調査チーム
ひめが、地上への坑道を掘り始めたまさにその時、彼女が発見した<居住スペース>を調査するべく編成されたチームが、
という、
ちなみにこちらも、見た目からでは誰が誰か分からないほどに地味で似通った格好だった。ただしこちらの場合は、ユニフォームとしての防寒装備なので、それぞれ大きく胸と背中に番号が割り振られている。
まだ十三歳で成人したばかりの
焦ることなく淡々と氷窟内を移動し、枝分かれした箇所に着いた時、
「ここだ…」
と
「…分かった」
「むう…これは……」
壁に開けられた穴から中を覗き込んだ
内部を照らす為の仮設の照明を手分けして取り付けつつ、
あまりにも完璧に綺麗な状態で住居スペースが残されていたからだ。少し手入れするだけでそのままここに住めそうな気がする程に。
さすがに住んだりはしないが、非常に良い状態で残っている調度品にも、
さらに調査チームは奥にあった扉に手を掛けた。しかしさすがにそれは凍り付いていてすぐには開けられなかったのだった。
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