことで…」少し困った顔

神官:「まぁ…冒険者様でしたね、気づかず申し訳ありません。どなたに取り次げばよいのでしょう」おろおろ

シーリス:「もしよろしければ、神殿や他の機関との関わりなどに詳しい方に取り次いでもらえると嬉しいのだけれど…事前に話を通していなければ難しいかしら?」

神官:「あぁ、そうですわね、ええと…司祭様は少々外しておりまして…。巡礼中でいらっしゃらないのですよ…。」

シーリス:「ああ、そうなのですか。いつ頃帰られるなどはお分かりかしら?」

神官:「早くて来週でしょうか…。途中の天候次第では遅れる可能性もありますね…。」

シーリス:「それだと少し難しいかしら…司祭様以外でそういうことにお詳しい方はいらっしゃる?」

神官:「お詳しい方、ですか…」うーんうーんおろおろ

神官:「あ、ティダン様の神殿ならば、高位の司祭様がいらっしゃるかもしれません!」

シーリス:「ああ、そうなのですか!では、そちらをあたらせていただきますわ。」

アンナ:「国に直接関係するような方でないと、知らないかもしれませんね…。」

アンナ:「ティダン神殿でも難しいかもしれません…。」

神官:「様をつけるのです。」

アンナ:「ティダン様の神殿でも難しいかもしれませんね。」

神官:「お役に立てず申し訳ありません。」

シーリス:「いいえ、こちらこそありがとうございます。あなたにも雨のご加護があらんことを。次はちゃんと礼拝をしに参りますわ。」

神官:「心よりお待ちしていますわ。」


GM:では次は?

ジャック:娼館だ。裏で経営してるのが盗賊ギルドだったりするし、店のランクにも寄るが高官も訪れる可能性がある。娼婦が何か聞いているかもしれんし。

ミーア:ジャックが楽しそうならミーアもうきうきしてついていきます。しかしどこに行くのかは知らん


ミーア:「ジャック? 楽しそうだね!! どこいくの??」

ジャック:「ん?まあな。」

シーリス:「…あなたはあまり見ないでいて欲しいわね」小声

アンナ:「まぁまぁ…。お仕事ですから…。」


GM:フェンディルにも、っていうか街の歓楽街なら娼館はいくつもあるがどうする?

GM:高級娼館もいくつかある。規模としては一軒一軒は小さいものが多い。

ジャック:一番大きいグループとか、系列とかあるか?それの元締めを当たりたい。

GM:じゃあ、適当な夜の店で聞けば応えてくれるかもしれませんね。

ジャック:ではちょちょっと小銭を掴ませて訪ねてみるけど、どうかね。

GM:では都市の中央都の一見それとは思えない建物を紹介される。


シーリス:「あら、案外普通の建物なのね」


GM:中に入ると、準備中の札は掛かっているものの、やはり外から見ても娼館には見えない。入る?

ジャック:はいる


???:「いらっしゃいませ。こちらはシャーラザット娼館、フェンディル支店でございますわ。」

???:「わたくし、店主のエリシエル・フィラルディアと申します。お気軽にエリス、とお呼び下さいまし。」

エリス:「当店では精一杯のご奉仕をお約束いたしますわ。どうぞお楽しみくださいませ…。」

エリス:「…おや?見たところ女性のお客様もいる様子…。もちろん当店では女性のお相手も仕りますわ。」

エリス:「と言いたいところですが、今は開店準備中ですのよ。改めて来て…。」

ジャック:「あー、ぜひ堪能したいとこなんだが…今回は別件でね」

エリス:「違う?ではいったい何用で…。ん…お客様方、冒険者ですわね?」

ミーア:「なになに? たんのう? 楽しいことするところなの??」

エリス:「ふむ…。それにしても、お懐かしい…。あぁいえ、昔、似たようなことをしていまして。」

エリス:「ええ、領地の防衛がメインの任務ではありましたが。一応高官なんですのよ、わたくし。」

エリス:「さて、本題に参りましょうか。何用でこちらに?」

ミーア:「食べるところ? お風呂? 寝るところ??」

エリス:「全部楽しめますわよ…ふふふ。」

シーリス:「食べて寝るところね。ええ。就寝するところよ。ええ。」

ジャック:「まあ、ミーアがそういうことがわかったら教えてやろう」


アンナ:きょろきょろ

ミーア:長身のシーリスに遮られて、興味津々に頭ひょこひょこさせてます

シーリス:すっすっ(ミーアの動きに合わせてゆらゆら)


