イ-7)紫式部/愛づる

(記2021/4/2)

源氏物語にあぶく(泡)はなにを期待しているのでしょう‥。「期待するのを生物という」と言い切ってしまっても言い過ぎと少しも思わない。ともあれ実態を知らないことには紫式部の真実に近づけないでしょう?それでさっそくネット検索の小旅行をしてまいりました。導かれるようにして「清泉女子大学受講生のページへ」跳びました。もちろん、あぶくに関心のあるキーワードを入れたことで入り込めたのです。アドレスは次のとおりですけど、別のサイトもお好みのままに出てきますからね。

http://www.asahi-net.or.jp/~tu3s-uehr/kisoen-08.htm


少女漫画を見ても・今のネット漫画の画像を見ても現代日本社会の平均的知性が期待するところを見るのでないかしら?だったら末摘花がヒロインの物語は画期的な感覚に縁って綴られたというしかないわ。そう捉えるとき「童女がメイン」のドラマが最近散見されるのは画期的な進歩だと思う。日本の平安時代だったの。紫式部はナニを末摘花に期待したのかしら?あなたも気になるか知れませんけど、日本民族の優秀性・延いては紫式部を生んだ根源を知りたい想いが泡のなかにはある。


作者・紫式部は「美」への関心がとても高かったと思う。あなたの美意識もきっと高いよね?あぶくも美しいものに惹かれるわ。末摘花の出自は高い設定!だけどあぶくは出自に特別の関心はないわ。光源氏の出自も高い。世間的なバランスを言えば光源氏と末摘花はお似合いなの。それでも末摘花が幸せを得る要素は0(ぜろ)なの。幸せを得る係数0の女性がヒロインになる設定だなんて馬鹿馬鹿しいお笑いの世界でも詰らないわ。そうすると他の女性の優越感をくすぐる脇役が似合いね?


結局幸せ係数に二種類あるの。だから「社会性」のものと「個」に具わるものね。これは紫式部から導き出されたものなのよ。あぶくは作者に納得したに過ぎないわ。光源氏の価値観は社会性と個の間で揺れていた。あなたはいかがでしょう?社会的な価値観とあなた独自の価値観のドチラが大事と思います?日本人は社会性を優先する民族だと世界中に夙に知られているからね。「他の皆さんは飛込んでらっしゃいますよ」と言われて慌てて海に飛込む文化?それであなたは日本人らしい?


紫式部が流行・大勢に合せて末摘花を嗤(わら)っていたら源氏物語は生れなかった。だから紫式部は流れに合せて済ましたくなかった事実がみえるよね。どちらかというと宝剣匠さまの感覚に近い。そして匠さまを支持しているあぶくは変人みたい?ともあれ紫式部は末摘花を愛づる人。その末摘花を愛づる光源氏。こう導かれてきて現代日本女性の多くが光源氏に惹かれる根拠が見える。高貴の光源氏だから?違うわよね!光源氏の真の美意識を多くの女性はどこかで感じているのでないかしら?


なんにしても多くの近代的な女性は光源氏の美意識に拍手を送っている。強引すぎる結論になったかしら? チャンチャン 笑 🐈

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