大神官様と神託

「リリー、待たせてご、め・・・!?それっ・・・!!」


「これ・・・?スピリット・レイピアだよ、かーさま。」


「ほらほらあなた!!やっぱりこの子ですよ!ほらね〜!!!」


「ああ間違いない!大神官にきちんと証明してもらおう!」


「ええそうねええそうねー!!」


なんだか分からないけど、まぁいいや。


【大神殿】


「ラズベット!」


「!キャルロット!久しぶり、元気にしてた?」


「ええ。それよりラズベット!この子、どうやら**みたいなの!」


その二文字だけ聞こえない。なんで?


「えっ!!本当?待ってね。リリー・ホワイトローズちゃん、こっちにおいで。」


「はい。・・・」


わぁ・・・!向かったさきはとても綺麗な場所。ラズベットさんによるとここに入れるのはラズベットさんだけらしい。


「あの、ラズベットさん。大神官様はどちらに・・・」


「・・・目の前見てみ?」


ラズベットさんしか居ない・・・!もしかして、・・・


「ラズベットさんが、大神官様?」


「ええそうよ。そしてここは大神官専用の祈りの間レーズレーヌと呼ばれているのよ。」


レーズレーヌ・・・。


「神よ。あなたの御子のお1人、リリー・ホワイトローズ公爵令嬢です。彼女の手にしたスピリット・レイピア。一体何を意味なさってらっしゃるのですか・・・?」


するときらきらとキレイな何かが降ってきた。


「綺麗・・・」


降やむと同時にラズベットさんが、倒れた。


「ラズベットさん!」


駆け寄ろうとするが要らぬ心配だったようですぐ立ち上がった。


「ふぅ・・・。大神官の体・・・久しぶりだわァ」


「・・・貴女は・・・?」


「私はここの守護、女神レーズレーヌ。あなたとあなたの両親への信託のために来たのよ。」


「父と母と私の・・・?二人を読んできますね。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る