第8話 情報の氾濫について
情報の氾濫は恐ろしいものである。
「興味がある」程度のことですら、全てに食いついていたらあっという間に時間を使ってしまう。
結果として、何らかの工夫が必要になる。情報を意図的にシャットアウトするか、食いつくレベルを引き上げるか、あるいは自らの処理能力を向上させ、自分自身に求めることに自分自身の実際の能力を追いつかせるか。
氾濫する情報の大半は下らないことだ。少なくとも、それを知ることで何か世界の本質だったり人間心理の本質だったりがつかめる訳ではない。
そして、殆どの場合は知らなくても生きていける。
それでも、目を引く情報は絶えない。何かへの期待なのか、好奇心のなせる業なのか…。
情報は時として創造性の契機となる。その意味で、全くの無情報も問題だが、現代では情報過多の方が危険なので、情報との距離の取り方を考えなければならぬ。
氾濫する情報に埋もれ、何も生みだせないまま終わるのは、つまらない話だ。
(追記)
最近は情報過多の中でスマホに頼りきりになったけっかデジタル認知症と称すべき病にかかる人も一定数いるという。
データとしても、情報過多の恐ろしさがよく分かる話である。
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