第27話 ぽっぽ君 不貞をする?
その日のぽっぽ君は、スラ研のチワワ先生とロシア語の勉強をしていた。フコスニ!フコスニ!先生、このお菓子は美味しいね。そうだね、うん。さ、ぽっぽ君、君、お菓子目当てなんだろ?帰るぞ、とこーちゃん。まあね、外国語ね。僕は12、3語喋れるけど、ロシアの戦争も気になるし、いいんじゃないのかな?うん、ぽっぽはロシアの新聞を読みたいの。
ある日、またスラ研を訪れたぽっぽ君は、やつれた学生を見かけた。あ、いつも挨拶してくれる人だ。元気がないみたいだから、ぽっぽの力をわけてあげよう。ぽっぽ君が握手を求めると、僕は君と結婚するんだよ。とやつれた学生は言った。ぽっぽ君はよく意味がわからなかった。ついてきなさい。そう言って学生はぽっぽ君を自宅まで案内し、そこで倒れた。ぽっぽくんはなんとか学生の鍵を探し出し、部屋で休ませた。学生が起きると、おはよ。何食べたい?とぽっぽ君が言うと、学生は突然部屋の鍵を全てかけた。あのー。あのー。とぽっぽ君。この子は軟禁しないとダメだ。すぐあいつの元に戻るから。
その時、学生の自宅のアパートまで、こーちゃんがやってきた。お前、不貞だからな!そいつと付き合えよ!えーんえーん。ぽっぽ君は何度も頭を張った。それにしても、とおさか君は人の妻を攫うとは、警察呼ぶからな!
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