第18話 地縛霊少女 香夜
ヤマダは自宅の丸木小屋へと帰宅した。日は沈み、薄暗くなってきている。町で買った弁当をテーブル置く。モグ子と別れてから、ヤマダはアルバイトを探した。夕日が沈むまでになんとか、見つけることができた。それは野菜売りの店の配達のバイトである。
いろいろとアルバイトの口はあったが、中年のおっさんは面接で若者に勝てない。採用1名で若者が相手なら100%採用してもらえないのだ。
日本でも今でこそ、人手不足でおっさんでも雇ってもらえるようになったが、ちょっと昔は、おっさんはアルバイトを選べなかったのだ。そしてここは異世界。ここでもおっさんは敬遠される。
そんなおっさんの悲哀を嫌というほど味わったヤマダ。日本ではカリスマ経営者だったのに惨めである。だが、ヤマダはこうなって初めて知ったことがある。
おっさんは丸裸になった時にその真の価値が分かる。
ウサギ男ヤマダ語録5
社会的地位とか、経済力とかをとっぱらった時におっさんとして価値があるかないかは、人間性しかない。初対面であった人間に一瞬で信頼されるコミュニケーション能力、見た目である。
おっさんの見た目は、100%清潔感で決まる。
ウサギ男ヤマダ語録6
どんなに高価なものを身につけていても、脂ギラギラで体臭がするおっさんでは信頼は得られない。安物でもちゃんと洗った清潔感のあるものを身に付ける。体も毎日洗ってヒゲの手入れもする。こまめにできるおっさんは、着飾らなくても好感度は高められる。
ヤマダは拉致された時のダークスーツ姿であるが、シャツは洗って真っ白。ジャケットやパンツは脱いでシワを伸ばす。ネクタイもきちんと締める。この世界の人間が見ても、見た目はきちんとした信頼できる感がある。
だが、アルバイト採用では苦戦した。
なぜなら、ヤマダはウサギ男だからだ。清潔感のある格好も人当たりのよい言葉使いも全てが変なウサギ仮面で台無しとなる。
町で歩いたり、食事したりすることは問題なかったが、いざ働くとなると断られた。これは仕方がない。スーツ姿のおっさんがウサギの仮面を被ってコンビニの面接を受けたら、100%落ちるだろう。
(こいつ……やべえ)
100人の店長が100人ともそう思う。
おっさんのコスプレは誰も欲していない。それを知ることが重要だ。
ウサギ男ヤマダ語録7
だが、このウサギ男の姿が最後に生きた。野菜売りのおばさんは、ヤマダの格好を見て、足が早そうだからと雇ってくれたのだ。仕事が午後というのもいい。午前中に注文した料理店に野菜を運ぶ仕事だからだ。
(1日で銀貨3枚のアルバイトだが、毎日やれば金貨9枚は稼げる。切り詰めれば生活費は金貨5枚でいける。そうすれば、1月に貯金が金貨4枚。3ヶ月でシルバーカードへ昇格だ)
ウサギ男ヤマダ。よほどギルド銀行のカードが悔しかったらしい。
おっさんは、悔しさを根にもつものである。そして、根に持つおっさんは侮れない。 ウサギ男ヤマダ語録8
「さて、帰ってみるとここは実にさみしいな」
家に帰っても一人。日本にいるときはあまり感じなかったが、この異世界では人が恋しくなる。この際、人じゃなくてもいい。
(この際、モグ子の奴でもいた方がマジと思える……)
椅子に座ってテーブルに置いた弁当を食べる。すると、コツコツと家の中で音がする。それはやがて、パキパキという音に変わった。
「モグ子か?」
ヤマダの声が丸木小屋に響くが、モグ子ではなさそうだ。なんだか、不気味な音である。それはどんどんと音量を増していく。
(ち、ちょっと待てよ……忘れていたけど、この物件はワケありだったよな。昨日はモグ子が現れて、忘れていたけど。いや、ワケありの原因はてっきりモグ子だと思っていたけど、よく考えれば……)
モグ子は昨日偶然にここへ穴を掘って現れた。不動産屋が話していた内容とも合わないし、第一、時系列が合わない。この家に現れるという怪奇現象は別物なのだ。
「ということは、この音が怪奇現象?」
パチッ、パチッ……今度は何かが爆ぜる音。完全なラップ音である。さすがにヤマダも怖くなった。こんな森の中の丸木小屋である。おっさんでも怖い。テーブルに肘をついて耳をふさいだ。そして目線が下になって気がついた。
(テーブルに下に何かがいる……うそ、やべえ。これはやべえぞ!)
ヤマダの心は見るなと叫んだが、行動は逆であった。座っている自分のへそを見る。そこには、黒い髪で前髪パッツン。黒い大きな瞳と真っ白なワンピースを着た女の子と目が合ってしまった。その間5秒のフリーズ。
「ギャワワワワ~」
「ふわわわわっつ!」
ヤマダと白い女の子は同時に叫ぶ声を上げた。
白いワンピースを着た少女には足がない。つまり幽霊(ゴースト)なのだ。幽霊は怖いのだが、ヤマダの叫び声で少女はビビった。そのビビった姿にヤマダもビビった。
だが、ヤマダはおっさん。おっさんの経験値はパニックからの脱却には役立った。すなわち、ビビってテーブルの下で固まっている幽霊よりも早くヤマダの口は開いた。
「お、お前は誰だ?」
「……わ、我……は香夜(かや)じゃ……ケケッ」
変なしゃべりかたをする幽霊である。特に語尾。幽霊だけに少し不気味である。足が透けて見えるから人間ではないのだが、それ以外の姿は可愛らしい。顔はまだあどけなさを残した少女。年齢は10歳を超えた方どうかという姿である。
「ここは俺の家だ。出てってもらおうか」
さすがおっさん改造人間。幽霊に対して堂々とした態度である。ヤマダもこの世界に拉致られて、改造人間にされなかったらこのような態度は取らなかったであろう。ビビって、部屋の隅で頭を抱えていたはずだ。
「それは無理というものじゃ。ここは昔から我の住処なのじゃ……ケケッ」
自分のことを香夜と名乗った幽霊。よくよく見ると可愛い姿である。着物でも着せれば座敷わらしと言ってもみんな信じるであろう。
(ああ……不動産屋の奴、こいつのことを隠していたな)
一応、自己物件だと告白したが詳しいことは教えてくれなかった。一晩泊まって何もなかったと言っていたが、絶対嘘であろう。でなければ、契約と同時に逃げるようには帰らない。
「昔からとお前は言うが、家賃を払っているのか?」
「……地縛霊が家賃を払うわけがないじゃろう」
「なら、払え。権利を主張するなら払うべきだろ」
さすがヤマダ。地縛霊に家賃を請求した。香夜は困ったような顔になった。今までの住人は、みんな不気味がってすぐに出て行ったのだが、屁理屈をこいて家賃を出せと言った人間はいなかった。
「見たところ、お前はおっさんじゃな」
「おう。ヤマダだ。38歳。おっさんだ」
ヤマダ、開き直っている。そして幼女幽霊に対して態度がでかい。
「我のような幼気な少女からお金をせびるのはカッコ悪いじゃろ」
「カッコ悪くない。これは正当な権利だ。年下なら年上に貢がんかい」
最低であるが、この場面では有効である。相手は幽霊だ。弱みを見せずマウントしなければ、取りつかれるかもしれない。
そんなわけで、ヤマダは自分のペースに寄せたと内心でほくそ笑んだ。突然現れた幽霊にたじろかず、その幽霊に言葉で圧倒している。だが、その優位は崩れ始める。
「……お主は38歳と言ったが、我は180歳じゃ。お前のその論理に従えば、年上を崇めるものじゃろ」
「ひゃ、ひゃくはちじゅう?」
思わずヤマダは聞き返した。どう見ても10歳程度の女の子である。だが、彼女は地縛霊。180年前にここで死んだと考えればそれも納得である。
「お主、何か深刻なことに見舞われておるな……」
そんなことを意味深に言われるとヤマダは神妙になる。どう見ても幼女の幽霊だが、自分より年上と言うならそれも納得できる雰囲気になる。
ヤマダはこれまでの経緯をこの幼女幽霊に話した。魔界から密命を受けて旅立ち、今はなぜか勇者パーティのペットとして飼われていることだ。
「ふむふむ……なるほど。これは試練じゃな」
「試練?」
「そうじゃ。お前はその女勇者……チョコ・サンダー何とか」
「サンダーゲート」
「そのチョコ・サンダーゲートという最強で最凶な女勇者と結婚しないといけないわけじゃな」
「……そういうことになるな」
「今のままでは不可能じゃな」
「?」
ヤマダ首をかしげたが、それは前から感じていたことだ。香夜は続ける。
「そもそも結婚するということは、そのチョコとやらをお前は愛しているということじゃな」
「い、いや、それはない……あんな最強で最凶な女は怖い」
「それじゃ無理じゃろ、ケケッ」
「……」
「愛がないのに結婚を了承する女はいないのじゃ。そんなことは当たり前じゃろ」
「そうか……そうだよな……うわああああああっ……」
ヤマダは頭を抱えた。そうだ、結婚とは両者が愛し合い、真剣にならねば絶対にできない行為なのだ。それもしないで軽くプロポれば失敗するはずだ。
