「あの日の悲しみさえ 前編③」
さて前回、謎を解いて先へ進んだ一行ですが。
PCの不調でここの部分のログが残っておらず、ほぼ普通に小説となります。
GM:開いた扉の先には、細い道が続いていた。
ミーア:「あいた!!」
GM:扉を開けるなら通路になっている。
進んでいくと、どうやら罠が大量に仕掛けてあったようで、切れた鳴子や壁に備え付けられたクロスボウ、地面から伸びる槍などがいたるところにあるのがわかるだろう。もちろん、その被害にあった者の亡骸も。
幸い、まだアンデッドにはなっていないようだが、見たところ死後の経過が長く、また遺体の状態もよろしくないため、蘇生などは不可能だろうとわかる。
通路は「己」の字に曲がりくねっているようで、奥が見通せない。
ミーア:罠は?
GM:さぁ。わかりません。
ミーア:先鋒を任されているので、スカウトがんばります。でも警戒して進みます。
GM:では起動していない罠が起動します。危険感知判定。警戒していたので+2でどうぞ。
ミーア:知ってた()
ミーア:成功
ミーア:「気を付けて!罠があるよ!足元!」
トリア:「ほんとね。うっかり踏まないようにしないと。」
ジャック:「いい目だ。」
シーリス:「ひどい道ね…本当は一人一人弔いたいけど…。」
奥の付き当たりに辿りついた。
君たちは違和感を感じるだろう。
ジャック:ふむ…。
ジャック:「この辺、「何か」あるかもな。」と言ってタバコを吹かすよ。
ジャック:ここは屋内。つまりタバコの煙は風の通り道に吸い込まれるはず…!
GM:ちぃ。探索振らせるはずだったのに。
ジャックがタバコの煙を吹き出し、燻らせると…。
煙は壁のある一点に吸い込まれていく。石の壁の向こうに。
夜目の効くミーアがよく見れば、地面の血の跡が、ある壁ですっぱり切れているのがわかるだろう。
ジャック:「ビンゴだな」
シーリス:そんな探索アリなんですね…。
GM:当然だ。それが可能なのがTRPGだぜ。
GM:では、君たちは壁の一部が隠し扉であることが分かる。さぁどうする?
ミーア:ぶっちゃけ後でもいいかなーとか思うけど、きっとミーアなら。
ミーア:「ねーいこー!」
ジャック:知ってた。まぁ、討伐は急ぐ問題じゃないし。
トリア:「魔動機文明の遺跡なのよね。気になるわね。」
シーリス:中の人はすごく行ってみたいですね!でも。
シーリス「大丈夫なんですか?罠だったり…。」
ジャック:「まぁ、なにか手掛かりとか、安全な道があるかもしれないしな。行ってみるか。」
GM:君たちは隠し扉の奥に進むことを選択した。
この選択は、君たちにとって、これからの道を左右する選択の一つになっただろう。
それが分かるのは、ちょっと未来のお話。
GM:扉の先に進むと、ふかふかした床に変わっているのに気が付くだろう。
踏み込むのと同時に、壁に沿って掛けられていたマギトーチに光が灯っていく。
これまでの石造りの壁や床ではない。
レンガ造りに、赤いカーペットが敷かれているのに気が付いた。
ミーア:「すごい!なにこれふかふか!」
シーリス:「カーペット…?」
ジャック:「遺跡にか…?」
トリア:「罠…ではなさそうだけど、逆に怪しいわね…。」
GM:奥まで続く廊下の先、右の壁に、横穴が見える。隣の部屋に続いているのだろうか。
ジャック:「とりあえず、進んでみよう。」
GM:奥までたどりつくと、横穴が見えたが、そこにはカーテンがかかっていた。
シーリス:「今度は、カーテン…?」
ミーア:「なんか、家みたいだねえ。」
ジャック:「実際に家だったのかもしれん。問題は…」
ジャック:GM、何者かが立ち入った痕跡は?