ジャック:「まあ、エントランスで話す内容でもないので、差し支えなければ何処か奥か別室でも構わないか?}

エリス:「…ふむ。では、空いているお部屋でお聞き致しますわ。大丈夫、そこらの高い部屋より機密性が高いのですよ。」

エリス:「貴族はもちろん、稀に高官の方も来られますゆえに…。ではこちらへどうぞ…。」

ジャック:「ま、声が漏れるのはよくないからな」


トリア:きょろきょろしつつ話がまとまってるのを見ておそるおそるついていく


ミーア:「わーい!」るんるんでついていきます。

シーリス:「…。」そっとミーアの目を塞ぎにかかります


ジャック:「いい設備だ、流石高官御用達」

エリス:「恐悦至極でありますわ。」

ジャック:「ちなみに相場は?」

エリス:「……。」耳の先から足先まで一瞥し

エリス:「聞かないほうが身の為ですわ。」

ジャック:「ふむ…残念」

ミーア:「おっきいベッドだ!!何人寝られるんだろう! お風呂もついてる!!」シーリスの手をのけようとしながら指の間から見ます。

エリス:「SSランクマテリアルカードを6時間で費やす懐はお持ちで…?ふふっ。」

シーリス:「…!」きょろきょろしないようにテーブルの一点を見つめる

トリア:すっと視線を遮る

ジャック:「なんだそれくらいか…覚えておこう」

エリス:「あら頼もしい。」

エリス:「そのときはお待ちしていますわ。誠心誠意もてなしましょう。」

エリス:「では、この店主エリシエルがお話を聞きましょう。どうぞお掛けくださいませ。」

ミーア:「SSカード…? 遊ぶのに必要なの?…ライハに行ったら貸してくれるかな…」真剣にものすごく無駄な思考を巡らせています。

ライハ:「クシュッ。…嫌ですわ。風かしら。」

トリア:「あー…うーん…後々作れるようになるからまってて」

ミーア:「やったー!」

アンナ:「ブツが要るのではなくて、金額のお話では…?」

シーリス:「あなたはきっと草原を駆け回る方が楽しいわよ、ええ、だからここで遊ぶのはまた10年後くらいにしましょう?ね?」早口

ミーア:「草原!!駆け回る!!楽しい!!そうする!」


GM:ミーア楽しそうっすねwww

ミーア:アホの子ロール楽しすぎかよ

シーリス:(密かにガッツポーズ)(PL)


ジャック:「さて本題に入ろうか」

エリス:「まずは一通り聞きましょう。どうぞお話になって。」すっと灰皿と茶を用意する

ジャック:「ざっくりといえば裏の情報を知りたい、まあ察してるとはおもうがね」

ジャック:「いい女に隠し事は意味ないからな」煙草に火をつけつつ

エリス:「ふふ、いいでしょう。もしかしたら、そのことについてわたくしは知っているかもしれませんし、忘れてしまったかもしれません。」いつのまにかキセルをくゆらせているエリス

ジャック:「物忘れは誰にでもある、多少の手助けはできるかもしれんが」ガメル袋ありがとうございますをちらつかせつつ

エリス:「当店、チップはいつでも受け付けておりますのよ。娼婦たちも喜んでくれますし。」

ジャック:「最低限知りたいのはここらの元締めだろう、シーフギルドの所在だな、しかしまあチップも高くつきそうだな、ここだと」

エリス:「シーフギルドの元締めが当店ですわ。資金的援助をしているのはこちらなので。」

エリス:「盗賊ギルド<花を摘む者>へ援助をしているのが高級娼館なんて、皮肉が効いていて面白くないです?」わりと邪悪な笑み

ジャック:「はは、最高に愉快だな」同じく邪悪な笑み

エリス:「そういうわけですので、<花を摘む者>に入った情報を精査しているのが当店ですわ。ゴロツキでは噂話か真実かすら突き止められませんもの。」

ジャック:「ふむ、では王女毒殺疑惑の事件についてはよく知ってそうだな」

エリス:「ええ、存じておりますわ。ただ、わたくしが出歩いて集めた情報ではありませんので、見落としはあるかもしれませんわね。何分、日光が嫌いでして。」にょろにょろと人化解除。