今回の場合、最強で最凶な女勇者にプロポり、失敗することは即死を意味するのだ。危なくヤマダは死ぬところであった。というか、そんな基本的なことを考えていなかった。
「そもそも、お主よ。その最強で最凶な女勇者。イメージだとゴリラのような、いわゆる類人猿最強みたいな容貌の女を愛せるのか?」
「ゴリラ、類人猿最強?」
ヤマダは勇者チョコの容姿を思い出した。まずは顔。すごく整った顔は美しい。間違いなく美人さんだ。奥さんにするなら自慢できる。
そして体。男は女の体も気になる。少し背が高いが、モデル体型のすらっとした体は男を惹きつける。胸もそこそこあるし、何より腰からお尻がセクシー。勇者の装備から出ているすらっとしたももや細い足首は、もうベッドで舐めましたいと聖人でさえも変態になってしまうほどである。
それに若い。おっさんにとって若い嫁はそれこそ夢のような存在。すべてのおっさんが求めてやまない究極の存在。但し、多くのおっさんはそれを求めて全て討ち死にする。それが達成できるのは、ハリウッドセレブや大金持ちだけである。
普通のおっさんは、それなりの年の女性と結婚できれば十分幸せである。いや、そっちの方が絶対に幸せだ。それでも一度は憧れる若い嫁。男はおっさんになっても夢を見るアホである。
勇者チョコの姿を思い出すことでヤマダの顔はニヤける。傍から見ていると気持ち悪い。だが、ヤマダは変態ではない。真面目なおっさんである。真面目なおっさんを地獄に落とす魅力が女勇者にはあった。
「お主の顔を見ると、気持ち悪いのじゃ。悪いおじさんみたいじゃぞ」
「悪いか!」
「そういう顔をするから男は信用ならんのじゃ」
「幽霊に言われたくはない。それに健全なおっさんならいい女には惹かれるものだ」
「ふむ。ということは、その女勇者は男なら誰もが惹かれる魅力的な女ということじゃな」
「容姿は認めよう。だが、結婚するのに容姿は関係ない」
「ほう……お主、よいことを言うじゃないか」
ヤマダはおっさんである。おっさんになると出会った女性も多い。そしてたどり着く真実がある。一緒にいたいと思う女は容姿とか若いとか表面的なことは関係ない。心が通うかどうかだ。ここの安らぎを理解できるには、男も40歳近くにならないと無理である。
「で、ヤマダよ。心を通わせるにはやはり恋愛するしかないようじゃが、その女勇者と恋愛できるのかや?」
「……無理……絶対に殺される……俺はおっさんだし、ウサギ男だし……」
「ケケッ。急に弱気になったのじゃ」
「もうすぐ40だし、ビールを飲むと腹が出るし、痛風にも気をつけなきゃいけないし」
「カッコ悪いのじゃ」
「疲れやすいし、目もかすむし、精力剤飲まないと朝の元気はないし」
「悲惨じゃ……」
ヤマダが落ち込むのを見て、香夜はポンと胸を叩いた。
「それでは、我が手助けしてやろう。ヤマダの恋愛を助けようじゃないか」
ヤマダは(ふう~)と息を吐いた。これはため息である。さすがに落ち込んでいても大人なヤマダ。幼女幽霊の説得力のない申し出を一蹴する。
「幼女のお前にそんなことできるわけないじゃないか」
「ヤマダよ。我は180年以上生きていると言っただろう。お主よりも恋愛経験は豊富だ」
「幼女じゃ説得力がない。魔法少女級の青臭い恋愛ストーリーはお呼びじゃない」
「失礼じゃな。我は幼女の姿をしているが、生前は80歳まで生きたのじゃ」
「え、じゃあ、ロリババア~」
香夜はヤマダに指さした。幽霊のもつ特殊能力。デスタッチである。いわゆるエナジードレン。ふにゃふにゃとその場で腰を抜かすヤマダ。エナジードレンは摂取カロリーの全てを奪い取る。よって軽い栄養失調状態に陥るのだ。
「ち、力が出ない……」
「失礼な男にお仕置きじゃ。そもそも、お主よ。お前は恋愛経験ないだろう」
「ううう……」
一応ヤマダには女性とそれなりの関係をしたことはある。それは向こうから誘ってくるから。社長で金持ちのヤマダには、据え膳というのはたくさん提供してくれたのだ。
だが、好きになった女は不思議といない。一度だけ、たった一度だけ、そんな気持ちになった女はいた。だが、それは悲惨な結果に終わった。
ある意味女性には冷めた気持ちをもっていることにヤマダは気づいた。それは、女は面倒だと一言で片付けていたことの影に隠れていた複雑な思いなのだ。
「ない。確かに両思いになったことはない」
「かわいそうな奴……ううう……」
「な、泣くな!」
見た目幼女幽霊にそんなことで泣かれたら、惨めである。とんだ罰ゲームである。