GM:判定不要です。ありません。ホコリの溜まり具合やカーペットの傷み具合、あらゆる面から見ても、直近でこの部屋に入ったのはあなたたちだけです。
トリア:「誰も入ってない。つまり、新しいマップが開示されたってことよね。」
ジャック:「うむ…。進んでみよう。」
GM:その先は、どうやら書庫になっている。
壁すべてが本棚。そして本棚すべてに書物、書籍、資料。
視界すべてを覆いつくすほどの、本だった。
ジャック:「ほう、これは……。」
シーリス:「すごい…。」
トリア:「これは…アルメナス期以前の資料…全てが…?」
ミーア:「なに?本がすごいの??」
GM:目を通すも、ほとんどが読めない。劣化も激しく、そもそも言葉が古い。
現実で例えるなら、歴史的文書を読もうとしてもすぐには読めないのと同じである。
ジャック:「読めん。そもそも、魔動機文明語が、読めん。」
ミーア:「なんだろう、読めるんだけど、すっごく難しい…言葉の言い回しが…。」
トリア:「マスターなら読めるかも?」
シーリス:「でもこれ、開いたらボロボロっていきそうです…。」
ジャック:「防衛装置がないとも限らん。」
GM:ご明察。持ち出そうとするなら痛い目にあうところであったぞ。
カンのいいウサギは嫌いだよ。
ジャック:ほれみろこのGMのことだ。
ミーア:「奥には何があるのかな?」
GM:では、奥を覗いたミーアは、奥に小部屋があるのに気づく。
それよりも先に、目を引くものがあった。
人が。人が倒れている。真っ白な少女が。盾を持った少女が倒れている。
聖印と思われる紋章を首から下げている。神官だろうか。
ミーア:「!!!」
シーリス:「ミーア?どうしたの?」
ミーア:「女の子が倒れてる!!」
GM:その叫びを皮切りに全員が集結する。
ジャック:見た目は?
GM:白い軽装の装束に身を包み、盾を持つ。何も書かれていない聖印を首から下げた黒髪の少女だ。瞳の色は気絶していて閉じているためわからない。
ジャック:この子がGM専用キャラか。
GM:その通り。いつ戦線に戻るとは言わないが。
トリア:見る限り前衛で神官戦士か。セッション前に前衛と後衛どちらがいいか聞いたのはこのためか。
シーリス:身長は?
GM:150ちょっとかな。170超えの君からすると小さいけど、君らと比べると大きい方かな。
ミーア:とりあえず助けようかー。
ジャック:そうだな。
ジャック:「大丈夫か。」
ミーア:「聞こえる!?ダメっぽい!」
GM:衰弱しているように見えるね。
担いでいくなら敏捷に-12だ。ボーナス-2だよ。
ジャック:「俺が背負っていこう。足が遅くても関係ないさ。もともと遅い。」
GM:魔法使いだし、パーティ唯一の男というか、オスだしな。
ジャック:当然だよなぁ。
GM:では50㎏+盾の重量を担いでいくジャック。-2で済むか?これ。
ジャック:済まないだろうが、ジャックは顔には出さないだろうさ。
ミーア:どこまで紳士ウサギなんだ…。そういえば奥に小部屋があるんだっけ?
シーリス:あぁ、そうでしたね。そっちは?
ジャック:「奥の扉も調べてみるか。」
GM:奥の扉は、ドアノブすらない。謎の差し込み口があるだけのドアだ。
もちろん開けられない。
ミーア:これ特殊なアイテムないとあかないやつだ。
トリア:後々ここに戻ってくるやつだ。
ジャック:後日が楽しみだな。
シーリス:あ、そういうやつですね!
GM:さて、その奥の角、小さな書斎机があるよ。
その上には本があるね。
ジャック:タイトルは?
GM:ジャックには読めない。
ジャック:「魔動機文明語か…。」
ミーア:「任せて!!」
GM:では机の上の本には「日記」と書かれているよ。著者もわかる。
トリア:誰?
GM:「ライデン・ガーデル」
ジャック:ガーデルってまさか…()
トリア:どうしようガーデルってつく人、一人しかしらない。
ミーア&シーリス:誰…?
GM:ザルツ地方のマギテック協会にお世話になってる人は、「ガーデル」って聞いたらある一個人しか思い浮かばない。悪い意味でもいい意味でも有名人だから。
トリア&ジャック:まぁ、あの人はなぁ…()
GM:一応見識判定するか。目標値は8くらいでいいかな、この面子なら。
ミーアのみ失敗!
ジャック:「つまり、ドルッケン・ガーデル氏の先祖か何かの書斎ということか?」
トリア:「割と世紀の大発見クラスでは……???」
シーリス:「ここの本売ったら一体いくらに……。」
ミーア:「ドルッケン??誰それ?」
シーリス:「あなた魔動機師ではないの…?」
※ルキスラのマギテック協会会長。ドワーフの男性です。
GM:他の本と違って特殊な魔力を感じない。持ち出せるんじゃないかなと感じるだろう。
ジャック:「とりあえず、ルキスラにでも寄ったときにでも渡してみようか。」
シーリス:「じゃあ、もう少し頑張らないといけませんね。」
ミーア:「この子も連れ帰らないといけないし、急ご!」
トリア:「そうね。早いとこ踏破しちゃいましょ。」
GM:来た道を戻り、君たちは血生臭い通路に戻ってきた。
通路の終わりにはドアが一つあるのが隠し扉から出てきた君たちににも確認できる。
ミーア:「あっ扉!」
シーリス:「鬱になりそうな通路が終わるのね…。」
トリア:「終わるといいなぁ。」
ジャック:「むしろ今のうちに慣れておいた方がいい。」
シーリス:「そ、そうよね……冒険者じゃ珍しいことじゃないわよね。」
GM:君たちは起動したトラップとその餌食になった死体をかき分けて奥へ進む。
扉の前で罠を解除して扉をくぐる。その先は開けた場所に出るのだった。
静寂が流れる。(リアルで)
ジャック:GM。
GM:はい。
ジャック:罠があるな?
GM:知りません。いえ知ってますけど。
トリア:壁が迫るか、天井が迫るか。どちらにしても…(少女を背負うジャックをチラ見しつつ)
ジャック:どちらでもないことを祈りたいものだ。
ミーア:一緒に担ぐ?
シーリス:あ、じゃあ私が。ミーアとトリアは罠感知に全力を注いでください。
ジャック:それでいこう。まだ何が起こるかわからんけども。
GM:仮にどちらかが起きた場合、背負ってる少女を捨てていけば判定楽でしょうね。おほほほほ。
ジャック:ありえないだろう、キャラ的に。
GM:知ってた。
ジャック:「とりあえず、一見何もなさそうな部屋だ。進んでみよう。ミーア、トリア。罠は任せるぞ。」
トリア:「了解」
ミーア:「わかった。」
GM:えー、では、どこまで進みますか?
ミーア:とりあえず部屋の中腹くらいまで。
GM:あー、では危険感知判定どうぞ。
ミーア:え˝っ、あ、成功ですね。
GM:まぁ、成功しても発動するんですけどね。感知式じゃないんで。
ゴゴゴゴゴゴゴと音を立てて、両側から壁が迫ってきまーす。
全員:知ってた
ミーア:「あっ!これ自動で発動するやつだ!!走って!!!」
ジャック:「シーリス!手伝ってくれ!」
シーリス:「はい!」
トリア:「急いで!!」
GM:なお全員敏捷判定には成功した模様。ちっ。
ではジャックが通り抜けた直後、後ろで壁がぴったり閉じた。
しばらくすると、またゴゴゴゴと音を立てて開いていく。
よく見れば壁が一部浮いており、その陰にはひしゃげた鎧が転がっていた。
シーリス:「死ぬかと思った…。」
ジャック:「(少女を)死なせるかと思った。」
ミーア:「うわぁ…。鎧がぺったんこ…。」
トリア:「重装備だと、抜けれないかもしれないわね…。」
GM:ではその先には部屋が続いていますね。ちょっと重厚な扉があります。
中の音を聞くにはちょっと高い聞き耳の達成値が要るかもしれません。
GM:聞く場合は、聞き耳判定、目標値13で。
ミーア:成功
トリア:失敗
GM:じゃあこんな感じ。
???「グギャ、ゲゲ、ギイイギイ…。」
ミーア:あっ、汎用蛮族語わかんない(
ジャック:「どうだ何か聞こえたか?」
ミーア:「聞こえた、けど…言葉わかんない…。」
ジャック:「いいさ、どうせやることは変わらない。」
トリア:「準備いいわよ。」
シーリス:「同じく、です。」
GM:君たちは少しの緊張と、目的と、報酬への欲を胸に、少しだけ汗ばんだ手で各々の武器を握る。
鞘から抜かれるサーベル、懐から取り出される手斧、魔力が込められる宝石や杖。
君たちは、今、依頼達成のために扉を開ける。
これから君たちは、新米冒険者の第一歩を踏み出す。
まだ、出逢ったばかり。まだ、組んだばかり。名前と大雑把な性格しか知らない。
それでも、これから一緒に戦っていくのだ。今、旅への道が開かれる。
ジャック:熱いモノローグありがとう。
シーリス:TRPGのセッションて、こんな感じなんですね…。
トリア:違う。もっとザックリ進む。このGMが凝り性なだけ。
ミーア:それはそれで楽しみですね~
GM:まぁ楽しめ。
トリア:苦しめって聞こえる。
GM:(咳払い)さぁ進むぞ。行動の宣言をどうぞ。
ジャック:「行くぞ…!」
PC:「うん!」「はい!」「ええ!」
GM:扉を開けた先には、大きな体躯のバルバロスが待ち受けていた。
ミーア:「御用だ!」
蛮族A:「グギャ ギャギャ!(ヤハリキタカ、コロセ)」
蛮族B:「ガギ、ギギィーー!!(カマワネエ、ヤッチマエ!!)」」
ミーア:「なんて言ってるかわかんない!!」
ジャック:「やっちまえ、だとさ。血気盛んで困る。」
GM:戦闘開始だ!魔物知識判定!
