第2話
やれやれ、水着と大剣を装着したおさみは、平原に出た。
時刻は午前8時。(時計等、時刻を知らせる物は何もなく、おさみは時間を知らない。あるとすれば腹時計か)
平原は風が吹くだけで味方はおろか、敵も全く見当たらない。ただただ、周囲を見て回る。
徘徊だ…。
正午。
腹が減って部屋へ戻り、カップ焼きそばを作る。どうしてか?マヨビームがしたいからだ。
午後、気を取り直し、平原へ。
川のせせらぎに耳を澄ますおさみ。
!!!
突如背後を取られた!
羽交い締めにされる。
その腕の先にある指が、胸に迫る。
いやぁんんんん…ん♡
おさみの中の男が、かなり劣化してきているのか?反応が……。
乳頭を隠すだけの面積しか守れない水着を選択していた為、声を上げている間にひん剥かれていた。
あきこーーー!
そう声を上げながら、正面に回り込んできたのは、小さな五分刈のおっさんだ。
あきこーーー!
口を開いた瞬間に見えた、その舌は人間よりも少し短く、露わになったおさみのGカップへ飛び込んできて、倒され、覆い被さられ、
大剣を振ろうとするが、その俊敏な動きに反応出来ず、逆にマウントを取られ、両手を地面に押さえ付けられた。あとは、ただただ短いその舌で舐め上げられる。
あぁぁんんんん♡
48歳の春だから
ピンチ。感じている場合では…いや、そもそもあきこでもない。
チュパ…
あぁぁん♡
なんとか打破しないと
チュパチュパチュパ…
…ぅううぅぅんんん♡
それぞれ短いが、舌や指がおさみの乳房を這うだけで、今まで味わった事のない快感が襲ってくる。しばらく身を委ねたくなった。
いや、委ねた。
もう知らん。あきこでいい。
あきこーーー!
その後も、おさみのダイナマイトなおっぱいを攻めたてる五分刈の小さなおっさん。他に何も危害を及ぼす事無く、いや、そもそもおっぱいへの攻撃も、快楽として受け入れているおさみではあるが、乳房以外興味がない様である。
そして、気がつけば時間だけが経過していた。
おさみは大いに濡れていた。濡れてもいたが、漏らしてもいた。構わない、今はあきこなのだから………。
やがて、五分刈のおっさんにときめき始めてもいた。もっと気持ち良くなりたい♡
自我崩壊
一方、襲いかかった、五分刈のおっさんこと
白木実である。
この世界では、ゴブリンとして生を受けた。
元の世界から異常なまで、胸に執着していた。
筋金入りである。当たり前だのクラッカーである。
メディア露出していたグラビアアイドルは勿論、街行く婆さんにも目を光らせ、その姿はとことん醜く、理想の胸は引っ越せおばさんだ!と公言し始めた(独り言ともいう)頃から、周囲にやれ異端者だとか、台風も奴には上陸したがらない、と恐れられるようになった。そして、死ぬに死ねない両親に騙され、転生専門店「てん屋」へと連れてこられたのだった。
全ての要素を指定せず転生させられたのだが、こうして誰に気兼ねする事無く、おっぱいに飛びつける今の世界は、奇跡だし、この世はパラダイスだと思っている所だ。
舐められながら五分刈の愛称を考えたおさみ。
勿論、五分刈だからゴブりん。
それはさておき、おさみは更に思考を巡らせた。
も、もしかしてこのまま犯られる?
舐められ始めて6時間経過している。前戯じゃないし、殺されもしないはずで、その安心感は、おさみをますます快楽へと傾倒させた。
これまでは愚息を慰めるしかしなかった右手は今、左手と共にゴブりんの頭を抱え乳房に押し当てている。もっと舐めて欲しい、その一心で。
時刻は21時であった。
その時、ゴブりんは棍棒を手にしたのである。
最も気軽に転生した男の職業は戦士のはずが 寺院 @daiad1933
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