第八話 竜の紋章
「はあ……はあ……まさかここまでやるとは思いませんでしたよ。まあ俺はまだまだ戦えますけどね」
今しがた強烈な木剣での突きを受けた腹を抑えながら、何とかシルは負け惜しみを絞り出しす。
「ぜえ……ぜえ……その割には立ち上がることもできないようだが? さっさと負けを認めるんだな……!」
息を切らしながら膝をつくシルに対し、肩で息をしながら木剣を杖代わりに何とか立ち続けているジャックの方にも余裕はなかった。
どうにかシルから決定的な攻撃を受けるより先に膝を突かせることに成功はしたが、ジャックの精神の疲労は、シルとは比べ物にならない。
それも当然だ。なんせシルの方は一撃まともに攻撃を当てるだけでジャックを医務室のベッド送りにできるのに対し、ジャックの方はその攻撃を掻い潜りつつ、シルが倒れるまで会心の一撃を叩き込み続けなければならないのだ。
シルとの攻防の中でジャックの気が休まる時は一時もなかった。
それでもジャックが身体強化で圧倒的に上回っているシルに対して、有利に立っている今の状況を作れた要因は、シルの魔力量以外の能力にある。
「魔力量は確かに大したものだが、剣の技量に関しては三流と言わざるを得ないな」
ジャックがシルを上回ることが出来た理由。それは、シルの戦い方が身体強化に頼り切っていたものだからに他ならない。
つまり剣の扱いにおいて、シルはジャックの足元にも及んではいなかったのだ。
剣の技量で大きく勝っていれば、例え素の身体能力で劣っていても打てる手はいくらでもある。
正直シルが二流以上に剣技を治めていれば、今の状況は逆どころか、早々に地に伏していたのはジャックの方だっただろう。
「はっきり言いますね……まあ否定はしませんが。でも本当にここまでやるとは思いませんでしたよ。シェイファーさん」
「世事はいらない。敬語も止めろ。呼び方も名前で構わない」
「――あんたがそう言うなら、そうさせてもらおうかな。ところでジャック、一つあんたに謝らないといけないことがある」
「何?」
「本気でやると言ったが、あれは半分嘘だ」
この数分に渡った攻防は、実のところシルにとっては予想外なものではなかった。
そもそも決闘でのシルの目的は、決闘に勝利して【竜と猫】とアルカス王国の専属契約を実現させること。そして可能ならば、ジャック以外にも存在するであろう専属契約の反対派に自分達の力を認めさせることだ。
理想的なのは身体強化で押し切っての勝利。それが無理なら多少苦戦しながらも僅差で上回って勝利する熱血的な展開。
つまりシルの理想は、奥の手は隠したまま身体強化だけで見栄え良く勝利する事だった。
そして、今の状況こそシルが想定した展開の内、後者に当たるものだった。
(このままお互いにフラフラな状態で殴り合う、みたいな展開が理想だったんだが)
予想外だったのは、ジャックがあまりにも強過ぎたことだけ。このまま戦い続ければ、シルの敗北はほぼ確実。
「本当は手の内を晒さずに勝ちたかったけど、この状況ではそうも言っていられないからな」
「やはり本気を出していなかったな?」
シルの告白を聞き、ジャックは決闘の最中ずっと感じていた違和感の正体を悟った。
【竜と猫】といえば、少数精鋭で構成されながら、ここ数年で頭角を表してきた傭兵団だ。
特に半年前、とある村付近に出現した破竜を単独で討伐した話は、ジャックの耳にも入ってきていた。どれだけ高い戦闘力を有していたとしても、破竜を単独で討伐できる傭兵団は、アルカス王国内だけで数えても五つにも満たないだろう。
「あら? バレてた?」
「かの【竜と猫】の団長殿の得意芸が、まさか才能に物を言わせた常人離れした身体強化のみなはずがないからな」
「見事な観察眼だな。そのご褒美に見せてやるよ。【竜の紋章】展開」
刹那、ジャックは杖代わりにしていた木剣を即座に構え直し、戦闘態勢に移行した。
理由はシルから発せられた今までとは異なる威圧感。正確にはシルの右手の甲に出現した紋章から感じるものだ。
「このプレッシャー、竜具か……」
「ご名答。さあ、第二ラウンド開始だ!」
そう叫ぶと同時、シルは木剣をジャックに向かって思い切り投擲した。
「なっ!」
竜具に気を取られながらも何とかジャックは飛んできた木剣を弾き落とすが、当然それだけではシルの猛攻は終わらない。
「まだまだ!」
木剣の次は自分自身で突撃してきたシル。その右手には、たった今ジャックに投げたはずの木剣が握られていた。
「なるほど、それが貴様の竜具の能力か」
シルが振り下ろした二本目の木剣による一撃を、からくもジャックは受け止める。
しかし、決闘序盤よりは体力を削られているとしても、シルの身体強化はいまだ健在。その攻撃は決して軽いものではない。
(まだここまで動けるのか? さすがにやせ我慢と思いたいが……)