「それではまず、ヤマダのことを好きになってもらわなければならないと思うのじゃ。好きになってもらえば、殺されることもあるまい」
「そうれはそうだが……俺はおっさんだし」
「おっさんからアプローチするからセクハラになる。かっこいいおっさんは、女の方から誘ってくるものじゃ。それは経験あるのじゃろう」
「それもそうだが、金や地位は今はない。俺は弱い、貧乏なウサギ男に過ぎない」
「うむ、えらいのじゃ。自分のことよく分かっている」
感心したように腕を組み頷く香夜。正直、全く嬉しくないし、デスられているとしか思えないヤマダは投げやりになっている。
「ヤマダよ。セレブでなくても、芸能人でなくてもモテるおっさんはいるぞよ」
「そんなのいるのかよ」
「なんやかんや言っても、男も女の中身。魅力というのは最高の媚薬じゃ。そして、おっさんは経験値において若い男を超えることもできる」
「無理やろ、おっさんは若い男には勝てんわ」
ヤマダの言葉には重みがある。おっさんはその滑稽な響きから、数多くの小説で主人公に取り上げられている。しかし、多くは転生して貴族の子供になったり、転移と同時に神様にチートな力を与えられ、ついでに若返らせてもらったりする。
これは物語上の必然である。年若い女の子にキャーキャー言われるのは、若返るしかない。稀におっさんのままの場合は、ハーレム路線は封印となる。
じゃないと、おっさんでハーレム若い女の子のきゃーきゃーと言われる物語。そんな脳内妄想はあったにしても。それはおっさんの脳内奥深くに厳重に封印するものだ。
うっかりだそうものなら、(こいつ……イタすぎる)(やっちまった)(勘違い野郎)(おっさん道が分かってない)(キモ……)
もう立ち上がれない。以上。
「お主よ、おっさんはおっさんの強みを生かす。それを磨くのじゃ」
「強み?」
「経験、懐の深い態度、品のある行動……いっぱいあるぞよ」
「……そうか……おっさんは金だけじゃないのだな」
「そうじゃ」
「おっさんは社会的地位だけゃないのだな」
「そうじゃ」
「チート能力がなくても、若返りの魔法をかけてもらわなくても……」
「そうじゃ……というか、面倒じゃの」
香夜は耳をホリホリしてめんどくさそうに答えた。
「し、師匠~っ」
どうたら、ヤマダは完全に洗脳されたようだ。幼女にそんなことを言ってひれ伏すおっさんがいたら間違いなく通報されるだろう。
「まずは肉体じゃ。お主はおっさんにしては、いい体をしているがそれだけでは勝てない。ましてや、腹の肉がデブっとマフィントップだと嫌われる」
「やっぱり、見た目じゃないか、師匠」
「違う。腹の肉はだらしない生活の結果じゃ。女はそういうだらしなさを嫌悪するのじゃ。どんなブ男でもできることはある」
「?」
「顔は整形するしかないが、体型は自己管理とトレーニングで変えられる。まずは運動、筋トレ、適切な食事にきちんとした生活じゃ」
「それはしているつもりだが……」
「甘いのじゃ。おっさんの代謝率の悪さをなめんなよじゃ。若者に勝つにはストイックな生活じゃぞ」
「師匠、俺はやります。腹筋100回、腕立て伏せ100回をノルマに。食事にも気をつけます。次に何をすればいいのですか?」
「細かいことはこれから教えていこうぞ。だが、次にやるとしたら仕事じゃな」
「仕事?」
「そうじゃ。仕事のできるおっさんは魅力的じゃぞ。仕事は生きるための必要事項じゃ」
「なるほど……」
動物の世界でもこれは言える。強くて勇敢で賢く、食べ物をたくさんもってこれるオスのみがメスと暮らせる。弱くて臆病で馬鹿な奴にメスは絶対に来ない。チャラチャラして甘い言葉一つで女に貢がせるようなヒモ男は人間だけである。
「じゃあ、明日からの仕事を頑張ろう」
ヤマダの仕事は勇者の事務仕事の手伝いである。それくらいなら、元会社経営者のヤマダならお茶の子さいさいである。
「それじゃ、これから毎晩、お前の成果を聞こう。我は眠いからこれで消えるのじゃ」
ヤマダは生まれ変わったような気がした。焦ることはない。おっさんの魅力で女勇者チョコ・サンダーゲートを恋に落とす。彼女を愛せるかはまだ分からないが、それが達成されたとき、プロポる。任務成功なら魔界は平和になり、ヤマダは元の体へ戻してもらって日本へ帰ることができるのだ。
おっさんは自分の魅力を磨こうと思った時に、腹筋をする。しかし続かない。
ウサギ男ヤマダ語録9
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます