第1話 トマト
トマト。あいつら天才だ。
薬膳で言うと、「涼性」で、体の余分な熱と水分を取る。おまけに肌を綺麗にし、若返りまで促進しやがる。
なぜ、しやがると言いたくなるのかといえば、もっと摂取したいのに、できないからだ。イライラしている。
生のトマトは、大きいのをスライスにしたのが好きだ。でも量を食べれない。ミニトマトは食べるのが苦手だ。だからミニトマトは、基本的に火を通して、ソースやスープにする事が多い。
トマトの摂取の仕方を、あれこれ試して気がついた。あまり好きでないトマトジュースを頑張って飲んだ次の日は、肌の調子が全然違う。あっという間に肌を綺麗にしてくれる。そして、なんとあいつらお腹の調子も整えるんだ。
私のお腹は、ギュるるるる~、きゅー、ゴロゴロ~と、うるさい。消化の音ではなく、水を飲んだだけでも、何か内臓が動くような音が聞こえる。とても大きい。若干、仕事場で支障が出ている。それが、トマトジュースを飲むと、ぴたりと止むんだ。
飲まねば。
私に完全に合っている「トマトジュース」。しかし、続かない。非常に残念で、心の底から、「もっと飲めない自分と戦え!」と、叱咤激励を送るが、どうしたことか、行動に移せない。
知識がもったいない。
トマトは素晴らしく私に合っているとわかっているのに……。奴らは天才だ。トマトが赤くなると医者が青くなるそうだし……。
このエッセイを書き始めて、やはり「くそっ! AKARI! 飲め! もっと飲みたくない自分と戦え! 飲むんだ、AKARI!」と思う。加齢を気にしている。
それで、週3回は、トマトジュースの小さいパックをコンビニ行ったら買うことにしようと自分と約束した。げんなりだ。どうして好きになれないんだろう。「おいしい」と書いてるトマトジュースを購入し、今日ちゃんと飲んだ。まずかった。
トマトは、のぼせ、貧血、美肌、若返り、胃腸の調子を整えるのにオススメです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます