再会と安堵
<精神世界>
零:…おじさん…良かった…!
イド:すまん、力及ばず捕らわれてしもうた。肩は痛く無いんか?
零:…………そういえば、さっき触られたけど痛くなかった……どうして………?
イド:ふむ。さすが医者か……(かつてのわしを治したんと同じ…敵味方の区別なく治療するって訳やな………変わらんの、日向…エル。)
ほいで……兄やん。これからどないするんや?言うて日向はしつこいで。逃げたってまた追わえて来るど。
伊達に諜報の長しとる訳やないけ…相手が悪いな。
零:…………どう、すれば…。
イド:じゃが…急いで逃げる必要はあらへんな。そもそも処刑するんなら怪我を治したりせえへん。
枷も何もしとれへん辺り投獄の扱いでも無さそうや。得物も取られてないけ…様子見でもええと思うがな。
(零は胸元を握りしめている。身の回りで起きた出来事が想定とことごとく異なる今の状況が理解できず動揺を抑えられないらしい)
……兄やん。ちっと休むがか?逃げるにもその身体やと動けまいて。
零:…………うん。
おやすみ…なさい、おじさん。
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