ジャック:1匹だけ弱点抜けなかった。だいたいわかるけど。
GM:ち、やるな。では。
ボガードソーズマン、ゴブリン×2、コボルドシューター×2だ!
トリア:グレムリンじゃないあたりがエゲつねえ!!
ジャック:さて、まずは先制だな。頼んだぞ。
ミーア:成功!
GM:では1R表。例によってログがないので記憶を頼りに。
ジャック:じゃ先にシーリスが殴るか。削っておきたい。
シーリス:「お願い、妖精さん。3倍拡大…<ウィンドカッター>!」
GM:ボガソは抵抗。ダメージ半減だ。
※ここからログが復活しました。
ボガソ:「グギャギャギャギャギャ!!」
ミーア:うわ煽ってるのめっちゃわかるw
GM:めっちゃ指差してっからね
ジャック:「あの小娘、魔法の使い方わかってんの?だそうだ」
ミーア:さすがブレーン
シーリス:よし、指輪割りましょう
シーリス:「安い煽りだけれど…それならお望み通り。守るためでもあるものね。」すまし顔でイラっとパリーン
ボガソ:「チィ!エイチ ノ ヒカリナド…!」
シーリス:ウィンドカッター…9点!
ミーア:それしぬやつ>叡智の光
シーリス:微妙…?
ジャック:「ちぃ、所詮、雀の涙……だそうだ。」
シーリス:「…あなた、誇張してはいないでしょうね…」ジト目
ジャック:「誇張?してないな」
ボガソ:「グ、グイィギギ…」
ミーア:真偽判定!(笑)
ミーア:つかいません()
ジャック:「さて二人とも前を頼むぞ」
トリア:「任されたわ」
ミーア:「う~ん…やるだけやってみる!!」
ジャック:「火力を下げよう。そして君たちに魔力の加護を。<バランス・ウエポン>」
ジャック:行使…9、15、11
ゴブリン:抵抗…9、10、10
ジャック:「1匹は抜けなかったがデカブツは抑えた」
ミーア:後ろ二つはミーアにかけたんだっけ?
ジャック:そう、ミーアにはかかってる。トリアにもかかるやつが抵抗された。
ミーア:なるほどです
トリア:11 ハンドアックス命中
ボガソ:9 回避・失敗
トリア:ハンドアックス…7点!
ミーア:あい!じゃあ殴ります
ミーア:怖いから<魔力撃>つかいたくないけどなー
ミーア:通常移動からの、うーん…通常攻撃
ジャック:「前だけじゃなく後ろのコボルドにも注意だ」
ミーア:「了解…!<ターゲット・サイト>」
ミーア:7 サーベル命中
ボガソ:11 回避・成功
コボルドシューター:対象はトリア、ミーアに1発ずつ。
GM:もちろん<ターゲット・サイト>。
コボルドシューター:8 命中 #1
コボルドシューター:10 命中 #2
トリア:10 回避・成功
ミーア:14 回避・成功
GM:「くそ、次だ。死ねえ!!」
ボガソ:13、13 命中
トリア:16 、11 回避
ボガソ:7点!
