鼓動

夜と朝とが混ざり合う時刻

コト コトン

温かくも寂しい音に目を覚ます

一つは私の胸のなか

一つは隣の貴方から

鼓動のカノン

二人が滅びた後も続く

輪廻の鼓動

何度でも

何度でも

繰り返す


触れ合って眠る貴方の夢を覚まさないよう

そっと指と指を絡めて


私は

あなたに会うために

生まれてきました


そんな風に

生きてみたかったのです

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