2月の日曜日
日曜日 朝からパン一斤
とある2月の日曜日10:30。三日月モモは日曜日にはたいていこの時間に起きる。二階の自室から一階のキッチンに食パンを二枚取り出し、オーブントースターに入れスイッチを入れる。3分後トーストが焼きあがると、ベーコンエッグをおかずに朝食がはじまった。トーストを2枚食べ終えると、また食パンを2枚オーブントースターへ。焼きあがったおかわりのトーストを食べ、また食パンを2枚オーブントースターへ。その繰り返しでモモは食パン一斤食べてしまった。
モモが朝食を終え、ソファに寝転がってテレビを見ようとしたら、母・雅子がモモを呼んだ。
「ちょっと、あんた。すぐ寝転がると太るわよ。そんな暇なら、ほらミッフィーの散歩でもいってらっしゃい」
「えー、めんどい。しかもこいつあまりなついていないし」
ペットのミッフィーの散歩を面倒くさがるモモはソファでふて寝をしはじめる。自堕落な娘の姿に見て、母・雅子の雷が落ちた。
「つべこべ言ってないで、さっさと行きなさい!晩ごはん抜きにするわよ!」
「もぉ、わかったよ。い・き・ま・す・よ」
「じゃ、お願いね」
「じゃいってきます。行くよ、ミッフィー」
ペットのミッフィーは数歩歩いたあと、転がってモモの後についていった。
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