副読本🌝矛盾丸

ｲ-17)配剤 or 采配／旧約・権力⑴

(記2021/4/7)

アダム＆イヴは楽園を追払われました。

根拠を示さない仕打ちを旧約は嫌いますが、是は旧約の優れたところです。

根拠‥ロジック(論理)無視は強者の感情に流される弱肉強食の世界になる。

それで根拠(基本の法)を定めることになった‥定めた存在は最強の者です。

エデンで最強の存在は神ヤハウェでした‥定めた基本法は天の采配でした。

天の采配を無視する(＝法に随わない)人に神が罰を当てるという内容の法。

「法」を根拠にアダムとイヴがエデンの園を追放されたのはご存知でした？

ともあれ、根拠を示さず気まぐれであなたを苛める存在よりはマシですね？

旧約で人間の存在は他の畜生よりも優れていることの証明はされましたね？

惜しむらくは「天の采配」の下で、是の法の優秀性の証明は出来ないのね？

だって天の采配の優秀性の評価は天の采配思想の人たちには畏れ多いのね？

自由に神の評価をするためには「天の配剤」の思想に依るしかないのです。

すなわち哲学は人と人が何ごとについても自由に評価し合う活動なのです。

口を噤(つぐ)んで黙ってしまう人は哲学を知らないってお分かりでしょう。

西洋で多くの哲学者が生まれていますがモノゴトを分かりやすく言えない。

具体的に言ったソクラテスもナザレのイエスも法の下で処刑されています。

現代日本では何ごとについても語れる自由がありますが、他国は複雑です。

天の采配を振るう最強の存在を批判する切掛けが哲学で生れるからなのね？

曖昧・抽象的・誰のことを言ってるのか明かせない思想は日本にもあるわ。

あなたの発言を妨害する思想が幅を利かせている間は、あなたは喋らない。

だからあなたの事情が分らない泡ではないけれど、詰らないと思うのです。