ジャックの予想は半分正しい。実のところシルの体力は残り少ない。しかし、魔力はまだまだ残っている。
そして竜の紋章の能力は、
「俺の竜の紋章の能力は、魔力を自由な形状で具現化することだ。大きさや形、硬度も自由に決められるが、大きく堅い物ほど具現化に要する時間は比例的に増加する。」
「何?」
「特別に能力教えてやるよ。ここは公平にいこうぜ?」
一見すれば不利にしか見えない能力の開示だが、今この場面においては効果的な心理的な一手として機能する。
そもそも今のジャックには、シルの言葉の真偽を確かめる術が無い。シルが自ら能力を開示したことで、これからジャックはシルの言葉が本当なのか、そして嘘ならば本当の能力の内容を推測しながら戦わなければならない。
「この正念場で心理戦を挑んでくるとは、いかれてるな」
「褒めても何も出ないぞ」
「褒めてはいない! 別に貶してもいないがな」
「そいつは光栄!」
(来た)
シルが木刀を更に押し込もうと魔力を込めようとしたのを見計らい、ジャックは全身の力を抜いてシルの木剣を受け流した。
「――あれ?」
「はああ!」
勢いのまま倒れ込むシルの背後に周り、放ったジャックの剣は、シルの左手の紋章から現れた円形の盾によって防がれていた。
「なーんちゃって」
「やはりダメか……」
ジャックの予想通り今まで通用していた攻めは通用しない。
シルの反撃を警戒し、後ろに跳びながらジャックは勝ち目を模索する。
(能力の開示に偽りは無しと見ていいのか……? いや、ここはそちらに賭けるしかないか。仮にそうだとしたら問題はあの紋章そのものだな)
今の攻防から自由な形状で具現化の部分は真実であると推測し、次にジャックはシルの狙いに思考を傾ける。
(今は左手にある紋章、木剣を具現化した時には右手にあったはず。つまり紋章は自由に出現させることが出来る。――いや待てよ。そもそもあの紋章そのものがブラフの可能性もあるか?)
心身共に疲弊している極限状態での思考の強制、それがシルの狙いだと理解しながらもジャックはそうせざるを得ない。
「――どうやら覚悟を決めるしかないらしいな」
「無理すんなよ。足が震えてんぞ」
「たわけ。それは貴様もだろうが」
強がりながらも両者の体はすでに限界が近い。故に必然両者の思考は一致する。
「貴様……いや、シル。次で決めるぞ」
「――大きく出たな。いいぜ。受けて立とう、ジャック」
残りの体力を振り絞った全身全霊の一撃による決着。
木剣を正面に構え直したジャックに対し、シルは竜の紋章で刀を具現化し、同じく具現化した腰の鞘に収める。
「居合というやつか? また珍しい構えを……」
「こっちの方が性に合ってるんでね。心配しなくても、材質は木とほぼ同じだから斬れる心配はないとも」
「それはよかった。流石に真剣に木剣で打ち合うのは無理があるからな。ところで、一つ聞いておきたいことがある」
シルを迎え撃つ構えを取りながら、ジャックは一つの質問をシルに投げかけた。
「なんだ?」
「お前の目的は何だ? 剣を通して伝わってくる貴様の想いは並々ならないものだ。一体何のためにお前は戦う?」
ジャックの質問を聞き、しばらく考えた後、シルはおもむろに口を開いた。
「簡潔に言うなら、俺の幸せのためだ。傭兵らしいだろ?」
「幸せ?」
「ああ、俺が大切な人との時間を過ごす傍らで、仲間達が幸せでいてくれたのなら、それ以上に望むものはない。それだけが、このくそったれな世界で唯一俺が信じられるものだ」
シルは昔から勇者が世界を救う英雄譚が嫌いだった。様々なものを失って、傷だらけになりながら救うほどの価値を、シルは所詮舞台に過ぎないこの世界に見出せなかったから。
「この世界に真に信用できるものなんてありはしない。人は愛を語った口で平気で嘘を付くし、正義と悪ですら人の都合で捻じ曲げられる」
「否定はできない。が、肯定もしたくはない」
ジャックも世界の不条理を味わった経験は幾度となくある。それでも人々が平和に生きるこの世界を守りたいと思ったから、ジャックは騎士になった。
「あんたはそうだろうな。けど、俺は大切な人のいない世界に価値は見出せない。世界が俺の大切な人に牙を剝くなら、俺は躊躇なくこの世界を破壊する。そのための力だ」
「ふっ、まるで破竜だな」
押しつけがましい自分勝手な、それでいて少しだけ優しい幸福論。それがシルという人間を形作っている。
「少しだけお前という人間がわかってきた気がする。聞きたいことは以上だ。それじゃあ再開しようか」
まるでお喋りは終わりだと言わんばかりにジャックが発した覇気に対し、シルもまた全力の覇気で応じる。
二人が生み出した緊迫感は、一瞬で練兵場内を飲み込み、観客の視線は二人に固定された。
誰しもが息を呑み、静寂が場を覆い尽くす中、初めに動いたのはジャックだった。
(もう私にシルの攻撃を受ける余力はない。この一撃に全てを賭ける!)