GM:1回目の攻撃が命中したので特殊能力「連続攻撃」が発動する。
ボガソ:9 命中
トリア:16 回避・成功
GM:くっそちょろちょろと…。
トリア:なんぼバランスウエポン入っててもこのHPで全部当たったら死ぬんだよなぁ。
ゴブリン:10、10 命中
トリア:16、18 回避・成功
トリア:「いったいなぁもう!!」
ミーア:ターゲット・サイト
ミーア:6 サーベル命中
ボガソ:10 回避・成功
ボガソ:「フッ」
ミーア:「ム~…」
トリア:12 ハンドアックス
ボガソ:14 回避・成功
ボガソ:「ヌウウウン!!」
トリア:「くっ!難しいなぁ…」
シーリス:攻撃しても落とせないんで回復したほうがいいですかね
ジャック:いや、「避けられない攻撃」である魔法の使いどころだ。
シーリス:あー…
ジャック:「落ち着け二人とも、普段より振りが荒いぞ」
トリア:「あんまり実践はしてこなかったからね…緊張しすぎてたかも。」
ボガソ:「ヒトゾク、ツマラナイ、モノダナ」
ミーア:「むううう~!コイツむかつく!」でも瞳孔開いて(暗視)て汗タラタラ
シーリス:数多いですし…拡大してゴブリンも殴ってみます?
GM:戦略的に動いてもいいが、君ではなく「シーリス」ならどうする?
シーリス:シーリスなら回復しますかね、トリアにプライマリィヒーリングします
GM:射程範囲外だぞ。
シーリス:あっ了解です
シーリス:2m前に出ます
シーリス:行使…12 フェアリーテイマー
シーリス:魔力+4点で9点回復です!
トリア:「感謝するわ…!」
ジャック:「全員に<プロテクション>だ」
ジャック:行使・全員成功
GM:その数値、敵に出せよ…。
ミーア:草
GM:次の射撃の的はっと…あ、両方トリア。銃口が君に向く。
コボルドシューター:13、11 命中
トリア:13、10 回避 ・1回失敗
コボルドシューター:9点! ダメージ
ボガソ:10、11 命中
トリア:11、14 回避
ゴブリン:13、10 命中
トリア:10、15 回避・1回失敗
ゴブリン:4点 打撃
GM:出目が振るわないな…
トリア:どこが!?
シーリス:あ、すみません。ソーズマンのこれ2回目の攻撃が命中してもこの効果はありませんってどういうことですか
GM:連続攻撃を持つエネミーは当たり続ける限り次の攻撃が発動する。限界数が決まってるし、1発目を回避したら2発目は発動しない。ソーズマンはそもそも、最初から左右の腕の武器で2回攻撃ができる。つまり最大4発殴ってくる。
シーリス:あー、連続攻撃が当たったら打ち止めってことですか。
GM:その通りだ。
シーリス:ふむふむ
ミーア:タゲサ+魔力撃
ミーア:11 サーベル命中
ボガソ:13 回避・成功
トリア:14 ハンドアックス命中
ボガソ:5…11 回避・失敗
トリア:ハンドアックス…10点!
シーリス:「ト、トリア大丈夫ですか?」
トリア:「私のことは構わないからやって!」
シーリス:おっ、よおし殴るぞお!!
GM:絶対この人前衛か火力職向きだよ…(震え
シーリス:ボガードソーズマンにウィンドカッター
シーリス:10 魔法行使(フェアリーテイマー)
ボガソ:13 精神抵抗・成功
シーリス:ウィンドカッター…8点、半減で4点!
シーリス:あっ…
ミーア:あっ…w
シーリス:あ、今わかりましたけど、弾切れとかって装填みればいいんですね…
GM:そうそう。どこぞのノスフェラトゥが使うジャッ〇ルとかじゃないから。
ジャック:若い子わかんないんじゃねーかなそのネタ。
トリア:「私は構わない!ミーア!後はよろしく」
ミーア:「えっ?えっ??おっけー?」
トリア:「私は沈む。」
ミーア:「何か分からんけど、やっちゃえ!!」
ジャック:「びりっとするぞ」
ジャック:「制御がないから、巻き込んで<スパーク>」
ジャック:行使…8 ピンゾロ!!ファンブルゥ
ミーア:この出目の差は完全にジャックその人ですわ
ジャック:「すまん、やはり無理だ」
トリア:「えっ!?…仕方ないか…避けるだけ避けてやる」
ミーア:「グッ……??」
ボガソ:「マホウノ ツカイカタ ワカッテイルノカ?」
トリア:「さあ来なさいな蛮族!」
ボガソ:「キサマ ハ サイゴニ コロシテ ヤロウ」
ミーア:おっ、また嘘かな?
