男たちの行進
8月5日13:00。安永拳たちカラーバトン隊は慣れない手つきで大きな旗を持っていた。安永たちの前に立っているのは鈴井校長ではなく、若い男性だ。
「こんちわ。本当の『特別コーチ』のルギーマーチングバンドの羽田です。みんなよろしく」
「よろしくお願いします」
緊張した面持ちのカラーバトン隊。やっとまともな練習ができると期待する一同であった。
「じゃあ、旗持って5キロ行進ね」
「ええ?」
「はい、文句言わない。じゃ、はじめ!」
鈴井校長の時とあまり変わらない練習内容に一同は失望した。男たちの厳しい行進がはじまった。
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