残る魔力を全て身体強化へと回し向かってくるジャックを、シルもまた全力の身体強化で迎え撃つ。
「さっきより速えじゃねえか! 今まで手抜いてたな!」
予想外のジャックの速さに文句を言いながらも、シルはジャックの木剣を抜き放った刀で辛くも受け止める。
(重いっ! 固有魔力? はたまた竜具か?)
突然のジャックの動きの変化の理由を、シルは当然何かの能力だと考察する。だが、その考えもすぐに見当違いと気づくことになった。
人の能力を底上げするのは、何も固有魔力や竜具だけではない。振るう木剣越しに見える顔を見れば、今までジャックが積み上げてきたものの集大成が、この剣の重さなのだと認めざるを得ない。
「だがこの程度!」
しかし、それでもシルを上回ることはできない。それほどに絶対的な魔力量の差が両者の間には存在している。
シルがジャックの木剣を押し返し、勝負は決する。もし勝負が実力だけで決まるのならば、これですべては終わるはずだった。
けれど、勝負には常に時の運が絡むものだ。
「終わりだ……痛っ!」
シルが更に刀に魔力を込めたと同時、突然の激痛が右脇腹に走リ、思わずシルの攻撃の手を緩めた。
(これは……竜の紋章を使う前に殴られた場所か? 流石にバカスカ攻撃を受けすぎたか!)
シルの身体強化が乱れたほんの一瞬、秒の単位にすら満たない瞬間をジャックは見逃さない。
「うおおおお!」
一気に木剣が押し込まれ、ついにシルの刀をその手から弾き飛ばす。
ジャックは決してこの機会を狙っていたわけではない。それでもこのチャンスを掴み取ることが出来たのは、ジャックが諦めることをしなかったからだ。
(この絶好の好機、逃しはしない!)
待ち望んだ勝機をやすやす逃す選択肢は、当然ジャックにはありはしない。息継ぎすら挟まずに放たれた追撃がシルの脳天に向けて放たれる。
「それじゃまだ足りないが……」
すかさず竜の紋章を左手で発動し、再び刀を具現化したシルであったが、当然それはジャックの読み通りであった。
「それは読めているぞ!」
ジャックはシルの左手に浮かび上がった紋章を確認した瞬間、攻撃の狙いを刀が具現化されるであろう位置に移していた。
(見事な対処……! だが想定内だな)
具現化した瞬間早々に吹き飛ばされた刀を目で追いながら、シルは心の中でジャックへの賞賛を呟いた。
一見するとジャックの読みが勝ったように見える展開だが、実際はシルにとってもジャックが竜の紋章に即座に対応してくることは予想していた。
実力差による慢心を何より忌避するシルは、初めからジャックを自分より下に見てはいない。
だから能力の開示という一手を打った。全ては今この時のために。
「さて二個目の紋章。これは読めてたか?」
左手の紋章の発動が間に合わないと見るや、すぐにシルは二つ目の紋章を右手で発動させていた。
結論として、シルは竜の紋章の能力を一切偽ってはいない。しかし、嘘を言っていなければ真実を語っているとは限らない。
一つの紋章を必要以上に移動させることで、紋章を複数同時に発動させることはできないとジャックに誤認させるシルの作戦は見事成功したかのように見えた。
「愚問。当然計算通りだ」
再度ジャックの渾身の一撃がシルに向けて繰り出された。
「嘘ぉ」
今度は何とか刀を握り木剣を受け止めたシルであったが、依然として危機は去ってはいない。
それは木剣を受け止めた部分に入ったヒビを見れば明らかだった。
(不味いな。もとより急造品なうえに魔力を纏わせるのが遅れたか……!)