ゴブリン:「サイゴニコロス ト イッタナ アレハウソダ」
ミーア:ほら~w
ボガソ:15 命中 #1
ボガソ:12 命中 #2
シーリス:「お願い、避けて…!」
トリア:12 回避 #1・失敗
トリア:12 回避 #2・同値成功!
ボガソ:1点!!! 打撃ピンゾロ…
ボガソ:15 命中
トリア:8 回避ファンブル!
大した能力値もない人間が、今まで繁栄を続けてきた理由の一つ。
平凡なステータスの「人間」が唯一持つ、ただ一つの能力。<運命変転>
それ故に、他種族からは「運命を変える力を持つ種族」と呼ばれるのだ。
ダイスのピンゾロ。1と1の出目を、1日1回だけ、ひっくり返すことができる。
つまり、ファンブルとはピンゾロ。サイコロにおいて、1の反対は、6である。
絶対的失敗を、確定的成功に導く、文字通りに運命を変える力が今、発動する。
トリア:「ここで倒れる運命なんて捻じ曲げてやる!!」<運命変転>!!!
GM:おのれ人間んんん!!!!まだ、まだゴブリンがいるわぁ!!!
ゴブリン:10 命中 #1
ゴブリン:9 命中 #2
ミーア:…あっちだけアツいなぁ…(遠い目)
トリア:18 回避 #1・クリティカル!
トリア:12 回避 #2・成功!
GM:さっきそれ出せよwww
トリア:めっちゃわかる。
シーリス:あれは残像だ!
ジャック:「頭に血が上りすぎだな」
ボガソ:「ホウ ミゴトナリ ヒトゾク!!」
ジャック:「ほう、見事なり、人族」
トリア:「…そりゃどーも。」
シーリス:「あら、蛮族も認めることはあるのね」
ミーア:「最後の<ターゲット・サイト>!!」
ミーア:10 サーベル命中
ボガソ:11 回避・成功
ミーア:当たらないいいいいいいい!!
GM:単純に出目が悪い…w
トリア:16 ハンドアックス
ボガソ:7 回避ファンブル!
トリア:ハンドアックス…9点!
ボガソ:10 生死判定・気絶!
シーリス:おお
GM:あいつ本当に運命変えやがったぞ。出目おかしいw
シーリス:プライマリィヒーリングをトリアに
シーリス:行使…10 魔法行使(フェアリーテイマー)
シーリス:9点回復
シーリス:MPがやばい…
ゴブリン:「セッカクダカラ オレハ コッチノ ネコ ヲ ヤルゼ!」
ミーア:「ムムッ!?こっちみた!」
ジャック:9 バランスウエポン
ゴブリン:10 精神抵抗・成功
シーリス:「そろそろ回復を打てる数も限られてくるわ。頑張って避けて…!」
GM:シーリスが射撃範囲内だな。
シーリス:わあ狙われるとこに来た…
GM:一発目はミーア、二発目はシーリスだ!
シーリス:ははっ、来ると思いました…
コボルドシューター:9
ミーア:11 回避・成功
コボルドシューター:9 命中 #2
シーリス:5 回避・失敗
コボルドシューター:7点 ダメージ
シーリス:あぁ…
GM:ゴブリンたちは前衛に1発ずつだ。
ゴブリン:6 命中 #1
ゴブリン:6 命中 #2
トリア:12 回避・成功
ミーア:12 回避・成功
シーリス:お
ミーア:「ム~…あたらない…脚…こう?」ぐっぐっ…っと地面を踏みしめて…魔力撃!
ミーア:8 サーベル命中
ゴブリン:10 回避・成功
トリア:11 ハンドアックス命中
ゴブリン:9 回避・失敗
トリア:ハンドアックス・自動失敗!
シーリス:うーん…あれ、殴れる…?ゴブリン殴るべきです?
ジャック:どうぞ
シーリス:ゴブリン2にウィンドカッターします
シーリス:12 魔法行使(フェアリーテイマー)
ゴブリン:7 精神抵抗・失敗
シーリス:ウィンドカッター…15点!クリティカル!!
シーリス:回った!!
ゴブリン:「アイツ、アイツアブナイ!ヤレェ!」
シーリス:「ジャック…?!もう、一気に倒すわ!」
コボルドシューター:13 命中 #1
コボルドシューター:15 命中 #2クリティカル!