アンナ:「たしか、ラミア…。」

エリス:「ですわ。」

ジャック:「そのきれいな肌を日で焼くのはもったいないから仕方ないな」

ジャック:「さて表向きはヒューレン家が犯人にされてるが…」

エリス:「…そこからは延長料金ですわ。サービスタイムはいつか終わるものでしてよ。」

ミーア:この辺で振り返った時に見て「!?!?!?」ってなってる

エリス:「具体的に申し上げましょうか。」


シーリス:お茶飲みながら見てない見てないって思ってます


エリス:「2000Gで知っていることはお教えできましょう。半額でも構いませんが、まぁ、口を濁さなくてはいけなくなりますわ。」

ジャック:「それは助かる、明朗会計はありがたいものだ」

アンナ:「(所持金、2500Gあるんですよねぇ…。)」

ジャック:「…。」アンナを手招き

アンナ:「はい()」すでに財布を出しているアンナ

ジャック:「2000G出してもらえるか?」

アンナ:「傍から見たらこの光景、最低ですけど大丈夫ですか?」

ジャック:「んー、まあ下手な見栄は逆効果さ、なに後で返す」

エリス:「………ッ。」顔を伏せて肩を震わせている。

アンナ:「まぁ、いいですけど。はい、2000Gです。」

エリス:「フフ…クク…準備は、できまして?…フフ…」

ジャック:「もちろん、甲斐性なしが露呈しているがこの際仕方ない」

アンナ:「ジャックさん、筒抜けです。もう下手な見栄は切られてます(」

エリス:「はい、たしかに…。」まだ肩や頬がぴくぴくしている。

ジャック:「さて、延長戦だ。」

エリス:「では、そうですわね、質問に質問で返すようで申し訳ありませんが…。」

エリス:「現場を見たと思いますが、その雇われた魔法使いというのは、どれくらいの練度があるのでしょう?」

ジャック:「15は最低あったか。」

エリス:「メテオストライクが使えるほど、ですか。」

ジャック:「そうだ」

エリス:「仮に冒険者だとして、超英雄級の魔法使いとなりますと、依頼1つですと…。」

エリス:「よほどのお人好しでなければ、それは軍事予算レベルにもなるでしょう。戦場がひとつ動いてしまいますから。」

エリス:「相場にして、1依頼につき、35000ガメル以上と見るべきでしょう。手当などがついていれば50000ガメルは行く可能性すらあります。1依頼というよりは、魔法一発、が正しいかもしれませんが。」

エリス:「ちなみに、わたくしを冒険者として雇う場合、20000Gくらいですわ。」

ジャック:「ふむふむ」

エリス:「本来冒険者は、討伐した魔物からの剥ぎ取り品を売って生活の足しにすることが多く、それを見込んだ報酬を払いますが、今回に至っては剥ぎ取り品などは期待できない依頼のため、値段を吊り上げた可能性がありますわね。」