シルの能力開示に違わず、竜の紋章は具現化するものが堅いほど具現化に時間がかかる。
二個目の紋章で具現化した刀は、ジャックの攻撃を受けるために短時間で具現化したものであり、更に予測以上のジャックの剣速によって魔力での強化も不十分。
これらの理由によって本来ならばあり得ない、圧倒的魔力差のあるシルの刀の破壊に至ったのだ。
「――終わりだな。まさかここまでやるとは思わ」
「それはこっちのセリフだ。それに勝手に終わらせるんじゃねえよ」
必然的にその場にいる誰もがジャックの勝利を、そしてシルの敗北を悟った。されど、当のシル自身の顔に浮かんでいたのは笑顔だった。
「させるか!」
シルに次の手を打たせまいとジャックが全力を木剣に籠めると、遂に刀身がへし折れる音が練兵場内に響いた。
「取った‼」
頭上から鈍器が降ってくる明確な危機、この窮地を乗り越えるためにシルが取った選択はごく単純なものだった。
「取ってねえって言ってんだろうが!」
「正気か!?」
ジャックが驚くのも無理はない。なぜならシルが繰り出したのは、全身全霊を込めた頭突きだったのだから。
論理的に考えてみれば単純な話で、頭に向かって振ってきているのだから、そのまま頭で受け止めてしまえばいいのだ。
「ってそうはならないだろう!?」
「なるんだなこれが‼」
木剣に対して頭突きで迎え撃つと言えば聞こえはいいが、要するにただ頭を殴られているだけの状況でしかない事には変わらない。が、常人離れした身体強化を行えるシルに限っては話が異なる。
「痛っ……!」
「馬鹿な! 一体何が貴様をそこまで駆り立てると言うんだ!」
先に値を上げたのは、木剣の方だった。
せっかく具現化した刀に纏わせる魔力を疎かにしてまで強化していたシルの頭の硬度は、ジャックが全力で強化した木剣をすら上回る。
一方で木剣を砕いたシルの方も無傷ではない。
額から流血しながらも、シルは次の行動へ思考をめぐらす。
木剣を破壊し、シルが一歩踏み込んだ状況での最善の選択は考えるまでもない。
(武器を破壊したこの状況で、間合いを取り直して再び竜の紋章を発動させれば、俺の勝利はほぼ確定。だが……!)
もはやこの決闘は、シルにとって自分の願いを通すための手段以上の意味が生まれていた。
「そんなつまらん選択をするわけがないよなあ!」
そしてそれはジャックもまた同様。
「当然だ! 武器が無くとも、まだこの拳が残っている‼」
ほぼ同時に放たれた拳が、そこに籠められた想いと共に交錯する。
初めに届いたのはジャックの拳だった。
(やっぱり頭突きは無茶が過ぎた……‼)
十分に鍛え抜かれた騎士の拳が、シルの頬に突き刺さる。
シルのダメージは見た目以上に大きい。もはやその体を突き動かすのは、残った魔力と根性のみである。
薄れていく意識の中で、さすがのシルの脳裏にも敗北の二文字がちらついた。
実際そのままであれば、シルはきっと負けていたのだろう。
シルの幸運はただ一つ。
(シューネ……‼)
その目に八年間追い求めた恋人の不安に淀んだ表情が映ったことのみ。しかし、シルにはそれだけで十分だった。
(何をしてんだよ、俺は……‼ またシューネにあんな顔をさせて……‼ 誓ったじゃないか。もう二度とあの日の様な敗北は繰り返さないと‼)
シューネと再会することは、シルにとってずっと変わらない本懐であったことには違いない。
けれど八年の旅の中でいつの間にかそれは義務に変わっていった。かつて抱いていたその想いは、ただの行動原理に、そして思い出に成り下がっていた。
(いつの間にか忘れていたよ。この熱さを)
長い旅で自覚無く徐々に薄れていたその熱は、限界を超えたシルの体を容易に動かした。
「うおおおおぉぉぉ‼」
「なっ……!」
シルの目に今までは無く、そしてかつてはあった灯がともり、倒れる寸前の体を根性で踏み留めた。
「さっきの質問、答えてなかったな」
そう言うと同時に今度は、繰り出されたシルの拳がジャックの顔面に直撃する。そしてその勢いのままにジャックの体を地面へと叩きつけた。
「かはっ……!」
ゆっくりとその長身が地に吸い込まれるように沈んでいく。
「俺はただシューネの笑顔が見たい。初めて会った時から、俺を照らし続けてくれたあの笑顔を」
「そこまで! 勝者、シル・ノース」
ジャックの意識の無い目を確認するまでもなく、シルが空へ拳を掲げたと同時、キルブライドの勝敗の宣言が響き渡り、練兵場内は一瞬で歓声に包まれた。
「俺の原動力は、ただそれだけだ」
送られる沢山の歓声には目もくれず、シルは仲間達がいる方向を向いて笑った。
その笑顔が誰に向けられたものなのか、仲間達と向けられた本人だけがそれを理解していた。
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