ジャック:7 回避 #1・失敗
ジャック:6 回避 #2・失敗
コボルドシューター:9点! ダメージ #1
コボルドシューター:8点! ダメージ #2
シーリス:うわぁ
GM:ゴブリンは相変わらず目の前の敵に集中するよ。一発ずつ!
ゴブリン:10 命中 #1
ゴブリン:10 命中 #2
トリア:18 回避・クリティカル!
ミーア:13 回避・成功!
ジャック:「ふぅ……後ろに流れ弾無し」
トリア:8 ハンドアックス
ゴブリン:10 回避・成功!
ミーア:11 サーベル命中
ゴブリン:12 回避・成功!
シーリス:あぁ惜しい…あ、魔晶石使って拡大しようかと迷ってます
ジャック:やろう。
シーリス:二倍拡大してゴブリン二体にウィンドカッター
シーリス:これ行使二回でしたっけ?
GM:判定は一括でもいいよ。ダメージは個別にだして。
シーリス:二回振ります
シーリス:12 魔法行使(フェアリーテイマー)
シーリス:9 魔法行使(フェアリーテイマー)
ゴブリン:10 精神抵抗・失敗
ゴブリン:13 精神抵抗・成功
シーリス:ウィンドカッター、9点と、4点!
シーリス:「あなたたちにこの人たちは、殺させないわ…」魔晶石パリーン
GM:いいね、ではゴブリンは、両方ミーアにいくよ。
ゴブリン:9 命中 #1
ゴブリン:13 命中 #2
ミーア:15 回避 #1・成功
ミーア:10 回避 #2・失敗!
ゴブリン:7点! 打撃
GM:シューターはトリアとミーアに一発ずつ。
ジャック:「ははは、まさか弾が飛んでくるとはなぁ」
コボルドシューター:11 命中 #1
コボルドシューター:13 命中 #2
トリア:16 回避・成功
ミーア:13 回避・同値成功!
トリア:14 ハンドアックス
ゴブリン:8 回避・失敗
トリア:ハンドアックス…8点!
ミーア:5 サーベル命中…ピンゾロ…。
シーリス:悲しい…
ゴブリン:10 命中 #1
ゴブリン:11 命中 #2
トリア:12 回避 #1・成功
トリア:17 回避 #2・成功
コボルドシューター:9 命中 #1
コボルドシューター:15 命中 #2 クリティカル!
ミーア:11 回避 #1・成功!
ミーア:9 回避 #2・失敗!
コボルドシューター:10点! ダメージ
トリア:12 ハンドアックス
ゴブリン:12 回避・同値成功!
ミーア:9 サーベル命中
ゴブリン:8 回避・失敗!!
シーリス:おおおお
ミーア:サーベル+魔力撃ダメージ…10点!
ゴブリン:10 生死判定・気絶!
シーリス:なにも!できない!
ジャック:<スタン>でもするか。
シーリス:石ころでも探してますね…
ジャック:12 #1
ジャック:12 #2
ゴブリン:11 精神抵抗・失敗、回避-2
ゴブリン:13 精神抵抗・成功
GM:これ以降、命中率10%くらいのミーアとじわじわ当ててくるコボルドとの泥沼に発展し、延々殴り合いが繰り返されたため省略します。
途中でレンジャー(薬師)技能を持つシーリスが救命草を準備していたり、ジャックが煙をふかしながら少女の様子を見ていたり、後衛は自由にしておりましたが、前衛は割と緊張感漂う中で攻撃を繰り返し、やっとの所でハンドアックスがめり込み、戦闘は収束したのでした。
シーリス:オーバーキルだ…
ミーア:「うえええええーつかれたぁT_T」
トリア:「…限界が近いわね」
シーリス:「それでもみんな無事でよかったわ…」
ジャック:「二回戦はきついか」
トリア:「これ以上の戦闘は辛いわね…」
シーリス:「ええ、もう気力が空っぽだわ…」
ミーア:「うにゅーや''す''み''た''い''ー…」
GM:奥は貯蔵庫になっているようで、今まで来た冒険者の装備や剥ぎ取った金品、そして荒らされた農作物があった。探索判定どうぞ。
ミーア:2d+4…11
トリア:2d6…9
ジャック:2d6…8
シーリス:2d6…6
GM:その中に、ある書類を見つける。
GM:汎用蛮族語で書いてあるようで読めない。もって帰ればマスターなら読めるだろうか。
トリア:「売るのは…厳しそうだけどマスターに見せるべきね」
