本命チョコ?

 一方、下駄箱の前で一人たたずむモモ。かばんの中から包みを一つ出し、


「安永君……」


 と小さくつぶやいていた。そこへ何か足音が聞こえてきたモモはあわてて包みをとある下駄箱に入れ、見つからないように走り去っていった。

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