険しい山道

 30分ほど歩いても、紅葉が見られない。

 それどころか、道がどんどん険しくなっていく。

 目の前に大きな木が倒れている。


「行くぞ」


 ルギーが木をよじ登って奥に進んでいく。


「モモッチ、つかまって」


 安永が木に登って、モモの手を引く。


「ありがと、ヤスケン」


 モモが安永の手を借りて、木を登っていく。


 15分ほど歩いて標識のあるところでなっちゃん先輩がルギーに声をかける。


「ルギーさん、少し休みましょうよ」

「ああ、そうだな。ここで少し休憩しようか」


 休憩をとる一同。ルギーは標識を眺めている。


「拳ちゃん。この『ブンブン小屋』って気にならない?」

「いや、それほどでも。俺は『栗生の滝』のほうが……」

「そうか、『ブンブン小屋』はスリルがありそうなんだけど」

「今日はスリルはいらないんじゃないですか?」

「そっか、じゃじゃじゃじゃあ『栗生の滝』にしようか」

「そうですね」

「じゃあ、休憩おわり。『栗生の滝』にレッツラゴー!」


 一同は癒しのスポット『栗生の滝』に向かった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る