第12話 御嶽蛇神(おんたけのかかかみ)との出会い
ヒカネの一行は、
このあたりに住む一族の中心であり、どのような
「
ホホノキ神は、火の神に相応しく
「ヒカネの君よ、よくぞこのような山深き
とても火の神の容貌からは、想像できない
「
その言葉には、ホホノキが守ろうとして、守り切れなかった多くの
「それだけではない。
「父オトウツシより、聞いたことがあります。
「おお、よくご存知である。そのことでございます。言い伝えのごとくに、
この時、ホホノキ神は、山の
「おぞましき科野(しなの)の火焔(ほのお)族、クロ族が復活する。」
と言うのがわれら浅間のつち族、
またまた、恐れの湯気が吹き出した。
「
「なんと、
思わず、ヒカネは前のめりに口を開いた。ホホノキ神は、ヒカネの
「
「なんと、
「
「クロ族と言われますか。
「クロ族は千年の昔、なれの先祖、
クロ族の話を口にする度に、ホホノキ神は、
「
ホホノキは、ヒカネの心を包み込むように、穏やかに諭し、浅間カカナ神の事を語った。
「浅間の
話には聞いていたが、ヒカネは改めてこの地が浅間の
「
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