あすか先生とミッフィー

 一方、音楽室ではなっちゃん先輩をはじめとするルギーマーチングバンドのメンバーが吹奏楽部の生徒の指導にあたっていた。三日月モモたち吹奏楽部の部員たちも練習に力が入る。



 保健室ではあすか先生がモモのペットミッフィーをじっと見つめている。


「かわいいわね、やっぱり。マロン……いや、ミッフィーちゃん」


 終始笑顔のあすか先生。ミッフィーはその笑顔に不気味さを感じ、ベッドの下に転がり込んだ。


「あ、ちょっと待って、ミッフィーちゃん」


 あすか先生がベッドの下にもぐりこんだミッフィーを見ると、


「あれ?光ってる」


 なんと、ミッフィーがベッドの下で光っていた。


「ミッフィーちゃん、光るんだ。かわいい!」


 あすか先生はベッドの下からミッフィーを取り出し抱きしめた。ミッフィーは逃れようともがくが、あすか先生の抱きしめる力が強く、抜け出せない。

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