ママとパパ1

(ウェパールは日向と卯月を眺めている)


ウェパール:ひらひらのたくしあげ……えっちぃ………


音無:(た、たくしあげって…服の裾の事だろうな…やっぱり。)


酣:そもそも捲るものではないんですけど。(スカートとかなら分かりますけど…)


ウェパール:…………まま?


(ウェパールは二人を見つめると首を傾げた)


酣&音無:…………!?


卯月:……ほぅ。女体化ですか。また新たな性癖が発露したようで何より…


(何故か卯月は微笑んでいる)


日向:呑気に言ってる場合ですか!?ちょっとウェパール、此方に来なさい!頭を打ったんですか、それとも暑さで参りましたか?診てあげますから!


卯月:ちなみにどちらが女体化するのでしょう。実に興味深い…


日向:冗談を言ってないで貴方も来なさい!


(日向は卯月も捕らえると二人まとめて医務室に連行した)


音無:どどど……どうして…女体化?ま、"まま"って…………そういう意味で?


酣:……そう言えば昼間にスカートのたくしあげ画像見てましたっけ。


音無:にしても脈絡が無さすぎて何がなんだか……


院長:むふふ。バカ弟子にとっては黒歴史の再来だねぇ?たぶんウェパールはバカ弟子のことをママと呼んだんだと思うよ。


酣:キモナシ様………?


音無:(あ。凄く悪どい気配を感じる…!何故か俺まで寒気がしてきたんだけど…)


院長:ね、二人とも。いいもの、見せたげよっか?


(院長は古いアルバムを手に持っているようだ)


酣&音無:こ、これは……!


院長:むふふ。守護天のリエル君とイド君が着せたんだっけ。や、懐かしいねぇ。


音無:日付が……去年の6月…?そんな前に女装させられてたとは…


酣:(どうしてキモナシ様がこのお写真を……?)

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