エリス:「つまり。依頼主は、手痛くボられた可能性がある。ということですわ。」

ジャック:「その程度の金が動かせる人間か

エリス:「金を自由に使えて、かつ、渋い顔をしつつ目的を達成した、という顔をしていて、なおかつ大きく資金が動いた家を探るのが早いのでは?というアドバイスですわ。」

エリス:「あぁ、それと、思い出しましたわ。これはなんてことない独り言でありますが…。先日、ルクレール侯爵家の嫡子様がいらっしゃいましたっけ、たしか、あの時は…」


回想:『あら、今日はいつになくご機嫌ですわね。いつもはおっかない顔をしてらっしゃいましたのに。』

回想:『ちょっとな、仕事が上手くいったんだ。これで覇権はルクレール家のものだ。父上にも顔向けできるだろう。』

回想:『まぁ、それはそれは。商売安泰が一番ですわ。なんのお仕事なので?たしかお家柄は農産物関係の国交大臣ではあらせられませんでしたかしら?』

回想:『ちょっと内容は言えないがな。目の上のコブがひとつ消えたんだ。金は掛かったけどな。』

回想:『ふふ、経済を回すのはお金持ちの役目ですわ。本日のお支払いには差し支えない程度に。』

回想:『ははは、もちろんだ。』

回想:このあとめちゃックスした


GM:キセルの煙をくゆらせ、彼女は終始微笑みながらわざとらしく話してくれた。


エリス:「なんてことがありましたねえ。あぁ、独り言ですのでお気になさらず。失礼いたしましたわ。」

ジャック:「いや気にしないでほしい、いい話を聞けた」

エリス:「ええ、わたくしがここでした話は、新米冒険者へのアドバイスと、ただの独り言ですわ。」

ジャック:「先輩からのありがたい言葉を聞いたそれだけの話だな」

エリス:「その通りですわ。ですが、もしここで何かを知って帰ったとしても…。」

エリス:「シャーラザット娼館およびシャーラザット領参謀大臣エリシエル・フィラルディアについての全ての情報の一切を口外無用としますわ。」


GM:その目は、先程までの娼館の店主の優しい瞳ではなかった。


ジャック:「心得た」


GM:吸い込まれそうなほどの翠星の瞳が、しっかりと君たちを見据えていた。それも、いつのまにか片手にアイオーンを持った状態で。

GM:と同時に、アラームが鳴った。


エリス:「お時間ですわね。ここまでですわ。本日はお楽しみいただけましたかしら。」


GM:次の瞬間には、優しくも艶やかな店主がそこにいた。


ジャック:「楽しませていただいた、次は自費で来れるようにがんばらせていただく」

エリス:「ふふっ、楽しみにお待ちしていますわ。お見送りいたしましょう。そろそろ店を開けなくてはいけませんし。道中、お気をつけて。」と深々と頭を下げる。


アンナ:「あれが、魔法使いなんですね。」

アンナ:「至近距離にいたのに、武装を解除していなかったのに、咄嗟に防御体勢も取れませんでした。」

ジャック:「まあレベルの差だな…いつかはあの動きもわかるようになるさ」

シーリス:「…早く強くなりたいものね」

アンナ:「強くなるべき、なんですよね…。」

トリア:「こればっかりは経験を地道に積むしかないかな…」

ミーア:(...もっと強く…ならなくちゃな)

シーリス:「強くならなくてはいけない、と思い込むのは良くないと思うけれど…。」アンナの言葉を聞いて

シーリス:「(…もう奪われないように、早く強くなりたいわ)」

ジャック:「さっきの2000Gは皆で分割でよろしく頼む」

アンナ:「さて、これからどうしましょう。おおよその見当こそ立ちましたけど…。」


GM:では盗賊ギルドいく?だいたいの情報出たけど()

