第7話 拾得者
11月の肌寒い頃、僕は女の子を拾った。
身長190cmの朱里くんと飲み歩いていた。
ちなみに僕は185cm。目立っているふたりだった。
何件もハシゴして、AM2時くらいになった頃、カラオケ屋の前で、うずくまって泣いている女の子がいた。カワイイ。
僕は、「朝まで営業している居酒屋さんがあるので、行こうよ」と誘った。
彼女は、寂しかったのか来てくれた。
大盤振る舞いで注文し、話を聞いていたら、「彼氏にフラれ、ひとりになるのが、怖い」と泣きながら話をしてくれた。
じゃ、「ウチに来るか?」と言い、居酒屋を出る。
タクシーを止め、彼女を乗せて僕も乗ろうとすると朱里くんが、割り込んでくる。
この時、朱里くんは、コイツに任せると彼女は大変なことになると思ったらしい。
そして、朱里くんの部屋に3人で、泊まる。
皆が寝静まった時、彼女にキスしてみた。
反応がない。
面白くないで、僕も寝る。
朝起きると彼女は「水が飲みたい。水道水でいい」
遠慮しているのかな。
そして、僕は、「友達になろうよ」と言って握手を求めた。
しっかり、握手をしてくれた。
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