ジャック:「それは…とりあえずもって帰ろう」
シーリス:「とりあえず何ががいてあるか確かめてからね」
ミーア:「んー…わかった!とりあえずジャックにわたしとく!」>書類
シーリス:ゴブリンはぎますか
ミーア:2d6…5 はぎとり コボシュ #1
ミーア:2d6…10 はぎとり コボシュ #2
トリア:2d6…7 ボガソ
シーリス:2d6…11 ゴブリン1
シーリス:2d6…7 ゴブリン2
ミーア:1d×50G…250G
シーリス:お、出目いい
GM:さっき欲しかったですねこの運。
シーリス:はいw
GM:ズタボロで君たちは帰路につく。拠点である鈴の音亭に帰ってくると、マスターであるリネルネが迎えてくれるだろう。
リネルネ:「あら、おかえりなさい。大した怪我もないようで何よりよ。」
リネルネ:「どうだった?…あら、その子は……?」
シーリス:「遺跡で倒れていたのよ」
トリア:「ただいまマスター。いろいろ拾ってきたのよ。」
リネルネ:「遺跡で倒れていた、ねえ…。とりあえず保護しましょう。上の空き部屋に寝かせておいて頂戴。」
リネルネ:「不思議なこともあるものね。他には?読めない文書がある?いいわよ。貸してごらんなさい。これでもパーティの自動翻訳機だったんですからね。」
トリア:「へぇ…なるほど…」
ミーア:「敵がね!壁が!死体が!隠し扉だったよ!!」
リネルネ:「ごめんなさいミーア、だいたい分かったけど普通はわからないわ。」
GM:カウンター越しに受け取り、上から目を通していくのが左右に動く目線で感じ取れるだろう。しかし、目を通していくうちに、当初は微笑みを浮かべていた顔が、次第に険しくなる。目を閉じた。読み終わったのだろうか。そう感じた君たちに、彼女は口を開く。
リネルネ:「はぁ…。バルバロスが、街に入り込んでいるわ。」
シーリス:「…なんですって?」
トリア:「…なるほど」
ミーア:「ん''!?」
リネルネ:「これは指令書よ。」
ジャック:「ほう」
ミーア:「それは大変だよ!……たいへんだよ!!」
シーリス:あれ、この街剣無いんでしたっけ?
GM:いやある。
ジャック:ただ、本数によってカバーできる領域が決まっているし、レベルの低い=穢れの低い蛮族には逆に効果が薄い。
GM:だからコボルドの店員とかラミアの娼婦とかが普通に居られる。
シーリス:あ、そうなんですか。なるほどです
リネルネ:「規模はわからないけど、時間については【○○日の深夜(明後日の深夜2時)】に仲間と落ち合うらしいわね。」
シーリス:ふむふむ
リネルネ:「あなたたちが依頼を受けて飛び出していったのが……、逆算してタイムリミットは明日の夜明けね…。」
ジャック:「ふむふむ」
リネルネ:「合流されるよりも先に見つけて、可能なら合流先のも見つけないといけないわね…。」
リネルネ:「いいわ。冒険者ギルドの一端として、この件は依頼として私が出すわ。」
リネルネ:「報酬は、一人頭1500G。そのうち500Gは先払い。合流先も見つけたならボーナスも弾みましょう。いかがかしら?」
トリア:「なるほど。私は受けていいと思うわ?」
ミーア:「んー…街の中かぁ…でもやるやる!店にこもってるより外がいい!」
シーリス:「ええ。そんな怪しいもの、見過ごせないわ」
ジャック:「というわけだ」
GM:君たちが応えると、彼女は険しい表情を緩めて、いつもの微笑みに戻った。
リネルネ:「じゃ、決まり。頼んだわね。」
ミーア:「ね、それよりりーね!今回のごはんは??ごはん!!」>ミーアは報酬をよこせといっています
GM:現在時は時刻にして20時頃。タイムリミットは時間にして約28時間。
シーリス:「あっ、そうだ、宝石磨かなきゃ…」外してふきふき
ミーア:ボーア2レベルか…!
シーリス:おおー
リネルネ:「とりあえず、ほかの品は魔動機文明時代の遺跡でしょう?」
リネルネ:「マギテック協会へでももっていったら高くかってくれそうじゃないからしら」
GM:第01話「あの日の苦しみさえ(前編)」終了
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