トリア:一応


盗賊A:「なぁ、あいつら…。」

盗賊B:「どうみても、だよなぁ…。」

盗賊C:「いや不自然だろ…。」

盗賊A:「あのウサギの耳、いまぴくって動かなかったか…?」

盗賊B:「ほらあの盾の娘の顔よ…。」

盗賊C:「いやあのぬいぐるみな、マジモンじゃねーか???」

盗賊A:「…ボスに連絡しておくか…?」

盗賊C:「明らかに、うん…なんつーか…。」

盗賊ども:「((((嫌な予感しかしねえ))))」

盗賊B:「と、とりあえずボスに連絡に行こうぜ…。」

盗賊A:「おう…。」

トリア:「ボスに連絡ねぇ…どうする?」(小声

アンナ:「あの、普通にたずねたらいいのでは…?」(小声

ジャック:「追いかければボスのとこまで行けるみたいだな」擬態しながら

盗賊C:「襲ってくれ、と言わんばかりの格好でこられてもなぁ…。」

盗賊B:「美人局かよ…。」

シーリス:「………。」

盗賊A:「…なんだろう、声を掛けるべきなんだろうか…。」

盗賊B:「いやアブねー奴らだよきっと…。」

アンナ:「嫌がらせに使える魔法はありますけども…。」

ミーア:「こんにちはー!」

盗賊A:「こ、こんにちは…?」

盗賊B:「もうすぐ日が暮れるが…。」

盗賊C:「いいんだよンな事ァ」

ミーア:「おじさんたち誰? なんでこっちを見てるの??」

盗賊A:「…じょ、嬢ちゃんたちが挙動不審だからだよ…。」

ミーア:「?」

盗賊C:「ずいぶんでっけえぬいぐるみだなぁ。」つんつん

シーリス:後ろでにこにこしてます

ミーア:「やだー! ジャックにさわらないでー」

ミーア:イヤイヤします

盗賊C:「本物みてえな手触りだ。アルミラージかなんかの革か?」

シーリス:フェトル神官様直伝慈愛の笑み

ミーア:「アルミサッシ? ジャックはジャックだよぅ」

盗賊C:「そ、そうか、すまねえな…。」

盗賊A:「で、むしろ何の用ですか…?」

ミーア:「ここどこ? あたしたち、情報収集してるんだけど」

盗賊B:「これみよがしに美人局されても襲いませんよ()」

盗賊A:「情報、情報ねえ。ボスなら知ってることも多いだろうが…。」

ミーア:「つつ…?」

盗賊C:「美人局ってのはなぁ」

盗賊B:「馬鹿!相手はガキだぞ」

ミーア:「お! じゃあボスに会わせてよー」

盗賊A:「まぁ、そいつは構わねえんだけどよ…。」

ミーア:「わーい! おじさんたち、良い人だね!」

盗賊B:「なんか断ったら後がこええし」

盗賊C:「あとが、っていうか、後ろが。」

シーリス:「あら、助かりますわ。」慈愛の笑み


GM:慈愛の笑み✖⇒地雷の笑み〇

シーリス:失礼な。


トリア:「シーリス。そこが怖いってよく思われるのよ?」

ミーア:(…? なんかおじさんたちは良い人なんだけど、ここに来てからシーリスがコワイ…?)

ジャック:「やれやれだぜ…」ごろつきが後ろ向いてるときにぼそっと言って擬態

盗賊C:「いま渋いおっさんの声がしなかったか?」

シーリス:「…?何のことかしら…」めっちゃ笑顔だったのにって顔

ミーア:(いらいらしてるのかな…?)

アンナ:「シーリスさん、なんていうか、圧がすごいです。」

トリア:「んー…試しに貴女のやってる笑みをやってみせましょうか?」

シーリス:「………。」圧がすごいって言われて悲しそうな顔

アンナ:「ほら、もっと自然に…。」

シーリス:しょんぼりしてますそれはそれはしょんぼりと

アンナ:「こうです、こう。」ニコっとして見せる

シーリス:「…?」アンナににっこり(普通の邪気のない笑み)

盗賊A:「じゃ、じゃあこっちだ。」

ミーア:後ろ毛でザワザワとした気を感じながら、ついていきます。

アンナ:「う、うーん(つまり普段から…?)」

トリア:「あぁ…。」

ジャック:「……。」なにやってんだかなー的なことを思いつつぬいぐるみモード

盗賊A:「【女性用トイレを借りたい】んだが。」

店員:「どうぞ、奥を入って右です。」

盗賊B:「なんでこんな合言葉なんだかなぁ。」

ミーア:(…? トイレで話すのかな)

盗賊C:「こっちだ。」


GM:では奥に行くと、女性用のトイレは無い。男女兼用のトイレはあるが。ほかの扉は見当たらない。が、盗賊がトイレの左側、何もない壁を押すと、回転扉が開く。


ミーア:きゃっきゃしながら突っ込みますくるり

シーリス:「…!」なるほど、こうなってるのか…って顔


GM:たどり着くと、一歩間違えれば浮浪者な若者が眼前に立つ。


盗賊D:「…みねえ顔だな。何者だ。」

盗賊A:「客だ。」

盗賊D:「冒険者…か。検挙じゃなけりゃいいがな。」

ミーア:「こんにちは!!」

盗賊D:「あ、あぁ?こんにちは。」


シーリス:笑顔をやいやい言われたので真顔でついてきてます


アンナ:「そのほうが凛々しく見えますよ」(小声

アンナ:「そのままちょっと口角上げて、こう」クイッ

盗賊D:「…気の抜ける奴らだぜ…まぁ。いいだろう。ただし、情報を売っても良い奴らか試させてもらうぜ。」

盗賊A:「俺めっちゃやりたくないんだけど。」

盗賊B:「俺も。」

シーリス:「…」にっこり

ミーア:「なになに? なにするのー??」


シーリス:というかアンナ相手なら普通に笑えるんですよねぇ!!


