イ-26)配剤 or 采配/加・減⑷

【宮本武蔵のこと】


(記2021/4/14)

(過去に)60余回の勝負を行い、すべてに勝利したと宮本武蔵は兵法書・五輪書で述べてるようね。負けた時点で「ジ・エンド」ですからね、勝ち続けるしかない減点主義の世界よね。勝ち続けると覚悟した士(さむらい)が剣豪・力士なのね。だから勝てば称賛を得られる。現実には「名誉・財産・地位」が得られる。誰でも入れる世界でない「異世界」なの‥あぶくにはそう思える。超人・戦闘士・力士・星(スター)‥呼びかたは様ざまよね。その彼らを称える世界があるの‥あぶくが住む世界よ!


天上世界の煌めきを惚れ惚れ見あげて賛嘆するの。昼間の太陽は1つだけで十分ね。だけど夜空には満天星(どうだん)が似合うでしょう?昼間の太陽は私たち生き物の暮らしを直(じ・ぢ)かに支える使命に燃えてるのよね?それで満天星はどうなの?生き物を癒(いや)す使命に輝いているのでないかしら?太陽は生き物を支配しているかも知れないけど、夜空の星は私たちを見守りつづけて輝いているのでないかしら?


🌠星空へ店より林檎あふれをり 橋本多佳子


スターに憬れる人は大勢いたほうが世界は愉しいのでない?そのスターが君臨するとき、私たち一般民衆は何所で安らげばいいのでしょう?安穏世界を願って夜空をめざす林檎はうれしく美しく想えても、夜空に太陽は要らないよ。あぶくにはそう想える。あぶくの・一般庶民の味方になってくれる林檎はどこのダレでしょう?庶民に君臨したい威張りたがりの星は厭(いや)だもの、引きずり降ろしたい気分がムラムラ湧いてくるあぶく。あなたの気持ちは分からないけれど、あぶくはそうなのよ。


なにがあっても勝ち続けなければならない星の定めどおり、命の奪い合いの世界を過ごした宮本武蔵だったけれど、疑似戦闘のオリンピック態勢に愈々(いよいよ)入った訳で、大阪万博公園での聖火リレーも昨日・今日の二日間行われている。現実の戦争・憎み合いでなくて、疑似戦闘のイベントであっても精一杯の応援をしたいよね。現実の戦いなら勝つのが自国の正義だし、原爆も分かる。だから疑似戦闘の正義は民衆がお互いを人間なんだって知るところに具わる約束になっているのかも。


結局、市民は「加点主義」で世界平和を目指すのがいいかも知れないね?

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