第13話 「新手の詐欺?」

「お釣りはいらない」と言う女がいる。


その言葉を利用し、数十円でも安く済ませようとする。


目的地付近で止まる寸前の時


料金台へ小銭をチャリンチャリンと一枚一枚置いていく


運転中の僕は確認できない。


全てを置き終わったとき、一言

「お釣りも領収書もいらないです」


足りてるような言い方をしたため

「ありがとうございます」と言い

料金を確認せずに扉を開ける。


降りた後、金額を確認すると足りてない。


正確には、小銭の枚数だけは足りている。

810円の料金に500円玉と100円玉二枚と10円玉2枚。


気付かれても、

「10円玉と100円玉を間違えた」

と言って逃げる道も作ってある。


何度かあった

意図的かもしれない。


計画立てているのならば、この欺き方、嫌いじゃない。


こっちも対策を立てる。

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