盗賊D:「四の五の言うな。仕方ないだろ。」


トリア:「あ、やっぱりやるんですねぇ」

盗賊D:「さて、こちらは数名やる気がないが関係ねえ。仕事なんでな。」

シーリス:「あら、結局そうなるのね」

盗賊D:「なに、腕試しだ。」

ミーア:「え、え、なに? たたかうの?オッケー!わかった!よっしゃ」

シーリス:「お手柔らかにお願いするわ」慈愛の笑み


盗賊A:「まぁ仕事なんでなぁ。」

盗賊B:「銭、大事」

盗賊D:「そういうこった」

トリア:「ん。わかった。なら本気で行くわ」


シーリス:おや…慈愛の笑みのようすが…


GM:先制判定!魔物知識判定!


※編集の都合上カット


ミーア:「ターゲットサイト!魔力撃!!」

盗賊A:「みーくんのかたき!」

アンナ:「フォース!!」

盗賊B:「(まだ死んでねえ)」

盗賊D:「ぐわぁーーー!!」気絶

シーリス:「お願いエコー!ウィンドカッター!」

盗賊C:「マタタビぃ!!」


ジャック:これ盗賊Aの名前はクロだな??

ミーア:懐かしすぎwww


???:「そこまでだ。」


GM:落ち着きつつも涼やかに通る声で静止をかけた。その人物は、奥から悠然と歩いてくる。


???:「見事だ。相手がウチの若い衆とはいえ、よく渡り合っている。…まぁ、やる気ゼロなのは課題ではあるが。」

???:「改めて盗賊ギルド<花を摘む者>の長をやっている。"4人目の花を摘む者"デットだ。」

GM:そう言うと彼は握手を求めてくるが…

デット:「ジャック・J・セガールだな?いつまでぬいぐるみしてるつもりだ。」

ジャック:「流石にばれてるか」

シーリス:「あら、ばれてるみたいね…」ジャックをおろす

デット:「ザルツを股にかけて貴族潰ししてるらしいじゃないか。」

ジャック:「それはまた物騒な言い方で」

デット:「で、何の用だ?エリス…さんにここでも聞いてきたか?」

ジャック:「ここは自力できた」

デット:「ほう。ウチの若いのをおびき出したか。」

シーリス:「そこの方が案内してくれたのよ」

盗賊A:「おびき出されたっつーか、明らかにこれみよがしに罠貼られてたもんで()」

デット:「はぁ?まぁ、いいが。」と言いながらコートのフードを下す。


GM:その中から現れたのは捻じれた屈強な角。ナイトメアだ。


デット:「む?冒険者なら珍しいものでもないだろう。ナイトメアなんて。」

デット:「話は奥で聞こう。茶くらい出してやるさ。さぁこっちだ。」


GM:というところで今回はここまで。



あとがきのようなもの。

今回は種族「ナイトメア」について紹介しようと思います。

端的に言えば、人族の突然変異種です。アルビノ的な。


ステータス的には、非常に高いです。代わりに蘇生回数が1回分少ないというデメリットもあります。しかし、それを補って余りあるステータスと、種族特徴。

特徴は「異貌化」角が大きくなり、肌が浅黒く変色し、人というよりも蛮族に近い見た目になります。恩恵は命中や火力にプラスの数値が加わります。


さらに!物語的にもおいしいんですねこれが。

角を生まれ持つせいで、生まれる際に母体を傷つけて死なせてしまう。

そのため、「親殺し」とか「忌み子」とか散々な呼ばれ方をされ、おまけに生まれながらにして魂が穢れているため、人々からは忌避される存在です。

月神シーン様の神殿にナイトメアの赤子が捨てられてたりする世界です。


しかし冒険者の道を歩むならば、その屈強な肉体とデメリットを補って有り余る種族特徴は、仲間に重宝されることも多いです。


かつて私は、ナイトメアの女の子に「自分が人間として生まれていたのなら」という幻覚を見せて、中の人を発狂させたことがあります。


両親の揃った家庭、居たかもしれない姉弟。狂うことのなかった父親。

鏡を見た彼女の目に映るのは、角のない自分の髪。

それらすべては、自らの運命を呪わんと数多の刃となって胸を刺す。


そんなクソゲスシナリオを描いて、めっちゃ怒られながら褒められました。

「GMゥ!!!てめえ!!!よくやった。」


ではまた次回。

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