イ-15)第三芸術/宮澤賢治⑷
ちるさくら海あをければ海へちる 高屋窓秋
(読みかた:ちるさくら うみあおければ うみへちる)
この句を第二芸術と見る人からは批判を浴びることになりそう。 第三芸術の実践者からは「良いんでない!」となりそう‥と言うのはあぶく(泡)の感覚。あぶくは芸術と言ったり文芸と言ったりしますけれど同列で、大した違いはありません。これが文化・文明となると医術・法律・哲学など凡ての分野に亘(わた)るのでしょうね。
第二芸術は作品にちがいなく、評価・評点の対象でしかない。作品であっても第三芸術に利用することは出来て、哲学的な言いかたをすると「命題➽解」の質疑応答へと進化させられると泡は理解しているのです。それが何であっても素材として活かせれば第三芸術として胸を張れるのでないかしら?第二芸術には伝達すべき知識としての大事な意味があります。その知識を知恵に高める作業が第三芸術にちがいないと泡は理解しているのです。すなわち宝剣匠さまの旅は第三芸術を深める目的でした。
(高屋窓秋の句を引用させていただきます)
海のものとも山のものとも分からない人ですけれど
青年の生命を持つほうに引寄せられるのが道理かも
たとえそれが桜の花びらであれ人間であれ‥です!
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