第25話 前日譚
その日の哀れな飼いひよこであるぽっぽ君は、夜中に出るというおばけに恐怖を覚え、何度も研究室のこーちゃんに電話した。しかし電話はガチャ切れされ、ぽっぽ君はこーちゃんに捨てられたのではないかと恐怖し、家で1人で泣いてたのであった。
こーちゃんが家に帰ってくると、えーん怖いよーと言って、両手を上げた。
いいからお前も大学に来るんだよ。雇ってやるからな!それと結婚だからな!
こーちゃん?こーちゃん?本当にずっと一緒にいてくれるの?ぽっぽ何でもするから捨てないで。
お前みたいなひよこを捨てるなんてどんな奴なんだ!そんなやつ殺すからな!
大丈夫、こーちゃんがいてくれるのなら。
ぽっぽ君は涙を流しながら、こーちゃんの温かい手に包まれ、眠ってしまったのであった。
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